社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

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美容師は説明しても理解できないから(怒)

前回の記事で美容師さんからも反響があって。
意外といえば以外なんだけど、別に恐怖を煽ってどうこうってつもりはありません(笑)

脱毛ムース

若い美容師さんたちの間でパーマ離れが起きていて、それに纏わる関係者の悲痛な声も僕には届きます。
 
「社長、何とかならないですかねぇ」

どうにもならないでしょ(笑)
昔ながらの習慣変えていくしかないんだと思う。

メーカーは売ろうとするだけでなぜ必要なのか?
どういう事が起きているのか?

まず、美容師さんにそこから理解してもらわないと。

昔ながらの習慣とは?
1950年代に第一次パーマブーム。

これが後に空前のソバージュブームまで40年間続くわけなんだけど、山野愛子さんでおなじみの電熱パーマ。頭からコードがいっぱいのあれ(笑)


当時美容室経営は女性の仕事とされ、50代、60代の女性オーナー全盛の時代。

後に時短の意味も含めて美容業界に2欲式のパーマ液が誕生する。


パーマの工程は1剤(還元剤という)を塗布しながら軟化させて髪を自由に加工できる状態に。ロットに巻き付けられた髪はやがて酸化されて形状を変化させる。

軟化の見極めから、pHコントロール、還元剤の除去(中間水洗)臭素酸塩を有効に作用させるための酸処理などなど。


ここで問題だったのは
「なぜ?」
が抜けてしまったこと。

昔、僕がこの業界に入ったときによく聞かされていた言葉。

「美容師は理解力がないから、説明するだけ無駄でしょ」と(笑)

僕も美容師だから最初、何ぃ?
って思ったんだけど。

でも妙に納得できたことでもある。

当時、おばちゃん先生って全盛な時があって。
すみません。怒られちゃうかもしれませんが^^

女性は特に化学とか理屈が飲み込みにくいと。

そこでメーカーの人間たちは考えた挙句、使い方の工程をマニュアル化して徹底的に覚え込ませようとしたんですね。



例えば1剤塗布後、カールチェックは美容師であればだれでもわかるだろう。
その後完全に還元剤を取り除かせるためにスポイト3回分の中間水洗を徹底。
還元剤が残ってしまうと、2剤が働かない。

また当時はブロム酸が最も安全な酸化剤として発売されていたわけだけど、ブロム酸は酸性に振らないと酸素を放出できないことから、酸リンスで処理。

酸素3つの分子を持つブロム酸(NaBrO3)の使用方法として毛髪内にある水素の分子を奪うためにどうしても3分~5分の中和時間が必要。

そして5分放置を2度繰り返させる。

「そうだ、この工程を徹底させよう」

これが当時関係者の答えだったと、良く聞かされた(笑)


4月からお世話になる山野美容芸術短期大学でも、授業をどんな内容にするのか?
先日担当の教授とお話しさせていただいた際にも、
「普段美容師があまり知りえない裏話をどんどんしてほしい」
「シャンプーやトリートメントをバケガクという観点で面白い実験を目の前で見せてほしい」

この2つに強い要望をいただいて。

;例えば1000円でドラッグストアなどで販売されているシャンプーの流通経路や、1000円で販売するためには中身であるシャンプー自体の原価はいくらなのか?

誰が一番おいしい思いをして利益を上げているのか?

暴露しちゃおうと思います(笑)


美容師さんに足りないもの。
それはやはり
「なぜ?」
なんだと思うな^^

 
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