社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

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育毛成分「ピディオキシジル」はミノキシジル誘導体

やっと冬が終わったのかな?
朝、犬の散歩に行くと季節の移り変わりが良くわかります^^

桜はあと1週間くらいかな?
暖かくなるとなんだか気持ちも前向きになり、仕事も捗りますよね~

ここ最近は毛髪というよりもスキャルプ関係に記事が多くなってしまっていますが、実はきれいな髪を手に入れるにはシャンプー、トリートメントだけではかなり無理があります。ヘアケアという言葉はアバウトで曖昧なところがあり、毎日のお手入れというとどうしても毛髪だけにフォーカスされがち。

人間の髪の毛の数はざっと10万本と言われていて、その1本一本に成長期、退行期、休止期というサイクルがあります。
ほとんどの毛髪が成長期ならばそれこそふさふさな髪、逆に髪が寂しくなると休止期が長くなってしまう現象が起きてしまいます。

何も悩みのない方の例でいえば成長期は大体6年から8年あるといわれているのが最新の理論で、その10%が退行期に当たり、期間的には14日~20日間、徐々に毛細胞は休む準備を始めます。

そして髪が抜け落ちる休止期。まったく抜けないで残る場合もあり、これはキューティクルと深く関連していることが分かっています。キューティクルのチョウツガイが毛根に引っかかるという説が有力化と思いますが、加齢など何らかの原因でキューティクルのチョウツガイの形成不全により脱毛する。先日、東京医科歯科大の研究発表した抜け毛のメカニズムとはまさしくこのことで17型のコラーゲンがこのキューティクルの形成に大きく関与しているというもの。

17型のコラーゲンってなんだかわからないのにね^^
医薬品としても、期待なんて言っていましたが、実際には2型のコラーゲンくらいしかわかってないんだから、どんだけ先の話してるんだろう(笑)


ってことで今後はこのブログで発毛剤の原料についていろいろ書いていきます。
まず今日は【ピディオキシジル】について簡単に説明します。

各種存在する医薬品の育毛成分の中で、極めて効果が高いと各機関で評価される【ミノキシジル】はもともと高血圧の経口薬として開発されたもの。細胞弛緩による血管拡張で血流を促進させ、酸素や栄養素を毛乳頭細胞や毛母細胞に積極的に運搬、細胞の産生促進が行われるというもので休止期に入っている毛包組織に対する刺激効果も確認されている医薬品。

そうです。皆さまご存知のリアップ。当初大正製薬は1%で発売したがその後5%のX5を発売。
育毛作用としては

●脱毛の遅延効果
●毛包サイクルの刺激を与え細胞を活性化
●血管拡張によって毛包組織への血流促進

ミノキシジルは医薬品なんだけどこのピディオキシジルは化粧品です。
ですがマウスなどを使った各種発毛実験においてまったく同様の効果を示す育毛成分。

            image2.jpg

形状はこんな感じの水には溶けない怪しい粉(笑)

        image1.jpg

この構造を見てもらえればわかると思いますが6員環構造の医薬品ミノキシジルに対し、5員環構造のピディオキシジル。
効果的にはほとんど変わらないとされ、ミノキシジルは6員環なため副作用が懸念されるが、誘導体として5員環にしたピディオキシジルは副作用の心配もほとんどないとされるミノキシジル誘導体。

化粧品表示名称はピロリジニルジアミノピリミジンオキシド。

ちなみに前回紹介したガン治療による脱毛予防には逆効果だ、との報告も。
抗がん剤は血管に注入するため毛根、頭皮の血流を挙げてしまうと抗がん剤の周りも早くなってしまい、余計に脱毛を促進してしまいます。

発毛、させると脱毛の予防は全く逆の現象ということを最後に書いておきます^^
次回は成長因子であるANAGELINEについてご紹介しますね^^
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