社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

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キトグラス

傷んだ髪、ダメージによってビビッてしまった髪をシャンプー、トリートメントのみでここまで治ります!って・・・・
本当はこういう類のものを相手にはしたくないんだけど^^

最近、講習なんかやらせていただいてもPPTを使っても効果を感じられないとか、システアミンは酷い毒性があるってディーラーが言っていたから、なるべく使いたくないんです^^って

で実際使った事あるのかと言えばまったくない方たちばかり・・・・・

こういうものを既成概念っていうのかね(笑)
いちメーカーの人間がいう事ではないのは百も承知なんだけど。お客様からお金をいただいて施術させてもらってと考えると、少し悲しい気持ちになります^^
例えばサロンに10人お客様が来店したとする。そうするとね、ほとんどのお客様の毛先5~6cmはこんな感じ。

           14-2.jpg

キューティクルの剥がれてしまった髪は、主な特徴として毛先が絡む、引っかかる、ツヤがない、髪が切れる、枝毛になる、などなど。
こういった髪に対してチューブから出したクリームのトリートメント付けて改善するの?

ジメチコン類のたっぷり入ったアウトバストリートメントつけて、CMCなんじゃらっていう白い液体、乳化型のシリコン入りのスプレー振りかけて本当に改善すると思っているのかね?

おまけに高濃度ミネラルと称したへんなお水を店頭に並べて・・・・・

はたしてこの写真のような髪に対して、どんな処理をするのだろう?
ディーラーのいう事がそんなに信頼できるのだろうか?

ケラチン、キトサン?
じゃあ、どんなケラチンなの?
キトサンが髪を強くするって言うけど、キトサンなら何でもいいの?

施術すする側からすると、写真のような毛先の処理は一番厄介でツヤも出せなければ、やるほうもやられる方も効いてる気がしないのもまた事実。

こんなもったいない事本当はいけないんだけど、これみてどう思う?
同じ原料使っても考え方が違えば処方も変わってくるし、使い方だってまったく違ってくるって言いたいの。

以前の記事でキトサンには酸を一緒に配合するのは効果がが半減するって書いたと思う。
自分で書いておいて、どこにあるのか探すのが面倒なので省略(笑)


キトサンって原料高いからキトサンの効果なのか酸による等電点の効果なのか、って言ったと思うけど
ほかの会社のキトサンあったら同じ様にやってみてください^^
では

           __ 1

まず、キトグラスを10倍に希釈。
そして鍋で沸かします。

           __ 2

50℃を越えるあたりから変化が・・・・・
白濁してきます。そうこれがキトサン誘導体特有のフィルム。
熱処理を絡めていくと枝毛がなくなるっていう根拠たるもの^^

手で触れると軽~い糊のようにうっすらと粘度も出ています。
さらに70度まで加熱すると

8.jpg

7.jpg

こんな感じになります。
でもけっしてこれはラップのようなフィルムではないという事。
イメージはこれ!

図1

キューティクルの無い髪に網目を付ける。
これはトリートメントでもある琥珀色の天使たちの基材になっているHEC(ヒドロキシエチルセルロース)などと絡めながら使うとさらに効果的。
髪の強度が極端に上がる理由がここにあります!

でも待ってください。縮毛矯正時にアイロンの熱で白くならないかって?
仕上げにするトリートメントって等電点に戻すためにpH4.5くらいのトリートメント付けるはず。
お仕上げにトリートメントをして上がってくるとツルツルなのはこんな理由があってこそ!

先ほどの白く粘度の出たキトグラスに米酢そ少々。すると

9.jpg

見事に透明になり粘度も元通り。
だからキトサンに酸を入れてはダメって事。ダメではないんだけど枝毛をくっつかせる糊が発生しないでしょ?
初めからクエン酸などで調整してしまうと、同じ原料でも効果的に働いてくれないという事。

こういう事を知らない研究員はたくさんいるのもまた事実。ケラチンにしても酸で縮合する誘導体もあって、だから合わせ技で効果が倍増する。
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