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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

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あえて書きますが^^

前回あんな記事を書いたせいかサロンさんにパティエンスは新しい還元剤出さないのですか?
今話題ですよね【GMT】って・・・・

まあこればかりは好みの問題もあって言い悪いはそれこそ使った方しかわからないと思う。
また髪質の問題もあって良い悪いって言うのもあるのだと思います。

昨日もパミーラなど還元剤をお願いしている会社の専務と少しこのGMTについて話したんだけど、パーマ剤については数年前にスピエラですこしズッコケた感はあるけど、今のシステアミンの出荷量は右肩上がりだと。
少し記事にして僕なりの考えも書いてみたいと思います。

スピエラは使用の際、用事調整をするわけだけどまず保存が利かない。だから使う美容師さんによっては多く作り過ぎてしまうと保存が利かず無駄も出るのだと。スピエラの構造上最初から混合液にしてという商品は当初なかったはずなんだけど次第に混合液の商品も後発しています。
昭電さんでもその後の所見で混合は可能、しかし還元度で2%のロスが生じるとはっきり言っています。
スピエラの五員環の構造上、水に溶かしたとき分解して開環してしまうそのため使う直前に混合するっていうのがセオリーだったのだけれど後発で発売されたものは初めから混ざってるやつ。

これは先に言ったように後から2%のロス分を差引いてもらえれば問題なしというもの。
どういうことかと言うとたとえば還元度4%のスピエラをプレミックスタイプとして作った場合、実際の還元度は2%のロス分を差し引くと2の%還元濃度の商品になるということ。6%のスピエラをプレミックスして販売するには実際8%で作ってそこから2%マイナスさせるということ。

でもスピエラ、原料でチオグリコール酸の何倍するのって考えたときコストはどうしても高くなってしまうでしょ?初めからロス分を引いてるわけだから。

話がそれてしまいましたが3年位前にチオグリセリンを何とかできないかって試作したときについでにサンプルと資料もらったので書庫の隅にあったものを引っ張り出して少し見返してみました。

当時は還元剤なら佐々木化学っていう頭しかなくてサンプルを直接Asahi化学さんに取り寄せた記憶があります。
そのときに一緒にチオグリコール酸グリセリル(グリセリンモノチオグリコレート)も少しだけですがいじった事があって、でもこれはあくまでも資料に基づいたレシピの元試した結果で、現在のGMTとは処方も違うのかもしれないけど^^

このGMTもまた佐々木さんではなくてドイツの会社の日本法人だったような気がします。
そしてサンプル品と一緒に送ってきたのが試験成績表と簡単な配合レシピ。パーマ剤としてのレシピですが当時日本法人ができたばかりという事で問い合わせた担当者があまり詳しい人ではなかったのも事実なので、3年も前のものだから今話題のGMTとは配合方法が少し違うのかも知れませんが許してください。

GMTは用事調整?っ言って良いのかわかりませんが2つに別れています。
①が活性剤と称して還元剤の主剤になりますが
チオグリコール酸グリセリル      980ml
グリセリン               20ml

②はpH調整液
モノエタノールアミン  99%              120ml
チオグリコール酸アンモニウム59%            115ml
ジチオグリコール酸     48%            110ml
ラウリル硫酸アンモニウム                110ml
脱イオン水                       3000ml
使用方法は①活性剤10%にたいしてpH調整剤を80%30℃~35℃にて混ぜ合わせ15分から20分放置、加温の必要なし。っていうかこれ写真載せたほうが早いね(笑)

GMT.jpeg
 
でもこれって昔からあるベル○ュバンの酸性パーマじゃないの?
pH調整液といっても立派なパーマ剤でしょ?これでパーマかかるでしょ?
モノエタとTGでしょ?
全体重量3500ccとしてチオグリコール酸120mlというと還元度は1.6%になるのかな?
アルカリ度はどれくらい?

正直なんだこれっって思ったの覚えてるけど、そのころダブル還元って一部の美容師さんたちの間で流行っていたみたいだけどまったく興味なかったから見過ごしちゃったのかもしれません。

そしてこれは他の還元剤のメーカーさんからいただいた資料で12種類の還元剤のギルビー法のウェーブ測定。

w2.jpg


pH9とpH7の同還元剤のデータ。当然パーマはアルカリ剤が傷みの原因ということになると考えられていて、従来のチオグリコール酸でいえばpH9とpH7ではたかが2という数字だが、毛髪にかかる負担は200分の1になるって。これは連用したときの強度実験から。

誤解のないように断っておきますがウェーブ剤の王様はやはり手ごろなのもあってチオグリコール酸って事。
だから他の還元剤もチオグリコール酸の還元度7%に準じた調整をし、統一しなければならない。 

チオグリコール酸水溶液14.0gという事は単純に50%が原液な訳だから7%になるでしょ?
還元度は分子量を元にしてビュレット滴定して算出する関係で分子量を元に各還元度を算出し統一性を出しています。

そして結果はウェーブ効率の濡れた髪と乾燥した髪。ウェーブ保持率とは処理した毛髪を24時間ぶら下げた後33~35℃の水に20分浸し乾かしたもの。

w1.jpg

でもこれレシピが違うでしょ、わかります?
調整液じゃないからウェーブでない^^
自分のところの取扱じゃないから配合知らなかったのかな(笑)
ウェーブ激落ちでしょ?

特質すべきはほぼ①の主剤だけでかけたという事かな?
本来はPh調整液入れないと特性は出ないと思うけどわざとやったのかな研究員さん?

それと気になったのはウェーブ保持率で1度洗った後のウェーブのダレ感かな。極端に減少して他の還元剤はここまでダレていません。

w3.jpeg


酸性のパーマ液って事なんだけど確かに主剤である①の活性剤はそうかも知れない。でも②のpH調整剤は明らかにアルカリ剤な訳だから通常で考えても混ぜ合わせた直後はアルカリに引っ張られてほぼpHは9を指していたような?

ディーラーさんのHPやブログにはこのGMTは中性からアルカリに振ると還元剤が分解されウェーブがダウンするって説明だけど、ほんと僕はこのGMTのメカニズムはまったくわからないけど、施術直前に混ぜる意味があるわけでもし分解させて効果を発揮するのであればスピエラと同じ様になんらかの弊害が生まれるのかも?

臭いはまったくないっていってるけど、スピエラは混合すると水に溶けて分解され五員環が外れ、本来は両親媒性なのに親油性になる。力のなくなった還元剤が毛髪に残りいつまでも匂いの原因になり毛髪に残存するって言われてるよね。当時他店で矯正やパーマをスピエラで失敗してってお客さま多かったけど共通してるのがシャンプー後のメルカプタン臭。店中この臭いになっちゃう(笑)

結局美容師が悪いってことになる。理屈もわからないで回りがいいって騒いでるから使ってみた。あ~なんだか感触がいいみたいって最低の仕事してません?


やっぱりやり方につきるのかな?
システアミンにもいえることだけどパーマ剤はこれ1本って事ではなくて、還元剤にはそれぞれ良いところも悪いところもあってお客様の髪を見て適材適所で使えなければ宝の持ち腐れって事。

いずれにしてもまた長い記事になっちゃいましたのでまだ書きたい事もあります。
バカちょんハイブリッドという事で、また次回^^
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