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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

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毛髪微細構造と酸化染料の反応機構

なんだか意味深なタイトル。
観察器材の性能は日に日に向上していて毛髪構造の細部まで明らかにされつつある昨今、僕ら美容師にまで中々フィードバックされない^^

いつまでも昔の理論がはびこらないようにと一生懸命このブログで伝えようとしている自分がいる(笑)

前回の続きになるが、カラー剤を製品にするつもりはないんだけど、今お使いのカラー剤にちょっとだけ魔法の液体を添加するだけで、それがどこのメーカーのものでも構わない^^
なんて書いてしまって^^

でも現実にそんな商品があったらいいなぁって本気でここ何日か考えてみた。
大きな会社であればまず開発者が企画書なるものを作り、現状での問題点、そしてそれをどのように克服していくのか、そしてどんな処方をすればそれに対処できるのか?
価格においてもコスト計算をして、さらにいえば一人当たりの単価を想定し、販売価格を決めていく。そして使う側、どんな美容師をターゲットに置くのか?

パティエンスではまた例のごとくそんなものは関係ない(笑)
企画書なんて一度も作ったことないし、販売価格を先に決めて製品開発したことないし、ただ取引サロンさんだけには開発の意図、そしてどんなメカニズムを想定しているのかは是非伝えたいから!

これが僕の企画書!

まず普段サロンで使用しているカラー剤は何を基準にしているのか?いうまでもなく髪のダメージは想定してない。
だから傷んでしまっている毛髪に対し1剤、2剤をそのまま用事調整して塗布すれば当然吸い込みが激しくなり綺麗には染まらない。そうならないために美容師がもっと勉強すればいいんじゃないの?となる。

たとえば毛髪の微細構造を考えてみると浸透経路となるδ?layer。
どこかのお方がカラー剤は脂の道(β-layer)、還元剤は水の道(δ?layer)?
まあいいっか、どこかのお話は^^

ちょっとイラストレーターで浸透経路を図解してみました。まだわからない方もいるかもしれないけど、言葉で表すよりいいかな、と思って!


いままで詳細にCMCの微細構造はあまりいわれていなかった。どちらかと言うと内部の遷移金属ではなく、キューティクル表層のもの、それがヘアケア剤のシリコーンやポリマーで覆ってしまうっていうのがこれ!

Ca.jpg

あまり詳しい微細構造まではわからなかったんだけど・・・・

浸透経路



ダメージした髪はβ層の脂質が不足してしまう。これにシリコンを配合したオイルやグレープシードオイルをカラー剤に足せば吸い込みが抑制されて綺麗に染まる。

これは酸化染毛剤のメカニズムとでもいうか、圧倒的に油、脂かな?が足りないわけ。でもただでさえカラー剤にはシリコーンや樹脂剤が配合されているでしょ。それもナイロン系の。

確かにそれが気に入っているお客様もいると思います、たくさん。でもそのような樹脂で感触を上げた髪の内部は表面は樹脂で繋がってても肝心の髪は内部で裂毛を起こしてるわけ。
わかります?

髪自体は施術後切れてしまっているということ。それを薬剤に添加している樹脂系の皮膜剤によってなんとか切れないだけ^^
確かに髪の毛を一本づつ覆ってしまえば手触りは良くなる。

もうひとつ製造する側が考えること。美容師さんのレベルによって差が出ないこと!
これは明らかにパティエンスとは逆の発想になってくる。

たくさん毛髪や薬剤のことを勉強している美容師と、最近までアシスタントでまったくこのようなことを勉強したことがなく、髪の構造すらわかっていない美容師が施術したとする。

普通であれば仕上がりに差が出るわけです。小学生が考えてもわかること。
それを開発する側が考えることはレベルの違う美容師が使っても同じ仕上がりになるように製品を作ってく。

ある意味凄い考えだと思う。絶対に僕にはできないから^^

ちょっとこれから最近、導入されたサロンさんに行って講習があるので今日はタイムリミットみたい^^
今週末も岐阜、滋賀、大阪と出張もありすぐにとはいえませんが、そうだなぁ20日過ぎになっちゃうかなぁ?
試作第一号が出来上がってきます。

ターゲットは遷移金属。これに尽きるかな?
たかがカラーに入れる添加剤なんだけど、今までにないアプローチをしてみようと思っています。

羽毛φケラチン、シルクである分子量30000の高分子セリシン、羽毛のケラチンに対して新しい考え方で日油のアクーリオで浸透促進なども考慮しています。

また前記した油分としては18MEAをはじめスクワラン、オリーブ油、ローズヒップ、シア脂など天使の涙のシリコン抜いたような油をと考えていますが、乳化するための活性剤など使用しますが活性剤によってこの油分は働かず油が死んでしまう?

そうなったら業務用のみで天使の涙のシリコーン抜きの油も製品にしないといけないかも^^

それとももう一点、メーカーによって還元剤をカラー剤に添加している製品を見つけた!
L-システインだったり、亜硫酸塩、チオグリコール酸など。

昔からあって、それが最近薬事法による医薬部外品の表示義務により明記されているから気づいたのかもしれないんだけど、結構あるんだよね?
でも開発する側がどんな意図で添加してるのか?

おそらく全体重量の0,1%?せいぜい0.2%程度だと思うけど、キレート剤と併せて使うとやはり遷移金属対策なのかな?

であればシステアミンでしょう?
配合量によっては仕上がりの柔らかさ、色味の入り方(濃染効果)など違いはでないか?
還元剤抜きのもの、還元剤入りのものと2種類試作を作っています。

カラー剤にパミーラ添加すればいいか?(笑)

この辺の意図はまた次回お話できればと思っていますが、またボツにならないことを祈っています。
そこで数に限りがありますが20日過ぎにご注文いただいたサロンさんにはこっそり試作品入れてしまうかもしれませんので、レポートお願いいたします(笑)


次回は電子密度観察による毛髪ないの金属類、そしてそれがどのような反応、変化をもたらすか?
出張前にがんばって更新できればいいけど^^
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| ケミカル&サイエンス | 17:39 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

パティエンスのPPT配合トリートメントですが、一般人でも購入することはできますか?
元々自分は癖毛で、アイロンや縮毛といったダメージを重ねているため、自宅でしっかりとしたトリートメントでケアしていきたいんです。
また購入出来る場合はどういったトリートメントが自分の髪に合っているのでしょうか。
癖の具合はパサつく髪質で、量は普通、全体的な長さは15cm位です。
毛先が特にパサついてます。

| T | 2010/06/14 03:20 | URL |














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