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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

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代替アルカリ

本当に世の中不景気なんだね。
つい最近付き合いのあった容器屋さんも倒産ですって!
特に買い掛けなんかはなかったんだけど裁判所から破産したって通知。

何の商売でもそうだけど、何も特徴がないとやはり難しいのかなって・・・・・


福岡の伊藤さん、お返事遅れてすみません^^
やっとブログで記事にしました!

前回の続きで今日はカラー剤に含まれるアルカリ剤について。
現在のヘアカラーの主流は酸化染毛剤。
その役目は膨潤促進なわけだけど、もうひとつは毛髪の脱色の促進。
酸化染毛剤の特徴である脱色と染毛を同時に行うということが特徴。

毛髪の脱色過程では毛髪内のメラニン色素が過酸化水素によって分解される。
だから、前処理にはヘモグロスの処理によって鉄の触媒作用を利用し、この脱色を促進する。
ただ、難しいのはどれくらいの感覚で髪に残すのか?表面に付着しすぎてしまうと逆に色が入らなかったり、ヘマチンの濃度であったり。

この脱色という工程で最適なpHは9から11などといわれていて、それに合わせて剤は調整されているから、ダメージしないカラー剤と称して弱アルカリなどと7から8に調整されたカラー剤は使う用途によって変わってくるのだと思う。


それともう少し突っ込んでいくと染色反応においてキイジイミンがかかわってきて、このキイジイミンが他の酸化染料とカップリングによって色素が反応する。
化学反応ということで言えば、キイジイミンの一端がイミニウムイオンになる反応は9以上のアルカリ域なのは言うまでもない。

アルカリ剤で一番ポピュラーなアンモニウムに関して言えば、揮発性が高くヘアカラーの作用によって毛髪内に浸透しても容易に蒸発、毛髪内に残留しないという利点があります。
また他のアルカリ剤に比べ分子量が小さく浸透しやすい。

ただその揮発性の強さから不快な臭いを発するということ。
そこで低臭、無臭アルカリ剤の代替する方法が取られてきてるわけだけどこれが有機系、有機塩系と無機系、無機塩系のアルカリ剤。
有機系ではモノエタやアミノメチルプロパノール、イソプロピルアミン、有機塩系で重炭酸アンモニウムなどの塩類やグアニジンやその塩類
無機系で炭酸カリウム、炭酸Naと重炭酸塩類などの代替アルカリ。

ただダメージレスと謳うには少し無理があるのではないかと思う。これは個人的な意見に過ぎないんだけど、同じアルカリ剤でもそれぞれの分子量の違いから相互的な作用に違いがでてくるから。

実際に染色の色味の出方ということで実験してみたことが以前にあるわけだけど、結果として代替アルカリによる過酸化水素分解により生じる酸化の活性種が異なるという見解。

同じ染料処方で、モル濃度、アルカリ度などを合わせ髪に作用させてもアンモニア単体とは仕上がりが違ってくるということ、特に色調変化。
この結果としては毛髪内の残留アルカリに起因するということ。たぶんなのだけどカラーのときに生じる化学変化の過程においてのインドフェノールかな?
アンモニアからモノエタに代替したカラー剤の場合、残存したアルカリの作用によりインドフェノールの解離体(強い青色)の寄与によってくすんでくる。
要するにインドフェノールに起因する橙色の色調が綺麗に発色をしないでくすんでしまうということ。

ただこれはアンモニアと同じ処方にした場合であって色調の調整しだいでは解消できるのではないかと付け加えておきます^^

だから闇雲にアルカリ剤によっていい悪いの区別は付きにくいということです。
やはりカラー剤の場合にはどんなアルカリ剤を使用しているかではなくて、実際美容師が使ってみて仕上がりの色で判断したほうが賢明だと思います。好き好きもありますので。

各社で処方の段階でこのような問題点は当然出てきていると思うし、どこまで色調の調整をされているのかわかりませんから!

もしかしてアンモニアと同じ処方で製品化しているなら当然薦められませんけど・・・・・・









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| 日記 | 13:56 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

2剤の重要性、社長の言われるとおりだと痛感しています。
パーマ剤云々ではなくやはり使う側の美容師の技量なのだということはサロンワークしながら思うことでもあります。なかなか上手くいくケースは少ないのですが(笑)

以前サルファイトはブンテ塩を利用してカールをつける、とお話されていたと思うのですが、やはり2剤は必要ないのでしょうか?

| Harada | 2010/01/26 13:25 | URL |














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