ブログ上でなんどもこんな弁解みたいなこと書くのは本当に嫌なことだけど・・・・・・
8月26日の記事について、誤解があるようなので説明します。
「また親水性と疎水性という部分でも、僕ら美容師が髪を修復するために行うトリートメントしかり!
損傷して親水化した毛髪の構造を回復すべく、ミクロフィブリル間で水素結合を形成できるものとして
有機酸であったりポリフェノールを用いたり。
その行為はすべて覆されてしまうと思います。」
確かにこの部分だけ読むと勘違いされそうだけど^^
ただこの前後に文章があって、有機酸やポリフェノールを用いること事体を否定しているわけではありません。その前後の文章とは
「それに間違った情報など流すメーカーやディーラーなどにはウンザリすることも多く、何の根拠で言ってるのか不思議に思うことも多々あります。」
っていう言葉から始まり
「現にワケのわからない水もそうでしょ?」って締めたつもりだったんだけど(笑)
パティエンスの商品は現に有機酸だったりポリフェノールを用いた商品ラインナップです!
ジメチコンの弊害ということで話します。
「ダメージ要因」ということで記した記事の中でも紹介していますが、髪の手触り、ツヤなどが失われると人は「髪が傷んだ」と感じる。
ではなぜ、手触りが悪くなるかというとパーマ、カラーだけではない他の日常生活により物理的なダメージが加わり、とお話しました。
一般的に考えて、手触りの悪化という段階ではまだ重篤なダメージに至るケースは少ないのでは。
毛髪表面を観察してキューティクルがささくれ、めくれも生じる。この段階ならまだジメチコンを付与するだけでもキューティクルのはがれを保護という点からも有用ではないかと思います。
この状態の髪にカラーリング施術が加わると予想されるのは、18ーメチルエイコサン酸のチオエステル結合が加水分解され、毛髪表面が疎水性から親水性へと変化する。
ここまで来ると指先でパサツキ、ごわつき、きしみなどを感じる。
シリコーンが有効という理由は、毛髪表面はシリコーンにより疎水化する。毛髪の滑りやツヤ感なども向上しする。
しかしここでシリコーンを使い続けるとシリコーンが毛髪表面に蓄積する。これをビルドアップと呼ぶんだけど、逆にごわつきを感じたり。
また、この手の文献を調べてみるとパーマやカラーの効果を低減させてしまうと明記してあるものが多いが、大抵この手の対策は毛髪を中性〜アルカリでの処理により改善が見込めるって類のモノが多い。解りやすくいうとパーマやカラーはアルカリで施術する場合が多いのでこのビルドアップの状態でも施術する際にはある程度は剥離するというもの。
チオグリセリンと100万CSのジメチコンの併用によりビビリ毛(過膨潤)修復という手法もあるのだけど、これはもし毛束で施術するものならいいと思う。
チオグリセリンである程度還元しておいて高重合のジメチコンでチリチリしてる毛髪を伸ばすという理屈なのだけど、お客様の髪をもしこの手法で施術したとする。確かに施術後はチリチリも改善し手触り感も向上すると思う。
しかし、今度はデザインチェンジできなくなってしまうというデメリット。
昔、縮毛矯正が出始めの頃、矯正剤のほとんどは樹脂系の薬剤だった。1剤のオーバータイムや過度の熱処理を施してもなかなかビビリは出現しない(笑)
しかし毛髪内部においてはビビリの条件は整ってるでしょ。
当時はまだ弱アルカリのトリートメントも多く、このようなトリートメントをお家で使ったら毛先がチリチリになってしまったなんてこと聞いたことがあると思います。
未だに樹脂系の矯正剤も業界内には多く出回っていますが、とにかく縮毛矯正を連用するようなお客様には使い続けるしかない^^
しかし何度か施術していくと結果が出なくなる。1回、2回目は感動すら覚えど、段々と施術するたび手触りも悪くなり、ごわついてしまう。
また矯正を連用するお客様の髪はカラーの色が入らなくなり、パーマもかからなくなる。
美容師さんたちの言い訳としてタンパク変性が原因という。確かに否定はできない。でもたんぱく変性だけではないんだよね、実は。
シャンプー、トリートメントはノンシリコンにこだわってってサロンさん多いけど、使ってる薬剤気にしてないの(笑)
弊害はシャンプー、トリートメントだけじゃないでしょ^^
カラー剤しかり、ホームカラーもそう。施術後、妙にツルツルするような矯正剤やカラー剤は要注意と思います!
これがシリコーンによるビルドアップ。
話が大分それてしまいまた長文になってしまいました。
本当は今日、このシリコーンの弊害を話し、【琥珀色の天使】のこと話そうと思ったのに^^
次回は琥珀色の天使の開発時のコンセプトから話そう。
今日お話したシリコーンによるビルドアップをさせないトリートメント。手触りだけ向上しても思わぬ弊害が影を潜めてるってなると、お客様に毎日使っていただくにも気が引けるから・・・・・・
明日は午後から幕張メッセに行ってきます。展示会です。
化粧品関係ではなく、分析機器の!
本気で研究所作っちゃいます。
そのために今、電子顕微鏡(SEM、TEM)や分析器具を物色してるの^^
大体、どんな分析をしたいって頭の中には絵図が書けていて、毛髪の表面観察はもちろんライカ(カメラで有名な)のミクロトーム、それと元素分析器で毛髪内のシスチン量の測定などもできるように!
明日は新型の蛍光塗料のセミナーも受けるつもりで、これにより毛髪分析においてオルソ、パラコルテックスの観察や髪の疎水部分、親水部分などミクロの世界で観察できるようになるとの事。
これで推測や諸説に惑わされることなく自分の目で確認していけるのだと、本当に楽しみ^^
今は色々なサロンさんに伺うのが楽しみだけど、研究のほうが楽しくなり商売そっちのけになる気がして少し怖い^^
毛髪にかかわる文献などパティエンスとして徐々にだけど発表していこうと、これは来年以降の目標。
最後に2つだけコマーシャル。
日本毛髪科学〇会で毛髪診断が受けられるらしいけど。電顕の写真添付で¥13,000だそうです。以前ブログでご紹介しましたが、パティエンスでも来年からこの毛髪診断を始めようと思っています。
実際¥13,000だしてどんな報告書が届くのか知らないけど、毛髪診断のみは¥4,200、これに電顕の写真添付で¥13,000だって(笑)
¥4,000くらいでできたらいいなと思っています。
もちろん表面の電顕写真、断面写真によるCMC、メラニンなどの構造変化の所見。蛍光塗料を使った疎水、親水の所見、それに各種元素分析。目玉はカルシウム量とシスチン量かな?
もうひとつは、セミナーの問い合わせの中で取引先限定ということでケミカリストセミナーに参加できない?
少人数でやっているから一気に導入できない、在庫を抱えてて導入は来年になってしまうなどの問い合わせも多く、ちょっと考えてみました。
以前還元剤お試しセットと称して期間限定で販売させていただいて、その時に購入してくださったサロンさんが今も取引していただいてるサロン様も多く、再度9月いっぱい販売しようと思います。

全部で18品、¥41,055(税込)送料、代引き手数料別途です。お試しセットにしては少々値は張りますが処理剤8種類分は無償サンプルですので、内容的にはかなりお得なセットです。
内容は
○縮毛矯正剤ハード【一撃】 1剤、2剤 各1個
○パミーラ、デジ用 過水(液体) 2剤 1個
○CMCエマルジョン【ペリセアーゼ】 1000g 1個
○パミーラ【システアミン】 1000ml 1個
○パティエンスバッファ酸リンス 1000ml 1個
○オードパティエンス(希釈用) 500ml 1本
○七人の天使たち(シャンプー) 300ml 1本
○琥珀色の天使(トリートメント) 280g 1本
PPT処理剤サンプル各50cc(原液)
○天使の涙(トリートメントオイル)
○アクアヴィータ
○ソワキュート
○モイストパティエンス
○ガンマルファ35000
○アルファソリューション40000
○キトグラス
○ヘモグロス
〇レストアーゼγ
それとトリートメント、パーマ、カラーリング、縮毛矯正の施術マニュアルもお付けいたします!
ほとんどの施術をお試しいただけます。
PPTはおそらく70、80人分くらい使用できます。
サンプル用の容器の数量に限りがあるので容器が終了し次第打ち切りになってしまいますのでお早めに申し込んでくださいね^^
パティエンスホームページより遠慮なくお問い合わせ下さい。
いつもお世話になります
花小金井の阿部と申します
この前は髪質改善トリートメントのアドバイスありがとうございました。
バッチリ仕上がりお客様も喜んで頂けました^^
また質問なのですが髪質改善トリートメントはパーマのかかっている肩に施術したらパーマはとれるのでしょうか?
教えていただけますか?