そんなこととは知らず昨日からコメントたくさんいただいたり、メールいただいたり、心配おかけしてしまったようで。
ただ、僕もブログを公開している以上、根も葉もないデマは書きませんのであしからず(笑)
昨日からのアクセス見てもパンク状態であり、普段の4,5倍数、自分ではそんな騒ぎを起すような記事を書いたつもりもなかったのだけれど・・・・・・・
逆に混乱を招いてしまったのならこの場をお借りしてお詫びいたします。
ただ今後もこのブログは今までどおり続けていこうと思っているので少しだけ弁解させてくださいね。
正直言って僕は科学者でもないし、博士でもありません^^
研究と言ったって専門家からみればお遊び程度だと思います。
今回の記事にしても自分自身で測定や見解を出したのではなくある研究報告という資料を入手して、そこから自分なりの見解をもとに書いた記事。これは誰でもが知っている大手化粧品メーカーの研究チームが発表している文献でもあるわけです。
どこの方からのコメントかわかりませんが、話題作りのために今まで言われていたような定説と逆のことをいってサプライズしてるのではないか?
そんなことはなくて、僕自身も何年も前からこう思っていたし、今回のブログで結論めいたことをあえて濁して表現しています。
なぜかと言うと、やはりセミナーを楽しみにしてくださるサロンさん、美容師さんがここ最近、非常に増えてくださっていると言うこともあり、最後の結論めいたことに関してはお金を払ってくださって忙しい中時間を作ってくださって参加してくださる方の権利ではないかと思っているからです。
言い方悪いかもしれませんが、セミナーまでの1ヶ月の間にこのブログで課題のようなものを種まきしておき、セミナー時にお話しするのが一番効率が良いのではないかと考えたから!
このブログの存在価値についても考えがあって、別に販促のツールとして利用しているわけではありません。初めはお客様向けに新商品の発売に向けての原料の説明、と言うところからのスタートだったのですが、いつの間にか美容師さん向けになったのですが、今も考えは変っているわけではなくて、何度もいっていますが、パティエンスの商品を担当する僕自身がまだ、お会いしたこともない美容師さんたちがたくさん使ってくださっていることに対して心からの感謝の気持ちを込め、同じ商品を使うものとして最大限情報伝達ツールとして活用させていただこうという意向は今も変りません。
決して万人向けに、毛髪修復に興味をお持ちの美容師さん向けに情報を発しているわけではありません。
これには外部の関係者からも今までたくさん意見も頂戴していますし、ブログを2種類作ってパスワード制にしてお取引サロン様だけの特権としていたこともあるのですが、自分としては別に疾しい事を書いているわけでもなく秘密めいたものにする必要もないという気持ちからほとんどパスワード制のブログは更新していないのが現状です。
今年においては劇的に環境を変えようということでやってきたわけですが、来年に向けてもSEM,TEMなどの電顕をはじめ、ウルトラマイクロトームやタンパク分析、滴定装置などの発注を済ませ、他社の文献や研究リポートなどの発表ではなくちゃんとした根拠のある独自のデータなど、ブログで発信したいという強い気持ちも持っています。
また器具が揃っても測定や観察の仕方ひとつとってもまったくのド素人。データ取りの難しさは自分でも良くわかっており、試料の量や方法などちょっとした事でまったく違うデータを取っていたのではそれこそ皆さんの信用を失ってしまうと思っていますので^^
この夏もお世話になっている大学にて、最先端機器室の使用も許可いただき自社に器具類が揃った時点で違和感なく使用できるようにと準備もし、これに纏わる専門書を国立国会図書館などにも足を運んで準備しています^^
まだ少し時間があるので前回の記事の補足しようかな。
確かに言葉の表現は難しく、特に毛髪理論の文献に関しては英文のものも多い。翻訳者の違いによっても意味がガラッと変ってくるって事も多いです。
逆にフィブリルは親水性ですか?
と質問されればまた違った答えをしたと思います。
また新しい理論に関しては僕ら美容師と言うよりも研究員たちの言葉で表現される場合が多いため余計に混同されるのではないかと少し反省しております。
例えば疎水基というのと疎水性、疎水的などの表現は非常に紛らわしいものがあり、また何を差しているのかで疎水であったりまたは親油などの表現も使われてきたりする。
また、フィブリルという言葉においても紙、パルプの繊維を指したり天然セルロースの繊維や竹細胞壁の構造を説明するときなどに用いられる言葉。ミクロフィブリル、マクロフィブリルなどはまさしくここから来たといってもいいのではないだろうか。
元々毛髪ではなく他業種からの引用は他にもたくさんあり、オルト(オルソ様)コルテックス、パラ(パラ様)コルテックスなども羊毛メリウールから取ってつけたのは容易に伺える。
最後にオルト’(オルソ様)コルテックスとパラ(パラ様)コルテックスについて。
なんども申してる様に今までははっきり解明されなかった。研究の技術が進むにつれ試料の技術の進歩などにより解明しつつあるのが現在。
オルト、パラのコルテックスは今までクロマトグラフィーなどを用い、TEM観察などにより「そうではないか?」的な感が強かったが新しく蛍光塗料を用いるとよりはっきりと観察できるようになりました。
この観察手法によりパーマやカラーリング薬剤の髪への浸透経路、拡散様式など新たに解明されているので少し紹介します。
まずこのオルト、パラのダメージの指標として上げられるのが弾性率の低下。
ここでパラ様コルテックスはどちらかと言うと疎水性、オルソ様コルテックスは親水性だといわれる所以ははっきりしてくると思うが、まず健康毛のオルト、パラ、2つのマクロフィブリルの弾性率を見てみるとほとんど差は見られない。次にブリーチ毛を見るとパラ様よりもオルソ様のコルテックスのほうが弾性率に差が生じる。
どういうことかというと、2つのコルテックスの浸透性の違いが解ります。そう薬剤浸透経路、拡散の解明がわかるわけです。
一般的に薬剤の浸透経路はキューティクル、CuCMC、CoCMCと浸透していくっていうのが定番になる。しかしその後の経路、拡散はあまり言われることはなかった。
第2ステップとしてコルテックスの内部に拡散、浸透する経緯がはっきりわかる。
この第2ステップにおいてオルソ様コルテックス内に網目状にマクロフィブリル間充物質(MFC)が浸透経路となる。浸透経路が正式に解明されると何がわかるのか?
薬剤によるダメージがわかり、ダメージ予防や修復方法なども確立してくる。
次にパーマはどうか?
パーマの場合、ブリーチ処理の時よりも全体の弾性率の低下が見られる。しかしブリーチ処理時よりも不均一性はほとんど見られず、これはパーマの還元剤がマクロフィブリルへの影響を強く受けている事もわかっている。
まとめると、ブリーチ処理の場合のパラ、オルトの損傷の度合いは偏る。しかしパーマの還元剤の場合はオルソ、パラ同様に素早く浸透、拡散すると言うのがわかります。
またブリーチ処理1回に付、メラニンの弾性率は著しく健常毛の1/10まで低下すると言うデータ。
このことを考えていくと、毛髪内のメラニンは多くの金属イオンを含有していると言うことからカラー2剤である過酸化水素の分解がメラニンの傍らで選択的に起きるためと考えるのが妥当であり、これらのダメージを予防するための前処理剤の重要性、何が一番効果的か資料も僕の手元にありますので、これもセミナー時に!
パーマ時のダメージについてはシスチンを多く持っている部位に特に低下が見られる。
浸透経路のほか、シスチンの架橋密度が高いA層、エキゾCu、マクロフィブリルに特に見られるとの事。たまたま使っていた処理剤で効果がたまたま出ていた、と言うよりもピンポイントで保護、修復できたほうが結果はどう見ても明らかなのではないだろうか?
このあたりの観察はパティエンス独自で今後できること。早くできるようになるのが待ち遠しい^^
新商品としてすぐにでも発売できる商品が2,3あるけど、これらの基材が使えるようになり、臨床のデータなどで根拠付けてからの発売ということで待機しています。発売は来年早々かな?
浸透経路であるCMCの脂の道はカラー剤、水の道はパーマ剤という認識では的が外れてしまうのではないだろうか?
そんな心配するのは余計なお世話か(笑)
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