FC2ブログ

社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

ダメージ修復の考え方(2)

ケミカリストセミナーの申し込みもボチボチ来ていますが、どんな内容にしようか考えていたらすっかり目も覚めてしまって^^

2年ぶりの開催なので、前回とまったく同じにするつもりもなくより進化してきた毛髪修復方法なども満載させた資料をと考えています。資料作りも今回は結構大変かな?
残り1ヶ月で作成できるのかな?

それに合わせて問題も作成しなければならず、本当に勉強されている方だけに認定証も与えたいという意向は変らない。

今回は2年ぶりということもあって、もうすでに以前のセミナーでケミカリスト試験に合格された方たちの参加も多く「単純に試験に受かればいい」的なものではなくて、本当に毛髪理論、薬剤知識を身に付けたいっていう姿勢がヒシヒシと伝わってきます。

自分であればもうケミカリストの試験に受かったのだからこれ以上は勉強しなくてもって踏ん反り返ってしまいそうなんだけど(笑う)
でももっと髪をキレイにしたい、お客様に喜んでもらいたいって言う気持ちは「これでもういいだろう」ってものはないんだろうね?
もっと上を、さらに上をって常に考えていらっしゃる。すごい集団だと思いました^^

今日は前回の続きで各部位ごとに修復を考えるというテーマ。
前回はCMCについて記事にしましたが今日はコルテックスの修復について。
まあこの辺のことについて語り始めてしまうと延々と続いてしまいそう^^

なので今日は主要構成成分であるミクロフィブリルとマトリックスについて記事にしたいと思います。
まずミクロフィブリルは繊維状たんぱくと言われていて比較的親水的な要素を持っています。このミクロフィブリルの束を囲むように存在するのがマトリックスは疎水的な球状タンパクと言われています。

ミクロフィブリルをさらに分類していくと、親水的なオルトコルテックス、疎水的なパラコルテックスなどと別けられ、でも実際には詳細は明らかになっていないっていうのが現状。

一般にはタンパク加水分解物やアミノ酸、ダメージによ親水化した毛髪(疎水的な部位)にはミクロフィブリル間で水素結合を形成できる成分であるポリフェノールや有機酸を用いることが有用とされてきた。
少し前まではケラチンは大きく別けると2種類あって、ひとつはミクロフィブリル、マクロフィブリルは結晶性のαケラチン、マトリックスにはより疎水的な非結晶ケラチン(γ)ってどこかのメーカーさんが盛んに言ってたこと思い出す。
確かにケラチンを髪に付与すると低下した保湿性は向上できると思う。
しかし色々な原料メーカーからそれぞれケラチンは製造されていて特性も違えば修復箇所も違ってくる。一概に毛髪修復にはケラチンって考えは安易過ぎないだろうか?

ケラチンに関してはパティエンスの処理剤で(αソリューション、モイストパティエンス、ガンマルファ、レストアーゼγ)4種類あって、それぞれ製造メーカーも違えば特性も違う。この4種類の中で特性の違うケラチンを全部で6種類使っているんだけど、これはやっぱりブログではなくセミナーで話をさせていただこうと思います。

良くこのブログ内でもケラチンだけが修復剤ではないよ。的なことを申し上げているんだけど、確かにダメージを修復する上で非常に重要な位置を占めるのがケラチン。

でも今日は本音をぶっちゃけちゃう^^
ごめんなさい。「言わないで」って言われてないから言っちゃう。

製造メーカーの研究員たちは髪に付与したこのケラチンが日常生活の中でどれくらいの間髪に残るのかって独自に研究や検査をちゃんとしてるでしょ。
一般には公開してないだけで!

やばいかな、言っちゃったら。
今後取引停止になっちゃう(笑)

まあいっか^^

タンパク分析していくとわずかに10回洗浄するとほとんどケラチンは見当たらなくなる。
それも最新の高分子ケラチンと謳ってたとしても・・・・・・・・・
低分子になればもっと短いと言うこと。

初めて聞かされたとき本当にショックを受けてしまったの。

でもね、考え方として確かにケラチンだけに頼ればわずか10日間の効き目しかない。でもぼくら技術者はケラチン単体で施術することはほとんど無いでしょ?

他にもグロスフィリンを絡めたり、キトサンやセルロースだったり使う原料の把握をしていて、場合によってはシリコーンやポリマー系の原料を持ってきたり、その他にもpHコントロールや熱による処理なども加えていくとこれが3週間にも4週間にもなるからおもしろいの^^

さらに1ヶ月、2ヶ月効果を感じられないか?

またビビリ毛や酷くダメージを受けた髪の構造をひとずつ紐解いていくとここにカールをつける目的ではなく、トリートメント(修復目的)として還元剤を利用したり・・・・・・

本当にケミカルなんだよね、考えていくと。
健常毛には13%?14%のシスチンが存在すると言われている。
不適切なパーマ施術の処理、またはハイトーンのカラーを施すと髪の構造自体が変化するって言うのは周知のとおり。
S?S開裂機構で酸化が進行するとほぼ2倍量のシステイン酸を生成するデータも出ているけど、こういった毛髪に対してただケラチンだけでいいの?

何の目的で、どのように作用して修復していくって言うことがわかれば普段のサロンワークが一層楽しくなるのではないかと思うんだけど。

他のたんぱく質にはないシステインを持ってるって言うのがよく言われるけど、高分子ケラチンでだいたい全体のMol%で4?5%、毛髪修復って言われるのはケラチンは反応性化学といっても良いと思うけどブンテ塩(Bunte Salt)、いわゆるS?Sulpho(Sスルホ)としての存在が大きい。
特に「化学的還元状態」においてS?sulphoは毛髪など他のケラチン基質と架橋し分子としてシスチンに変換されるなどと言われてるけど、こういったことを頭に入れて施術されている方はそうは多くないのではないか、またグロスフィリンを絡めることで今度は毛髪内の他のアミノ酸であるヒスチジン残基と架橋しシスチンに変換、ダメージした毛髪の構造自体を整えてあげることは充分可能と思っています。



ケラチンについてはケミカリストのセミナーで徹底的にお話させていただきます。

今月は10件の更新をと目標まであと4件、頑張るぞ!


スポンサーサイト

| 日記 | 14:20 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

失礼します。 球場たんぱくは親水、
フィブリルは疎水と解釈していましたが、逆ですか?

| Chika | 2009/08/26 17:46 | URL |














PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。