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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

2013年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年08月

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あえて書きますが^^

前回あんな記事を書いたせいかサロンさんにパティエンスは新しい還元剤出さないのですか?
今話題ですよね【GMT】って・・・・

まあこればかりは好みの問題もあって言い悪いはそれこそ使った方しかわからないと思う。
また髪質の問題もあって良い悪いって言うのもあるのだと思います。

昨日もパミーラなど還元剤をお願いしている会社の専務と少しこのGMTについて話したんだけど、パーマ剤については数年前にスピエラですこしズッコケた感はあるけど、今のシステアミンの出荷量は右肩上がりだと。
少し記事にして僕なりの考えも書いてみたいと思います。

スピエラは使用の際、用事調整をするわけだけどまず保存が利かない。だから使う美容師さんによっては多く作り過ぎてしまうと保存が利かず無駄も出るのだと。スピエラの構造上最初から混合液にしてという商品は当初なかったはずなんだけど次第に混合液の商品も後発しています。
昭電さんでもその後の所見で混合は可能、しかし還元度で2%のロスが生じるとはっきり言っています。
スピエラの五員環の構造上、水に溶かしたとき分解して開環してしまうそのため使う直前に混合するっていうのがセオリーだったのだけれど後発で発売されたものは初めから混ざってるやつ。

これは先に言ったように後から2%のロス分を差引いてもらえれば問題なしというもの。
どういうことかと言うとたとえば還元度4%のスピエラをプレミックスタイプとして作った場合、実際の還元度は2%のロス分を差し引くと2の%還元濃度の商品になるということ。6%のスピエラをプレミックスして販売するには実際8%で作ってそこから2%マイナスさせるということ。

でもスピエラ、原料でチオグリコール酸の何倍するのって考えたときコストはどうしても高くなってしまうでしょ?初めからロス分を引いてるわけだから。

話がそれてしまいましたが3年位前にチオグリセリンを何とかできないかって試作したときについでにサンプルと資料もらったので書庫の隅にあったものを引っ張り出して少し見返してみました。

当時は還元剤なら佐々木化学っていう頭しかなくてサンプルを直接Asahi化学さんに取り寄せた記憶があります。
そのときに一緒にチオグリコール酸グリセリル(グリセリンモノチオグリコレート)も少しだけですがいじった事があって、でもこれはあくまでも資料に基づいたレシピの元試した結果で、現在のGMTとは処方も違うのかもしれないけど^^

このGMTもまた佐々木さんではなくてドイツの会社の日本法人だったような気がします。
そしてサンプル品と一緒に送ってきたのが試験成績表と簡単な配合レシピ。パーマ剤としてのレシピですが当時日本法人ができたばかりという事で問い合わせた担当者があまり詳しい人ではなかったのも事実なので、3年も前のものだから今話題のGMTとは配合方法が少し違うのかも知れませんが許してください。

GMTは用事調整?っ言って良いのかわかりませんが2つに別れています。
①が活性剤と称して還元剤の主剤になりますが
チオグリコール酸グリセリル      980ml
グリセリン               20ml

②はpH調整液
モノエタノールアミン  99%              120ml
チオグリコール酸アンモニウム59%            115ml
ジチオグリコール酸     48%            110ml
ラウリル硫酸アンモニウム                110ml
脱イオン水                       3000ml
使用方法は①活性剤10%にたいしてpH調整剤を80%30℃~35℃にて混ぜ合わせ15分から20分放置、加温の必要なし。っていうかこれ写真載せたほうが早いね(笑)

GMT.jpeg
 
でもこれって昔からあるベル○ュバンの酸性パーマじゃないの?
pH調整液といっても立派なパーマ剤でしょ?これでパーマかかるでしょ?
モノエタとTGでしょ?
全体重量3500ccとしてチオグリコール酸120mlというと還元度は1.6%になるのかな?
アルカリ度はどれくらい?

正直なんだこれっって思ったの覚えてるけど、そのころダブル還元って一部の美容師さんたちの間で流行っていたみたいだけどまったく興味なかったから見過ごしちゃったのかもしれません。

そしてこれは他の還元剤のメーカーさんからいただいた資料で12種類の還元剤のギルビー法のウェーブ測定。

w2.jpg


pH9とpH7の同還元剤のデータ。当然パーマはアルカリ剤が傷みの原因ということになると考えられていて、従来のチオグリコール酸でいえばpH9とpH7ではたかが2という数字だが、毛髪にかかる負担は200分の1になるって。これは連用したときの強度実験から。

誤解のないように断っておきますがウェーブ剤の王様はやはり手ごろなのもあってチオグリコール酸って事。
だから他の還元剤もチオグリコール酸の還元度7%に準じた調整をし、統一しなければならない。 

チオグリコール酸水溶液14.0gという事は単純に50%が原液な訳だから7%になるでしょ?
還元度は分子量を元にしてビュレット滴定して算出する関係で分子量を元に各還元度を算出し統一性を出しています。

そして結果はウェーブ効率の濡れた髪と乾燥した髪。ウェーブ保持率とは処理した毛髪を24時間ぶら下げた後33~35℃の水に20分浸し乾かしたもの。

w1.jpg

でもこれレシピが違うでしょ、わかります?
調整液じゃないからウェーブでない^^
自分のところの取扱じゃないから配合知らなかったのかな(笑)
ウェーブ激落ちでしょ?

特質すべきはほぼ①の主剤だけでかけたという事かな?
本来はPh調整液入れないと特性は出ないと思うけどわざとやったのかな研究員さん?

それと気になったのはウェーブ保持率で1度洗った後のウェーブのダレ感かな。極端に減少して他の還元剤はここまでダレていません。

w3.jpeg


酸性のパーマ液って事なんだけど確かに主剤である①の活性剤はそうかも知れない。でも②のpH調整剤は明らかにアルカリ剤な訳だから通常で考えても混ぜ合わせた直後はアルカリに引っ張られてほぼpHは9を指していたような?

ディーラーさんのHPやブログにはこのGMTは中性からアルカリに振ると還元剤が分解されウェーブがダウンするって説明だけど、ほんと僕はこのGMTのメカニズムはまったくわからないけど、施術直前に混ぜる意味があるわけでもし分解させて効果を発揮するのであればスピエラと同じ様になんらかの弊害が生まれるのかも?

臭いはまったくないっていってるけど、スピエラは混合すると水に溶けて分解され五員環が外れ、本来は両親媒性なのに親油性になる。力のなくなった還元剤が毛髪に残りいつまでも匂いの原因になり毛髪に残存するって言われてるよね。当時他店で矯正やパーマをスピエラで失敗してってお客さま多かったけど共通してるのがシャンプー後のメルカプタン臭。店中この臭いになっちゃう(笑)

結局美容師が悪いってことになる。理屈もわからないで回りがいいって騒いでるから使ってみた。あ~なんだか感触がいいみたいって最低の仕事してません?


やっぱりやり方につきるのかな?
システアミンにもいえることだけどパーマ剤はこれ1本って事ではなくて、還元剤にはそれぞれ良いところも悪いところもあってお客様の髪を見て適材適所で使えなければ宝の持ち腐れって事。

いずれにしてもまた長い記事になっちゃいましたのでまだ書きたい事もあります。
バカちょんハイブリッドという事で、また次回^^

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間違いだよね^^

つい最近のお話を少ししようと思います。
こんな問い合わせ^^

『他店で縮毛してビビッてしまったお客様が来店、ビビり治しという事で施術したみたいなんだけど益々酷くなってしまったってメールから凄く焦っている様子なの。

最初に断っておきますがパティエンスの導入サロンではないんだけど^^

他のメーカーの商品は今全然わからないから(笑)
でもへナでトリートメント?
ヘナでビビリも治るって???

後はわからない単語がたくさんで・・・

ウォーターB?
カチアニ?


なんだぁ?

『誰かと間違えての質問だよね』

さらに『架橋は全体にBジェ ル、毛先R2+、全体にCMC』
そのあと、いつもの酸性矯正剤。まず根本ph6.5のパワー100の薬。中間にパワー25のph6,3の お薬。毛先がパワー10のお薬って誰かと間違えてません(笑)

でもこの文みてピンと来る方もいるんでしょうね?

ビビッたのは僕のせいではありません^^
使った薬剤のせいではないでしょうか?

根元にpH6.5?
ぼくなら絶対にしないかな(笑)
酸性矯正剤ってどんなものかはわからないけど、電話番号書いてあったから電話してみたら

『うちは関係ありません。間違い電話じゃないですか?』
って電話ガチャッって切られる始末(爆)

きっと自分が間違えてメールしちゃったのに気づいたんでしょう?
まあ確かに関係ないけど、お客様カワイそ~

って事でこのブログ見て

●縮毛矯正を少し勉強したい・・・・・
●今のやり方で本当にいいんだろうか?ベストなのかなぁ?
●他店で断られたお客様でも縮毛矯正できれいにしたい・・・・
●髪がダメージしてるけどどうやって施術したらいいんだろう・・・

その他何があるかなぁ?
あげればキリがないと思うけど。

とにかくきれいな髪に仕上げたいけどどんな方法があるの?
なんて思われている美容師の方是非連絡下さい。
容器が入ったのでまたお試しセット個数限定ですが販売します。
少人数で営業されているサロンさんやどんなものか試してみたいという美容師さん^^

これで縮毛矯正、パーマ、カラー、トリートメント、ビビリ治しまで何でもできます。

お問い合わせはこちらまで

ちょうど9月の第一週、まずは東京で縮毛矯正の勉強会を開催します。
実際に薬剤調整から塗布、ツインブラシの使い方やアイロンワークまで。
それが見たかった~って勉強会にしたいと思います。

こちらのほうも少人数で10名くらいでやろうと思ってます^^
時間は13時~18時くらいを予定しています。
また勉強会の後親睦会なども予定していますので気になった方は是非お問い合わせフォームよりお願いいたします。

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セミナーやりたい^^

今日はいくらか涼しいですね?
日本列島は横に長いから東京だけかな?


最近、もう少しブログを書かないといけないかなって少し反省しています。
パティエンスの商品使ってくださるサロンさんとは導入時にはお会いして商品の説明とか、使い方それと実際にモデルさんに営業時を想定してデモンストレーションしたりするんだけど・・・・・

でもそれが終わってしまえばまったくといって良いほど連絡の必要性がなくなってしまうから。

元気でやってるんだろうなぁ?
うまくつかえてるんだろうなぁ?
気になったときにはお電話させていただいたりするんだけど、昼の営業時間は接客もされてるだろうし電話に出る事が難しかったりで、つい疎遠になってしまって本当に申し訳ない気持ちで一杯なんです^^

心のどこかで繋がってると思っているんだけど、インターネットは便利な反面人とのコンタクトを邪魔してるんじゃないかって思い始めてるの。

だから初心に帰ってというかほぼ100%のサロンさんはこのブログから発信して、お付き合いさせていただいているのだから誰に気兼ねするもなく今までしてきたようにズバズバ本音言って(笑)
本当にコミュニケーション不足です、ゴメンナサイ^^

最近取引を始めたあるサロンの美容師さんから『社長のブログ、本当面白いっす』って(笑)
最近矯正の塗布の事書いてるのも彼のため?じゃあないですけど楽しみにしてる美容師さんがいるのだからって奮起してまたやる気出そうって暗示かけて^^

名前の通ったある美容師さんが前処理をはじめPPTとかその類の処理剤はもう古いって?
傷まないようにパーマやカラーをする、新しい還元剤を初めとした薬剤を使い傷ませないので施術するから処理剤はいらないって!

完全に喧嘩売ってるなって(笑)
百歩譲ってもしあなたにそれができても大多数の美容師さんがそれをしたらって考えると恐ろしい・・・・

髪って男性も女性もその人を印象付ける大事なものだから、もちろん美容師さんの仕事は似合うようにアドバイスしたりデザインする事なんだけど、素材を気にしてあげられてケアしてあげるのも大事な仕事なんじゃないのかなぁ?

最近僕はパティエンスの商品を使ってくださっている一般の女性の方とやり取りする事が多いんだけど、自分の髪に対して、そして使うヘアケアに対しての関心度は半端じゃない。それに答えなければいけないとつくづく思う今日この頃。

これから秋にかけ縮毛矯正の実践テクニックという事でモデルさん使っての施術セミナーも予定しています。
会場が押さえられたらってことなんですが東京、大阪、名古屋でもできたらいいなぁ?

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根元1cmあける意味

やたら暑い^^
もう梅雨明けだなんて今年梅雨はあったのだろうか?
今雷鳴ってメチャクチャ雨降ってます(笑)

ひと段落したのでブログ書こうとPCに向かっています。
昼のニュースで景気回復?って、ホントなんだか^^

関係のない話だけど美容室でのパーマ比率はこの10年、毎年マイナス10%以上減少なんだって・・・・
今取引している会社も工場を閉鎖しちゃうっていうし。
パーマのうちには当然縮毛矯正やストレートも入ってるんだけど、なんか悲しい、虚しい。
誰かのせいにしたくないけど業界全体が悪いんじゃないかなって^^
業界に規制をかけてまた外してって自分の首絞めてる気がしてならない^^

挙句に若い美容師さんたちのパーマ離れ。美容師が好きじゃなきゃゲストにも薦められないし、パーマかける人が減るのは当たり前なのかな?
やり方使い方のレクチャー、やっぱりパーマ液販売しているメーカーが美容師さんに好きになってもらうような努力が少し足らなかったのかも^^

勝手なひとり言でした!

前回薬剤塗布という事で下手なイラスト↓↓↓

shukumou_.jpg



これ一番強いクセの部分に一撃をってつもりでしたが少し訂正させてください^^
注意事項の一つに

「根元まで塗らないで」

って事(笑)
何故ダメか?

たくさん理由はあるんです(笑)
まず塗った薬が放置すると吸い込んでしまうの。
まず根元付近はまったくの健康毛。キューティクルをつなぎ合わせているCMCがアルカリ剤の力を借りて侵入経路になっていくわけなんだけど根元の細胞はまったく壊れてなくて浸入する経路がしっかりとしています。
そのため薬剤を髪に塗付すると内部から浸透、浸入していき反応してしまう。これがCMCが壊れていると必然的に経路となる道かないので還元剤は浸入拡散できずアルカリによる膨潤が起き髪がダメージしてしまうという事になる。

ゴメンナサイ、これがセミナーだと1時間は話せるんだけどCMCの話で(笑)
β-Layer、∂-Layerって事で浸入、拡散の様子なんかもわかりやすく。それにダメージした箇所に薬剤を安心して塗布できるように前処理の仕方がわかってくるから・・・
あとね、赤外線のカメラで見ると良くわかるんだけど根元付近の髪の温度も2℃くらい違うのも手伝ってどんどん吸い込んじゃう。こういう事って美容師さんが理解してくると自分もそうだったけどお客様の髪をいじるのが楽しくなっちゃうと思うんだよね。


髪の根元は外側からじゃなく内側から反応させる気持ちかな?


根元ギリで塗ると毛穴(毛根)まで反応して軟化してしまうからここから折れたり切れたりってことになるから絶対に1cmあける!これ鉄則。根元は強気に攻めるのは×ですよ~
心配しなくても根元の1cm部分は塗布してないのにアイロンかければしっかり伸びるんですよ~^^


ここまで書いちゃったけどPPTでの前処理について触れてませんでした。
次回PPTの意味っていう事でまた!

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薬剤を塗りわける

よくあるパターンという事でお話します。

縮毛イラスト

縮毛矯正を頻繁にされる方の典型的なパターンというのはこの図のような根元側に5~6cm自毛の縮毛、それより先は既存部として以前伸ばしている箇所。
ここで一番良くない例として既存部の締める割合が多い事から対象部分を既存部にもっていってしまうこと。
得てしてこういうお客様はご自分のもともとのクセを伸ばしたいと思っているのだからこの部分が伸びなければ意味がないしクレームの対称になり、あの店は上手じゃないって事になってしまう・・・・

根元の部分をきれいに伸ばし、尚且つ一度矯正している既存部の手触りだったり柔らかさを出せればいい訳なんだけど、じゃあどうするか?

『塗布する薬剤を別ける』

という事になる。

まず下処理になりますが、髪から余分なものを落としてあげる。落とすというよりもフラットな状態に戻すという考えのほうが〇。

残留物だったり髪のpHだったり、この場合も美容師が考える事は色々あるのですが要は塗布した薬剤が必要以上に反応したり、又は効かなかったりという事を避けなければならないわで、髪表面のセット剤などシャンプーで洗い流せばという安易な考えで行う施術とは大きな開きが出てきます。
まず自毛部分の縮毛。

shukumou_01.jpg


図で説明しているので上手く伝わるかわかりませんが・・・・・

本当はセミナーで塗布の仕方を間近にお見せできればわかりやすいのですが、髪の持ち方や指の置き方なんか参考になると思います。また根元ギリギリまで塗るのか?
どこまで攻めるの?
とかね^^

よくある質問としては軟化はどう見てますか?
これもいろんな美容師がいろんなことを言ってるから(笑)

次回~

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