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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

2012年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年11月

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パラベン以外の防腐剤

パラベン類を使わずに化粧品を作るにはまず幅広い菌に効く防腐剤が必要になる。
無添加と称したりパラベンフリーなどといってもまったく防腐剤が入っていないものは一部を除いてはありえない。要するに何らかの防腐剤を配合するわけ。

代表的なものとしてフェノキシエタノール、ヘキサンジオール、それにメチルイソチアゾリノンあたりになるがこれらの防腐力はパラベンに比べるとかなり性能的にも劣り、パラベンと同等の防腐力を持たせるためには配合量も増加してしまうのと、肌や頭皮など対象物に刺激が出てしまうためどうしても難しい。

アクアヴィータのようにいわゆる水が占める割合が70%以上になれば、ベースとなるオードパティエンスはご存知腐らない水なのでパラベンを使用せずともある程度の防腐力は出せるのですが・・・

化粧品の用途、すなわち比較的毎日使用するものならまだ対応できるが、一度使ったらなかなか使用しないものや開封後1年以上持ってしまうような化粧品になるとパラベンフリーというのは難しくなってきます。それにフェノキシエタノールの配合量を上げ、ある程度防腐力を持たせようとしてしまうと芳香臭があるため大量には配合できずアクアヴィータのようにフェノキシ+メチルイソチアゾリノンを最低限配合し防腐力を持たせたりしています。

アクアヴィータだから出来ましたが、シャンプー、トリートメントになると原料の数も増えてくるのでそれも難しくなりますけどね^^

要するにパラベンを配合するという事は商品を組み立てる処方技術者が一番楽なわけで、一般的にはパラベンじゃなくて他の防腐剤の量を多く配合すれば、と思うのですが実際にはそんな単純で簡単なものではなく商品によっては水系であったりクリーム状であったりするわけで、防腐剤の特性で水系で存在しなければならないためクリーム状の防腐剤として使う際には予めオイル分に溶けるパラベンを最初に見積もって配合するためクリーム状の商品、例えば水系のシャンプーよりもクリーム状のトリートメントのほうが同じ内容量でも防腐剤の量が増えてしまいます、要するにオイルが多く入るもののほうがパラベンはオイルに良く溶けるために配合量が増えてしまうわけです。

パティエンスの『天使シリーズ』のシャンプーである七人の天使たちの防腐剤にはフェノキシエタノールとメチルパラベンという防腐剤の組み立てですが、琥珀色の天使たちの防腐剤にはフェノキシにプロピルパラベン、メチルパラベンとやはり防腐剤の組み立てを変えています。

たかがパラベンごときに(笑)
こういう仕組みって面白いんです、紐解いていくとね^^


次にパラベンをはじめとした防腐剤を一切使わない製法という事になると、これも配合する中身によっては出来ないものも多々ありますが加熱滅菌処理。例えばたんぱく質やアミノ酸などを多く含む製品には向かない。
なぜなら加熱していくとどうしても配合しているたんぱく質が壊れて変性してしまいます。

これもすごく難しいですよね、中身は加熱処理して滅菌できても充填する容器の管理が大変でしょう?
それに容器自体も滅菌にしたり充填室を無菌室にしたり、すぐに使い切るように容器を小さくしたり・・・

ここまでやれる会社、そうはないですよね^^

ちなみにドイツに在住されているお客様に自分の使っていらっしゃる化粧品はと聞くと、
『私は自然派』との答え。全成分表示を送ってもらいましたが表示はエタノール。すなわちアルコール(笑)

でもこれだと自然派うたって肌が強い方しか合わないと、矛盾を感じるのは僕だけじゃないと思うけど^^

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トリートメントが2種類ある訳は?

エクセルパティエンスの商品の良さをを一言でお客様に伝えるには?
こんな質問がよくきますが^^

こういうケースに限って『予算的にすべての商品を使えないんです』
じゃあ無理じゃない、お客様に良いって薦めるのは^^:

シャンプー(七人の天使たち)は頭皮と髪の汚れを落とすもの。
洗い流してCMCエマルジョンペリセアーゼ、このトリートメントは髪内部の脂質の補給を目的としています。
だからペリセアーゼだけを使っても持続力が出ない^^
ペリセアーゼで髪のCMCを補ってあげれば状態は極めて変わるわけだけどそれを長時間持続させる力が無い。
ペリセアーゼだけでは弱った髪の強度まではデータとして上がらない。

これでは髪を修復したっていえないんだよね。
一時的に失った脂肪酸やコレステロールなどで手触りが改善する、でもそれを持続させなければと当然考えるでしょ?トリートメント後髪を強くさせたいってね^^

もちろん強度という意味では高分子のケラチンやキトサンで髪を覆ってあげてその隙間にそれぞれ違う誘導体(PPT)をチョイスして美容師さんには使って欲しい。そんな考えの元、商品を作ってます。

だからもっと良いものって考えて作ったから今のラインナップになったわけでいらないものは僕から言わせていただくと何もないわけ^^
商品買ってもらってこんな事普通言っちゃいけないんだけど、今日はあえて言わせていただきますね^^


でも取引先のホームページやオーナーさんのブログなんか見ても『CMCペリセアーゼ』はすばらしい、今まで使ってきたトリートメントでこの類のものはないので導入しましたって紹介されてもあんまり嬉しくないんだよね。
なぜかというと琥珀色の天使はあんまり良くないって使わないから^^:

せっかく良いものって選んでいただいてもなんだか僕からしたらやってる事が無駄になってるんじゃないかって?
導入サロンさんにはなぜトリートメントが2つあるのかなるべく説明させていただいてるんだけどタイプがまったく違うの。ペリセアーゼは内部の構造を整えるトリートメントという位置づけ。
琥珀は外部、キューティクルの事を考えたもの。
これをどうしても一つとして考えられなかったの。っていうか一つで作れなかった^^
髪の内部の細胞と髪外部のキューティクルの細胞はまったく違う。それを一つでってやっぱり矛盾してると思ったから!


毛髪キューティクルの役目はなんて話すとまた長くなるけどキューティクルの弱った髪、それにキューティクルの無い髪にいくら栄養を付けたくても髪に残ってくれない。
だからここでテクニックを使うの^^

ケラチンをはじめPPT類でまず栄養を与えるでしょ、それを包み込むのが比較的大きな網目でキトサン。
そこにつやを出すソワキュートや後に熱処理するのでシリル誘導体など使うんだけどもっと細かい網で包みたい、キューティクルが無ければ代わりのもを与えて髪の強度を増したい。
でもキトサンだけでは物足りないって(笑)

そこで琥珀色天使なの^^
琥珀の主剤はセタノールではなく何倍も高価なHEC(ヒドロキシエチルセルロース)。
キトサンよりももっと細かい網目で覆ってるわけです。

さらに天使の涙は毛髪表面に濃~いオイルでキューティクル表面のオイルの類似として18MEAと同じ特性を持ったオレイン酸やパルミチン酸を有した植物性のオイル20種類のブレンドで仕上げる。
これでさらに補った栄養分が外に出づらくなる、そして髪が水分を抱えやすくなる。
髪の温度が低くなるって方程式。


このあとお仕上げでドライヤーやアイロンの熱が加わる。
ここまでやれば他社のトリートメントとは違うでしょ???

枝毛もなくなるわけ^^
土曜日かな、『パラベン以外の防腐剤』は^^:


ほんとに社長のひとり言(笑)

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パート2のPDFファイル

すみません、取引先のサロン様からもパート2のPDFファイルが見れないって前々からいわれてましたよねm(_ _)m
もしかしたらパソコン入れ替えた時削除しちゃったかもしれません。

今も他の取引先のサロン様から年末に向け再確認しようとしたらファイルが開けないって(>_<)

早急に確認したいんだけど出張先なので手元にモバイルしかなくすぐには確認できません。
また商品が良いのに上手くお客様にご提案できない。
どんなメニュー構成にしたら良いか?
もっと売上に結びつけたいなど、僕自身がもっと率先して提案していかないといけないと実感しています!

とりあえずブログしか訴えるところがなくて移動中携帯から更新。
今日もがんばろう\(^o^)/

社長のひとり言

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防腐剤パラベン類

やっと防腐剤についてブログの更新が出来そうです^^

化粧品の防腐についてはヘアケアもスキンケアもどこのメーカーでも頭を悩ますところ。
食品とは違い賞味期限や消費期限がないためどうしても商品には防腐力を持たせねばなりません。

一般的に多く使われているのがご存知パラベン。メチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベンと混合するのが一般的。パラベンの原料自体は粉末状。そうだなぁ味の素の結晶をもう少し大きくした感じかな?

尿素にも似てるかもしれません。
メチルパラベンは水に0.25%溶解しますが防腐剤として化粧品に配合するには0.2%必要なためギリギリなのですがシャンプーやトリートメントなどはBGやPGなど、エタノールもそうかな?
パラベンの溶解性が高まるため表示成分にはBG,PGなどはキャリーオーバーとして表示名称されます。

以前ブログで紹介した成和の防腐剤でセイセプトHが使いやすいって紹介しましたが、エステル油剤やPGにメチルパラベン、フェノキシエタノール、プロピルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベンを混合して初めから液体になっている原料などもあるのですがどうしてもコスト面で使えないのかな?

何年か前にCMでありましたよね?
『クサーる、クサーる♪』っていう腐る化粧品。
防腐剤が入っていませんって!でもどっかいっちゃいましたね(笑)

1回分のコンタクトの保存液や1回で使い切る目薬などであれば防腐剤はいらないのですが一般的に化粧品は水と油を乳化して商品にしてる場合が多いのでどうしても防腐剤が必要になる。

パラベンは以前旧指定成分であったため何かと問題提起されますが、パラベンで何か起こったとかいう噂ははあまり聞いたことがありません。むしろノンパラベンにこだわって新規原料の防腐剤を配合している製品のほうが逆に怖いのではないかと思います^^
この20年、30年パラベンはずーと防腐剤で使われてきています。いろんな臨床データもあります。どんな時、どんな人にどんな製品で使った場合にアレルギーなどの問題を起こしたのか?
こういう事がある程度わかっているからです^^

でも新規原料についてはパラベンほどデータはありませんよね?
決してパラベンが安全って言ってるわけではなくてね。

そういう意味ではファンケルはすごいと思います。
ファンケルがノンパラベンって登場するまでどこの会社もパラベン以外の防腐剤を考えなかったんだから(笑)
そりゃ、面倒くさいもんね^^
パラベンを抜いて化粧品の処方を組み立てるってかなり大変な作業になるんだと思います。

ちなみに乳がんの原因になるのではないかとヨーロッパ、特にドイツかな?
一斉にノンパラベン商品が出たのだけど自然化粧品と言っても、なんて事はないアルコールでの防腐だからね^^
これは別の意味で問題があり肌の強い人はいいんだけど敏感肌の人は逆に使えない。
お酒の弱い人にも使えない、ぼくなら全然大丈夫ですが(笑)


また長文になってしまったので『パラベン以外の防腐剤を考えてみる』はまた次回という事で!



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ジメチコン

最近わかった事だけど1週間以上更新しないと『社長のひとり言』って検索の順位は2位になってしまうけど新しい記事書いて数日すると1位に返り咲くの(笑)
きっと微妙な線上にいるんだね^^

本当に最近、『ジメチコン』に興味を持っている方が多いみたいで、シャンプーのお話イコール【ノンシリコン】って感じで^^

私はオーガニック使ってますって(笑)


こんな事ばかり書きたくないんだけど・・・・・
でもやっぱり黙ってられない(笑)
あんまりシリコンって書くとそればっかりでつまらないって言われそうなので今日はもう最後にしましょう^^

前回も敏感な消費者の方たちはわかってるって言ったけど、ごく一般的にお話しすると仮にシャンプーにはシリコン類が入ってなくいわゆるノンシリコン。でもこの類のシリーズはコンディショナー、トリートメントクリームには実はジメチコンは9割方配合されてるのを知らないわけ。

理論的にもっと話していくと例えばダメージ毛にこのような商品を使ってしまえば弊害が生じます。
元来髪の持つツヤ、潤い、しなやかさを付与している物質は18MEAなわけだけどパーマやカラーのアルカリ剤によってチオエステルが緩み、1回の施術で簡単に剥離していく18MEA。
ここでノンシリコンにこだわっていてその類のヘアケアを使えば、毛髪表面には毎日の洗髪による水道水由来の重金属(主にはカルシウム)が吸着してしまいます。
どうなるかというとツヤ喪失、手触り感の低下、枝毛切れ下の増加となる。

だから物理的に無理が生じる^^
だからこの類の質問が来ると必ず言う第一声が

『ノンシリコンのヘアケア使ってかみの調子いいですか?』って!

また辛口書いちゃいますが・・・・

ノンシリコンがいいですよ、なんてお客様に店販薦めている美容師さんはいないと思いますが(笑)
もっと矛盾してるのは美容室でやるカラーリング、100%といっていいんだと思いますがカラー剤自体にシリコン、もしくは高重合のジメチコンは配合されちゃってるものを使ってるでしょう?
カラーの場合、乳化後のシャンプー時に一番嫌われるキシミ感、実はジメチコンはこのキシミ感を軽減できる。
だからどのメーカーのカラー剤にも配合されてるわけ、キシミ感低減させる処方として。

それにパーマ剤やコスメ系のカーリング剤にも!
もう矛盾だらけなんだから(笑)

あ~あ、せっかくノンシリコンにこだわって高いシャンプ-買って使ってたのに、意味ないじゃん^^

またパラベン書けませんでした^^

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防腐剤パラベン

つい最近の出来事。

たまたま朝から事務所にいたときに1本の電話が・・・・・
「社長、お電話変わってもらってもいいですか?」

その電話に出るとそうだなぁ、女性だけど歳は70歳前後かなぁ?
会社の電話は番号が出るのでだいたいはどこにお住まいの方かはわかるけど042だから立川とか三鷹、吉祥寺あたりかなって!

「はい、お電話変わりました」
お話を聞くと、いとこから天使のドレスとアクアビータを
「これいいから使ってごらん」といただいたそうで、使ってみたらびっくりしちゃったんだっって(笑)

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『私はおばあちゃんだし今までデパートに行って値段の高いもの購入して使ってきたけど従妹に天使のドレスをいただいて使ってみたらビックリしたんだって^^
『朝、小じわが消えてるの』とまで言っていただいて!

それが3ヶ月前らしくそろそろ商品もなくなってきたのでどこで買えばいいんだろうって不安になってしまったとか。そしたらお孫さんがインターネットでパティエンスの事を調べてくれて電話番号も調べてくれたんですって^^

本当にありがとうございます。スタッフ一同感謝しています!
最後に質問していいですか?
『これにはパラベン入っていますか?パラベンは肌に良くないって聞いたもんですから』

得てしてこういう質問が多いのでお電話ではわかり易くご説明させていただきました。
『そんな話はデマだから安心して使ってください』と(笑)

ここからパラベンについて説明したいんだけどたまには近くのサロンさんへ配送ついでに顔出して、髪切ってもらおうと出かけてしまうので』次の機会かな?
ジメチコンをはじめ、こういうお話ってたくさんあるから、困ったもんだと思うけど美容師さんでも乗っかっちゃうんだよね^^
皆さんに安心して商品を使っていただけるようブログに書きます♪

サロンにいらしてくれたお客様にみなさんがお話できるようにね^^

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ノンシリコン

すごく久しぶりの記事になってしまいました。
何度も書く機会があったのだけれど・・・・・

何となくマンネリしてきてしまった今日この頃(笑)
以前のように精力的にブログを読んでくれている方に伝わればって、ダメですよね~
そんな事言ったら!

つい最近ブログ知ってずーと前の記事を読み返してるなんて方も実は多くて。
継続するは力なり・・・・・

毎日気づいた事を書けばいいのに
最近あった出来事それに髪に向き合って仕事してるときの素直な気持ちもね^^

先週、講習で初めて施術を見た美容師さんがぼくの頭の中をのぞいてみたいんだって(笑)
どんな事考えながら施術するのか?
髪とどんな会話してるんだろうって!

今度書いてみよう^^
事細かくかいたらまた長文になってしまうけど。

あとね、ここ何年かのノンシリコンブーム、でも今年は絶頂期だね。
ノンシリコン謳えば高価でも売れちゃうって^^
そこに美容師まで乗っかって・・・・
「毛穴が詰まる」「発がん物質」もっと最悪なのが「シリコンのせいでパーマがかからない、カラーが発色しない」だって!本気で言ってんの?(笑)

花王さん、良くぞこんなくだらない事試してくれましたね(拍手)

「もう言っちゃぁダメだよ」

信用無くしちゃうよ~、美容師さんがそんな事言っちゃ^^
同じ美容師として恥ずかしい。


業界紙ですが「週間粧業」参照

http://www.syogyo.jp/news/2012/04/post_003379.php

http://www.syogyo.jp/news/2012/09/post_004580.php

3秒に1本売れてる(笑)

でももう敏感な消費者は気づき始めてるんだよね^^
名前をブログで出せないんだけど、先週、美容誌などでコラムなんか書いてる方を紹介されて会食する機会があったんだけど、このノンシリコンの話でお互い盛り上がってしまいました!
そんな商売許さない的発言まで飛び出し、ランチにも関わらず2人でシャンパン2本空け、表が明るいってのはヤバイね^^
実は内心「ヘェ~」ってね(笑)

意味深でしょ^^

その後仕事しなければならないのにダウンしてしまいました!

新しい取引先の美容師さんのリクエスト!
どんな事考えて髪に触れてるか(笑)

      blog.jpg

薬剤調整、実際の施術で解説しますね^^

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