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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

2010年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年04月

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開発コンセプト&会社ポリシー

暖かくなってくるとそろそろ花見だよね?
などという声を聞くけど、それはやっぱり桜かな?

あまり花見に行く機会もなく、毎年移動中に何気なく見かけ

「ああ、綺麗だなぁ」

などと思う程度・・・・・


でもよくよく考えてみると日本の花見は桜って誰が決めたの?
梅だっていいじゃないかって思ってしまう。

きっと梅の気持ちは、桜に負けたくないって絶対にそう思っていると思う^^
梅だって綺麗でしょ、どう?

桜が咲く前に思いっきり披露したいのだと^^

そういう考えがあっても良いのだと。
桜が綺麗じゃないって言ってるわけじゃないんだけど、そういう変わり者がいてもいいのかな。

だから梅、がんばれ!



今月からWeb専門で一人スタッフが増えました。
去年あたりからパティエンスのHPもリニューアルしたいと思っていたし、Webデザイナーとまではいかなくても、そこそこいじれるスタッフがいれば、ネットにより面白い展開できるのに、とずーと思っていた。


ブログやホームページからウェブ配信で動画や施術の様子、またはネットセミナーなど色々とやりたいことがあるのでそれも近々公開できるかもしれません。
専門の業者に依頼すればいくら請求されるのか?

なんとか自分でやってしまおうと思ったときもあったけどものすごい労力が必要になってくる・・・・・


まずはパティエンスのホームページ。設立時のものなのでもう5年近く経つのかな?
問題なんか載せてるけど、随分その当時の理論と変わってきてるのにいっこうに内容更新してないもん(笑)

はっきりいって古臭い^^

ってことで今ホームページの内容を考えています。
来週早々、出張でセミナーの資料を昨日は夜中まで作ってて事務所に泊まり^^

なんとか急ぎの仕事は片付いたのでブログの更新!


ホームページって大事なものだと思うし、見てくださった方に強烈にアピールもしたい^^
何を訴えよう?
やっぱり開発コンセプトとか会社のポリシーなのかなって思って一生懸命考えてみました。
2パターン考えてみたの。

ちょっと強気に訴えてるものと、ソフトにでもしっかりとポリシーを訴えてるものと。

せっかくなので出来立てホヤホヤの文章、ちょっと紹介しちゃいます。
画像やデザインはまだこれからなのでほんとに原稿文ですが・・・・・・








今、売上を伸ばしているサロンさん、美容師さんに共通していること・・・・・・・・
それは【お客様に髪についてどれだけ熱く語れるか】というようなことを聞いたことがあります。

すごく当然の結果だと思いました。
何故なら美容師の仕事って髪をあつかう仕事なわけです。

それが髪の健康のことを思わず、パーマやカラーなどの化学処理をしてデザインしていく・・・
本当にこれでいいのだろうか?

ですから
髪について学び、髪のことを理解してくると、格段にパーマなどの技術力が
あがります。
弾力のあるカールやウェーブ・・・
縮毛矯正でも、本当に自然なストレートのような施術ができたり・・・
縮毛矯正と同時にカールやウェーブをしたり・・・
髪を傷ませずアレンジ力が一層高まってくるのです!
そんな中
パーマやカラーをしながら、髪の話をするとお客様はどう思うか?
髪の話をしているのですが、お客様からすると、自分の髪を大切にしてくれている・・・
って気になっていただけるわけです。
美容師からすると、最高のヘアースタイルを作りたい思いから勉強している。
でも、それは結果としてお客様に一番似合うスタイルを創ったり、お客様を綺麗にして差し上げたいという思いからだと思います。

お客様がそれを御気に召せば当然信頼関係が築け、売上げに結びついてくる。
そして、この売上は、ディスカウントやマーケティングで得た売上ではなく
お客様との信頼で上げた売上なので、失客の原因になりにくい。
それどころか、信頼は紹介を生むという現象も起き、益々売上に結びつくことになります。


私たちは何度もこのような美容室、美容師さんに遭遇しています!



本当の意味での美容師とお客様の信頼関係を築いていくことになる。

ヘアケミカルを熟知した上で薬剤を使用する意味がここにあります。

また、美容師は後輩ができた時、先輩後輩という立場を必ず経験します。
特に、感性だけになりつつある、美容室、低料金化してサービスオンリーになった美容室で
先輩・後輩って中々成り立ちにくいと思いませんか?
でも、
髪の状態に合わせた仕事になると話は変わってきます。
お客様一人一人の髪に合わせた、薬剤処理・・・どうしてそのような施術プロセスになるのか?
小手先の知識ではなく、本当の毛髪科学からの知識からの仕事を学ぶと経験と知識が生きてくると思うのです。

これからの美容室には、ヘアケミカルとヘアデザインこの2つは車の両輪のように
回り、動いていくものだと思います。

実りある美容師としての人生を考えた時、お客様との信頼関係をどのように築いていくのか?
果たして、ヘアデザインだけでお客様からの信頼を得られるのだろうか?

とても大切に考えるべきことではないか?と思います。
それが、時間をかけ大きな花を咲かせる内容と考えた時、美容師の仕事は何か?という事になると
思うのです。
また、他の美容師と何が違うのか?美容師として一生大切にしないといけないことは何か?
そう考えれば考えるほど、やはり最後は髪ということに戻ってくるものだと思います。

そこを誰よりも大切にすることが、結果的には売上が上がり美容師としての人生を豊かにし、お客様との信頼を築き、皆が幸せになれる・・・・・・
最後はここに行き着くと信じています。

たとえば、お腹が痛い、骨を折ってしまった、歯が痛い etc・・・・
私たちはこんなときまず病院に行きお医者様に治療してもらいます。
でも、パーマやカラーによって傷んだ髪を何とかしようと思って病院に行ってもお医者様では傷んだ髪を治すことはできません。

確かに髪が傷んでも実際に痛いと感じることはありません。
でもお客様の心の中は酷く傷ついています。

こんなお客様を救ってあげる上げられる職業は私たち美容師しかいないのです・・・・・

ヘアデザイナーとしての自信と誇りを持てるよう皆様と一緒に取り組みたいと思っています。


次回はパート2の文章を紹介します^^

| 日記 | 13:45 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ツインブラシの注意点

今月はいいペースでブログ更新できてます^^

先週は最近導入してくださったサロンさんに1日伺って一緒にお客様に接客させていただきました。
最近、お客様とお話しする機会がなかったのでなんか新鮮な気分でした。

常連のお客様と新規のお客様2人させていただいたのですがどちらも縮毛矯正。
久しぶりにお客様の笑顔を見れた嬉しさ、やっぱりこうでなければいけないなと再認識。

で、そのお店今後縮毛矯正に力を入れて行きたいということでお邪魔したのです。
名前を出さないということで紹介させていただくことを快く承諾してくださったオーナー様に感謝いたします。
きっとうちみたいなサロンはたくさんあるはずですからと!


まだ導入後1ヶ月くらいで、最初オーナー様からメールでお問い合わせがあり、何度かやり取りしてるうち導入することを決めていただきました。スタッフさんは全部で11名なので中型店になるのかな?

打ち合わせの段階でまず気になったのは、もしパティエンスの商品を使っていただくようになったらどんなお店にしたいですか?
というより、せっかく商品を使っていただくわけなので今までと変わらなければ意味がないから。

色々話していくうちにオーナー様もかなり本気な様子で

・地域で一番の美容室にしたい(技術面で)
・スタッフがもっと勉強して髪の困ったの駆け込み寺になりたい
・他のお店ではできないような施術のできる店にしたい  などなど

一番得意なのはカラー、なぜかというとスタッフのうち4人がカラーリストさんらしく、お客様のほとんどはカラーにいらっしゃるとの事。
ただ苦手なのは縮毛矯正。そのためか縮毛矯正は¥30,000だそうです。この¥30000は技術に自信があっての価格ではなくて逆にこの価格にしておけば施術しないのではないか、ということらしいです(汗)
それでも年に1件か2件は矯正のオーダーはあるらしいのですが・・・・

僕の中で縮毛矯正は毛髪を修復する上でどんな施術よりも重要視していること。
パティエンスの商品だってこの縮毛矯正を誰よりも上手に、そして髪を綺麗にしたいという思いの中から生まれてきたといっても過言はなく、もちろんパーマやカラー時にも効果は発揮するのですが縮毛矯正だけは他のお店には負けたくない。当然今まで数もこなしているし色々な髪質の方に施術させていただいたという自負もあります。
他の美容師さんなら同じ工程で施術すれば5時間はかかるところでしょうがそれを2時間半でこなす自信もあります。

確かに5時間かけて施術すれば料金は最低でも3万円はいただきたいですよね?
でも同じ工程をしてその半分の価格であればお客様は決して料金が高いとは思わないし疲れないと思う(笑)

まあそんなやり取りがあって実際施術しながらどんな会話をするのか?
またカウンセリング時にどんな話をするのかなど見ていただいたほうが早いんじゃないかと思いお邪魔した次第です。


まあ、その時に気づいたことですが前回の記事でかけなかったツインブラシの使い方についてのアドバイス!
これ、僕が愛用しているブラシです。

20100311120603.jpg


かなり念気?年季が入ってます(笑)

毛先はブロー時のドライヤーの熱で程よく溶けていて非常に使いやすいの。

ブローのときは右手で握り、アイロンのときは左に持ち替える。
そうツインブラシは両手で使えなければなりません^^

今、僕は縮毛矯正を施術するにあたってはなくてはならないもの。もしなければ上手く施術もできません。
クセが強くなればなるほどこのツインがないと伸ばせないと本気で思います。
薬剤開発するにあたっても、このツインブラシについていっぱい実験してきました。

ツインブラシの実験?

って思われると思いますが、縮毛矯正は非常にデリケートな施術でもあります。
いくら薬剤がよくても仕上がりが綺麗になるとは限りません。施術する美容師さんによるところは大きいのではないかと思います。

軟化後にブローをしアイロンっていう工程で進めていくと思いますがダメージをさせないとか、綺麗に伸ばす、クセが戻りにくくなるというのはこの工程によるところが大きいというのはいうまでもありません。

何気にやられている方多いと思いますがいくら軟化が完璧でもこの作業によっては仕上がりに大きく差が出てくるということです。

何を実験したかというとこのブロー時にどれくらいの乾燥度とでもいうか完全に乾かしたほうが良いのか。それとも8割ぐらいにし、多少ウェット感を出したほうが良いのか?

このウェット感は施術後のクセ戻りや質感を大きく左右します。
そしてこういうことを考えているとどんどん縮毛矯正の奥の深さというか理論がドンドン繋がってきます!

ハンドブローであらかじめ乾かしてからツインをかけるのか?
髪質によってはウェットのままツインで伸ばさなければならない髪もあるし、スライスの幅など一定ではなく髪の質によって変えなければいけないということ。

これはパーマのメカニズムである側鎖の、それも水素結合との因果関係などなかなかネットや言葉で伝えられないことでもあります。だから実際施術してみて説明するのが一番の近道なのかなと思っています。

髪のことを考えながら施術していると面白いもので、お客様の髪の中で起きていること、大げさかもしれないけど髪ときちんと会話しながら施術できてくるような錯覚に陥る。



このときのお客様、最後に僕に一言

「こんなに髪を大事に扱っていただいたのは初めてです、ありがとうございました」

と七人の天使たち、ペリセアーゼを買っていただきました^^


こんなに喜んでいただけたけど、もしパティエンスがなければ絶対にこの客様の髪など施術はおろか触ることもできなかったかもしれない^^
なんか複雑な気持ちです。もっともっとたくさんのお客様に同じように思っていただけるようこれからもがんばろう!


最後にツインブラシの注意点。
ツインブラシで自分の指を挟んでみてください。

痛いと思います!
これ髪を傷める原因になります^^

良かれと思ってツインを使っても結局髪を傷めるだけの行為にもなりかねません。
ツインブラシを使う意味はテンションを均一にかけられること=綺麗に伸ばせる、です。

まして軟化している髪、特にキューティクルは剥がれやすくなっているところに強く挟んで擦ってしまえばキューティクルは皆はがれてしまいます。
きっと髪は悲鳴を上げていると思います。使い方によってはダメージを加速してしまうということです。


ツインブラシを使うときの注意店は挟んだら動かさないこと。挟まなければテンションはかかりませんが挟んだまま毛先に動かしてしまうとキューティクルは剥がれてしまいます。

挟んだら動かさない。毛先に向かって動かすときの感覚としてはテンションかけつつ、キューティクルを絶対に剥がさない位の力加減で施術する^^
表現難しいですがブラシを動かすときには挟む力を抜き下面のブラシに髪を乗せる感じとでもいうか、下面のブラシのみで程よくテンションをかける感じかな?

厳密に言ってしまえばツインブラシには向きがあるのです。
ブラシの向き、再確認してください。どっちが上でどっちが下なのか。
通常であればロゴや文字が書いてあるほうが上面になります。僕のブラシは微妙に配列が変えられています!
中には上面、下面のないブラシもありますが、美容師として道具は何でも良いという考えではなく道具一つとっても、高いか安いかではなくそれを見る目を養うことも大事かなと。
これから購入しようとしている方はその辺見てみてくださいね^^


| ケミカル&サイエンス | 16:04 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

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ワンポイントアドバイス

サイバーテロなどと良く聞く言葉。
ここ何年かでのインターネットの普及、凄まじいものがある反面、セキュリティーや掲示板などでの誹謗中傷などは標的にされてしまったらと思うと怖い気がします。

今はインターネットしない日はないくらい毎日PCの電源を入れ商品のことや会社の事を検索しますが、いろんな記事が出てきます。その中に悪口的なサイトもチラホラ。もちろん読んでて嬉しいことも出ているんだけど。
便利になった反面、面と向かって物言うよりもPCで活字にするほうが本音は言いやすいというのは確かにわかるけど、やっぱり陰でコソコソ自分の知らないところで言われたくない気がします。




自分自身はPC暦18年ってところ。
PCをはじめて使った頃、インターネットはまだ電話回線。ブロードバンドなどまだまだ後の事。

画像をクリックすれば今はほんの数秒で出てくるけど、写真1枚出てくるまで2分、3分かかってたけど・・・・
でもインターネットが面白くて朝から晩までPCやってて、電話代の請求10万円なんてこともあったから(笑)

PC9801だったかな?NECの。
モニターもごついブラウン管で画面は13インチくらいだったかな^^
メモリーは250MBくらいだったと思うけどいまは250GBとか300GBだから不便な器械を使ってたんだなぁって。

いきなりフリーズしたり、雷などで電源が切れると入力したデータがなくなっちゃったり・・・・
それからwindows95、98、2000は使わなかったけどXP、vista、で最近の7。

何台PC入れ替えたんだろう?
つい最近、動画をいじろうと思ってPC購入したんだけど今まで使い慣れているXPにバージョンダウン。
バージョンダウンしてるのに追加料金払ってバカみたい^^
もちろんwindows7は付いているんだけど今まで使っていたソフトが動くか心配なのでインストールしてないの。

ちょっと思ったことを書いた”社長のひとり言”でした!



今日は書きたいことがあってブログ更新。

「パミーラでパーマをかけてたま?に毛先がパサツクんですけど。いいときはすごくいいけど何かやり方まずいですかね?キューティクルがないのでpHは酸リンスで落としてるんですが」

とか

「ツインブラシ使って縮毛矯正すると毛先の柔らかさが出ないときがあるんだけど」などなど。

参考になるかわかりませんが記事にしてみたいと思います。


まずパサツク原因。この辺のことはパミーラを発売前から自分自身でも経験していることです。
パミーラの特徴として還元剤、アルカリ剤、キレート剤、防腐剤が主原料。要するに他社の製品と違うところは髪によい成分、修復剤とか補修原料はまったく入っていません。

これはパティエンスには業務用の添加剤(各PPT)が揃っていますので、美容師さんがお客様の髪を見てこの添加剤を加えお客様の髪に合わせ薬剤を調整できるところ。
ただこれに関しては自分なりに悩みもあり、たとえば一撃にはモイスト、ソワキュート、キトグラスを1%?2%添加してって言ってしまうとこれがワンパターン化されてしまったり。

コールドのパーマの時もおそらく添加剤は一緒なのかな?と思ったのですが。
縮毛矯正とロッドで巻くパーマの場合一番異なる点は熱処理にあると思います。矯正の場合には多少軟化のジャッジが甘くても中間処理にてシリル化のPPTや天使の涙など手触りを向上させるような処理ができます。
しかしロッドを巻いてパーマをかける際にはこのツヤを出す処理が工程上不十分になりやすいという点があげられるのだと思う。確かにパーマ時にも中間処理してウェーブのもちを良くしたり、ツヤを向上させるために施す処理も上げられますが同じ処理でもここに熱処理が加わるのとそうでないものでは当然効果にも差が出てしまいます。

そこでもしパサツクようでしたら、モイスト、ソワキュート、キトグラスの他に同量で構わないのでアルファソリューションを添加してみてください。もちろんパサツク原因としてCMCなどの脂質を補給するということもありますが、だいぶ改善されると思います。

これは昔からパーマ剤(還元剤)でパーマ施術をするときパーマ1液に3点セットとして尿素、ラウリル硫酸塩、それにPCAやPCA?Na(ピロリドンカルボン酸)を添加するとパーマによるごわつきやパサツキの解消、ラウリル硫酸塩は陰イオン界面活性剤ですのでパーマ時に陰イオン界面活性剤が還元剤と反応しウェーブを付けやすくする。
その証拠にパーマ1剤をスポイドに入れ振ると泡立ちますよね?
主原料である還元剤やアルカリ剤は泡立つものではありませんから。

これは一昔前の文献で特許でもあります。確かにパーマ全盛時にはこの3点セットは必ず1液に配合されていて、今でも多く見かけます。ただラウリル硫酸塩は色々言われていますので賢い会社は同じ陰イオン界面活性剤でもラウリルという表示名称ではない原料を採用しているのが多いのではないかと。

まずパーマ後パサツキ、ゴワツキを解消させるために天然保湿因子である尿素とピロリドンカルボン酸やその塩類を配合するという手法が取られています。

アルファソリューションはご存知一丸さんのUアルファ、組成は尿素30%にラウリル硫酸塩5%で溶解していますが、アルファソリューションはさらに尿素を追加、これをグリセリンで溶解しています。

この尿素を追加したことには意味があってそれまでテストにて質感やかかり具合、また総合的な仕上がり感をみて量を調節しています。特にUアルファはS?スルホを他のケラチンよりも多く持つ特性からウェーブ効率も向上。使い方なども理論的なことばかりではなく現場で美容師としての所見もすごく重要視しています。

パミーラにアルファソリューションを添加する意味、もうおわかりかと思いますが、まずシステアミン(パミーラ)を1:1でアクアヴィータで割ります。これはアクアヴィータに配合しているヒドロキシエチルウレアの効果も狙っています。パサツキが出にくくなります。そしてアルファソリューションの尿素とラウリル硫酸塩、あと足らないものはPCA?Naということになりますが、もっと優れたものをという意味でモイストパティエンス。2種類のコラーゲン誘導体、2種類のケラチン誘導体、ソワキュートのシルク誘導体は質感という意味ではどう考えてもPCAに劣るということは考えられないから。

サロンさんから話を良く聞けば、コストの問題もあって薬局で精製水を購入してパミーラの希釈に使用しているとの事。髪質によっては上手くいくのだと思うがパサツキが出やすい髪にはpHを落としたとしても質感は出ないのだと思います。

ツインブラシのワンポイントアドバイスは次回ということで^^

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バッファ酸リンスについて

最近導入されたサロンさんからのお問い合わせで

「パティエンスアシッド」をオードパティエンスで希釈したら真っ白に濁ってしまい小さな粒が凝固してしまったのですが大丈夫ですか?

ゲゲエッ!

クレームではないのですが一瞬ドキッとします^^
きっと他のサロンさんでも同じようなことが起きてるはずですのでちょっとブログで説明しようと思っています。

パティエンスアシットはご存知酸リンス。
バッファ剤としての機能も持たせているため等電点に調整しています。

アルカリ側にも酸性側にも引っ張られること無く緩衝作用を持たせています。

アルカリ側の緩衝にはクエン酸とりんご酸、酸性側にはクエン酸Naとリン酸を使用しています。安定性を出すために界面活性剤を配合していますが、対象物は主に毛髪になってきますのであえてこの界面活性剤にカチオンを持ってきています。

強いカチオンではこんなことは起きないのですが、使用する用途を考えると同じカチオンといっても非常に弱いものをあえて選んでいます。
そのため温度が低下するとこのように白く濁ることがあります。
春になり暖かくなればこのようなことは起きませんが今の時期、朝お店にきてまだ部屋の中が暖まっていないときに希釈してしまうとこの界面活性剤が白濁してしまいます。


品質や性能にはまったく問題ありませんが、もしこのように濁ってしまったら湯煎して人肌に暖めていただくかウォーマトロンなどにしばらくつけていただくと透明に戻ります。


ちなみにアルファソリューションも低温には弱く凝固してしまいます^^
アルファソリューションの場合は希釈する前の原液の状態でも起きます。
製造の段階で水の量を増やせば同じ原料でも凝固することはありませんが、原料が濃いために起こる現象です。
アルファソリューションは髪への吸着性を持たせるために水に溶けずらい高分子ケラチンです。
原料自体を分散、液体状にするためには水で溶かすことができません。

そのため尿素とSLS(ラウリル硫酸塩)にて溶解していますのでやはり界面活性剤に起因してこのようなことが起こってしまいます。


特に寒い地方のサロン様にはご迷惑お掛けしますがしばらく暖かいところに置いていただくか、湯煎などで溶かしてからお使いください。

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酸化染料モノマー

前回の記事で色調を決めるにあたってジアミン類に反応させて酸化作用、酸化重合し強い発色性を発揮すると書いたんだけど、取引先のカラーリストさんから指摘もあり、おさらいの意味で!


P?フェニレンジアミンのみの酸化反応では暗褐色(ダークブラウン)の重合体、P?フェニルジアミンとレゾルシンからは緑褐色(Green)の三量体、αーナフトールから紫色(Violet)のニ量体を生成する。
また、硫酸トルエンジアミン類とアミノクレゾールの組み合わせから赤(Red)というように、各社へアカラーにはこれらを複数組み合わせ製品にしてるわけだけど、以前話したアルカリ剤の違いにより色調は変化し、たとえば同じ配合比率でもアンモニアを用いたときと代替アルカリで重曹などの炭酸系や重炭酸系で調合したときでは色味が微妙に変わるということ。

代替アルカリを用いた場合にはこの配合比率を微妙に変えていかないと色味がくすんでしまったり、インドフェノールにより橙が強く出てしまったり。

今日はまたCMCについて記事にしますが、このように毛髪理論を打ち出して各社は色々な商品を販売していくのが今の主流。各メーカーや全国のディーラーさんが集まりでこのヘアケアについてのセミナーなど盛んにおこなわれているのが現状。

職業柄、これらの資料やテキストなど目にすることも多いんだけど、どうせならもっと奥深くそして明確に伝えて欲しい気もする^^

ここ数年で毛髪の理論は急激に変わっていて、変わるというよりもいままでわからなかったことが電顕などの観察機材がより性能が上がってきたということもあってわかってきている事項。
それまではあくまでも仮説の中で論じられていた事項なわけだから無理もあるのだが。

でもメーカーやディーラーが協力して現場の美容師にフィードバックするならやはり仮説としての事項は載せるべきではないのではないか?
これはテキストを作る方、問題を作る方が知らなかった、では済まないような気もする(笑)



CMCは二層の脂質二重膜の間に水溶性の球状非ケラチンタンパク、糖タンパクが存在するサンドイッチ構造。これは薬剤などの毛髪内部への侵入経路、拡散に寄与していてるのであるが、パーマやカラーを施したことのない健康な髪では毛髪内部への水分の浸透経路、また4枚?8枚または6?10枚の層になっているといわれるキューテキクルをつなぎ合わせる接着剤の役目などといわれています。

よく言われるのはカラー剤は脂の道を通り浸透し、パーマ剤は水の道を通り浸透する。カラーではδ層が壊れ、パーマではβ層が壊れる。これはある意味間違いではないのだと思うけど、もう少し詳しく話したい気がします。


次回はこのβ層、δ層、正確にはinnerβ-layerとouterβ-layer、δーlayerなどの各部位ごとの電子密度について、CMC層の金属類の存在などが確認されてきていて資料を交え紹介できたらと思います。

| ケミカル&サイエンス | 11:27 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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キューティクルは何色?

キューティクルは何色ですか?
素朴な質問を受けますが、一言でいえば無色透明。

なぜならキューティル層にはメラニン色素が存在しないから。
でもこれ、間違いではないんだけどカラー履歴のある毛髪は?
と聞かれれば無色ではなくカラー剤による色素が確認され、答えとしては色、ついてますよ!となる。


あまり知られていないかもしれないけどカラーリング剤の染料はキューティクル層を染色する。
過酸化水素によりメラニンを分解して染着するということはわかるんだど、アルカリカラーのメカニズムを深?く考えていくと1世紀にもわたり基本的には変わらない酸化染料、まだまだダメージを抑制する施術は可能になるのではないかとふと思う。


アルカリを含有する1剤と過酸化水素を含有する2剤、色味を左右するのは1剤の酸化染料のモノマーであり色自体はほぼ無色。これを混合すると過酸化水素の酸化作用により酸化重合し強い発色性を発揮する。
たとえば、P?フェニレンジアミンが酸化反応すると暗褐色(ダークブラウン)の重合体、その他レゾルシンが反応して緑褐色(グリーン)、など二量体から三量体の重合物によって染着させていくわけで各メーカーのカラー剤は複数の酸化染料モノマーにより色調、染毛力が調整されている。


でもあまり浸透経路や毛髪内のどこの部位に染着しているなどの詳細なデータは調べてみてもなかなk見つからない。
染料モノマーと過酸化水素が毛髪内部のコルテックス内に浸透し酸化重合反応し染毛されるという一般的な見解ではいつまでたっても進歩しないのではないか?

また色持ちを良くするための手法として酸化染料とともにニトロ染料などを配合する商品も増えていると思います

ジアミンが毒性もあり、アレルギーを引き起こすなどと騒がれ、ジアミンに変わる酸化染料重合物を用いたカラー剤などがあるみたいですが、クリティカル(重篤損傷毛)ヘアであればベストなチョイスと思うがそれ以外の毛髪に対して染色性が劣ることから毛髪表面にて酸化重合物を生成してしまい内部に浸透することは難しくなる理由と思う。


話が長くなりそうなので今日はこの辺にしておきますが、僕としては何かの機会に徹底的に話したい^^
このメカニズムと何が影響してダメージするのか?

毛髪は体内の排出器官として知られる昨今、重金属による弊害だったり、以前少し話したカラー剤とキレート剤の関係。最近のカラー剤開発で重要視されているレポートなどもうじき手元に届く予定です。足らないもの、施術する際に考えられる問題点などは必然的に見えてくると思うのであとは自分でデータ取りしてまたこのブログで紹介できたらと思っています。


何が言いたかったのか、それはカラーリングによりキューティクルも染色される。
考えられること、それは重金属類に由来してのこと。

ちょっと詳細図作ってみました!

毛髪微細構造



次回は浸透経路であるキューティクル層CMCについてこの図を元に詳しく話します。

| ケミカル&サイエンス | 12:17 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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