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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

2009年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年01月

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カラー時の感触向上技術とは?

感触向上の技術とは何かというとこれもうこれしかない^^

シリコーンとカチオンポリマー。
アンチシリコンさん、ごめんなさい(笑)

感触を向上させる技術などこれしかないの!



「(株)エクセルパティエンスジャパンのペリセアーゼを検索してみました。ただ、(株)エクセルパティエンスジャパンさんは化粧品の成分と、毛髪科学にこだわっているようですが、シリコン成分の配合には ?です。」


検索してて、こんな記事見つけちゃったから黙ってられない^^
これシャンプーの通販サイトで美容師が掲示板で答えているんだと思うんだけど・・・・・
こんなことこの人に言われたくないんだけど(笑)

まあこれ以上は言うの止めよう^^

アドバイスさせていただくなら、シャンプー、トリートメントにシリコン使わないほうがいいよ、と言うならカラーもそして縮毛矯正も絶対止めてあげたほうがいいと思うよ(笑)
普段せっかくノンシリコンのシャンプー使ってても無駄になっちゃうよ?

だってカラー施術時にはまたドップリとシリコン使っちゃうんじゃない?と(笑)

まぁいっかぁ、人のことは^^


カラー剤の話に戻るとシリコンやカチオンポリマーは毛髪のコンディショニング効果があるわけだけど、毛髪表面に高吸着、言葉は悪いんだけど残留させて感触を向上させる技術は現在のところ最新の毛髪修復技術ということだけは変わらない。
このシリコーンやカチオン性のポリマーと一言で表すことは難しく毎年どんどん新規原料が出てくる。アミノ変性シリコーン、高重合シリコーンなど信越化○や東レダ○辺りは毎年進化して、性能自体もどんどん良くなっているというのが率直な感想です。
また最近ではポリオキシエチレン系や炭化水素油(水添ポリイソブデン)なども毛髪表面に極力ビルドアップさせない工夫も技術開発のひとつとされていたりする。

これらの感触向上剤がどのように進化しているかというとドライ後の感触向上だけではなくて、ホームカラーの場合施術直後のすすぎ、シャンプー時にダメージを感じることから、この時点での感触が向上する技術ということでカラー1剤にこれらの原料を配合した製品が非常に目立つのではないかと思います。

このようにすすぎ、シャンプー時に感触を向上させるには相当量のシリコンーン、カチオンポリマーを配合しなければならないわけだけど、髪に高吸着して感触があがっても、これは髪を傷めずにカラーをしているわけではないの。これが施術後10日?2週間後に当然髪から剥離してくれば手触りは前にも増して悪くなるのは言うまでもありません。


「社長、パティエンスのトリートメントに一番相性のいいカラー剤は何ですか?」
と多く質問されるけど、正直すべてのメーカーさんのものを把握しているわけではないので、いつも答えられない^^

感触を向上させるため製造する側は当然このようなすすぎ時に重点を置いて製品を作っている。施術する美容師がカラーしたのに手触りがいいね、と安易に考えていていいのだろうか?
この先、シリコーンやカチオン性のポリマーはさらに進歩をしていくのだと思うが、この辺のデメリットを解消した原料が出てこない限りこの話は終わらないね^^

だからこそ毛髪理論や修復知識などをお持ちの美容師さんたちなら何を考えるのか?
やはりカラー剤を塗布する前にしっかりと毛髪をより正常な状態に保ってあげることなのではないでしょうか、カラー剤を塗布する前の準備として!
すなわち前処理の重要性ということ^^



次回は低臭、無臭化の技術について。
僕のところにもパーマ剤やカラー剤に使われるアルカリ剤についての問い合わせなども多く来るのですが、ブログでお答えしていこうと思います。
たとえばアルカリ剤がアンモニアとモノエタの違いでウェーブの出方や施術後のダレ、またカラー剤でのアルカリ剤の違いで色味の出方など特色が出てきます。
アンモニア、モノエタだけではなく今は炭酸アンモニウムや重炭酸系のアルカリ剤まで、ダメージ対応商品と謳われるこれらの商品のこと、確かに髪が傷まないことに越したことはないんだけど、色がくすんでしまったり、ウェーブがすぐダレるような商品ではお勧めはできないですもんね?

僕になど聞かないで成分表示みてその商品の特徴を掴める。というのがベストなんだけど・・・・
急いで書いたので見直していませんが、誤字があったらごめんなさい^^


| 日記 | 19:06 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ホームカラーの逆襲(2)

今年はなんとなく例年と違う^^
ここ何年か12月は体が2つ欲しいなどと思わず呟いていたのに・・・・

パティエンスのスタッフも新たに加わったのも手伝ってか12月なのに意外と手が空いていて嬉しいような、拍子抜けしたような変な気分です。
でも時間に余裕があるっていいもんです!

ず?と夢見てたことだし、物事をじっくり考えられるし。
今、頭にあることはもうすでに来年の事。
今年はなんとなくこれからのパティエンスの種まき的なことで終わってしまったような気がします。

これは無駄な1年だったということではなくて、まだ実が付いていないんだけどこれから先ドンドン実が付いていくような気がしてなりません^^
その意味でも今年は非常に進歩した1年ではなかったかとつくづく思います。


前回、ホームカラーのことについて少し記事にしました。
ホームカラーの逆襲と題して・・・・


ではどんな風にホームカラーが進歩しているかというと、まず容器技術なんだけど今までも洗顔フォームやレンジクリーナーなどに使われていたものとはちょっと違う仕組み。
何が違うかというとボトルをスクイズ(押し出すこと)によりボトル内の内溶液と空気を混合器内で混合、ポンプフォーマーとの違いは吐出量。スクイズフォーマーは連続的に吐出するため1回あたりの吐出量と泡密度を設計する。

男性よりも握力の低い女性が使用することから最後まで安定して、そして疲れずに使用できるような形状、容器内部の泡にするメッシュの大きさまで工夫されているわけだから使う側とすれば嬉しい配慮。

次に染毛効果、この染毛効果という言葉にはものすごく広い意味があると思うけど、ここでいう染毛効果とはいわゆる根元の染まり具合と毛先の染まり具合のムラのこと。
これはそれぞれの毛髪履歴に起因していて、ここで考えられる要因としてはキューティクル層に付着している微量金属。いままであまり金属イオンの事は言われていなかったし、僕もこのブログで何度か金属イオンについて記事にしているんだけどダメージした毛髪、わかりやすく言えばカラーやパーマによる18MEAの剥離に起因してのこと。

最新の毛髪理論においてこの金属イオンは毛髪を先端で研究しているものにとってこれからの課題になるのではないか?
そういった意味で、あまり他のメーカーさんでは薦めていないと思うけどカラーの前処理においてのヘモグロス使用についてはこの金属イオン対策として結果的に仕上がりで染めムラを減少させる行為なのだと確信してるの。

話を戻すと、キューテキクル表面に付着する金属イオンは、キレート剤の配合により染毛格差を低減する手法が取られていて、たとえばエデト酸塩(EDTA)やペンデト酸5Na、ヘキサメタリン酸、メタリン酸Naなど。
暇なのでマツキヨ行ってみてきたの(笑)

このキレート剤(金属イオン封鎖剤)はパーマ剤には必ずといってよいほど配合されているもの。これはパーマ液に配合する水に金属イオンが含まれていると劣化や還元剤の作用を阻害するため。
それにパーマの場合、ロッドを巻く際どうしても水を使うし、シャンプー台などで髪を水道水で濡らしてからロッドを巻くという行為が主流なためどうしても金属イオンは付きまとう。それらを計算した上でパーマ剤はできているのです。

だから、パーマ1剤を希釈するのに水道水は使わないでくださいね○○さん(笑)
オードパティエンスやアクアヴィータはそのためにあるんです^^


また化粧品に金属イオンが混入すると(水道水などで希釈など)沈殿や油性原料の酸化、変臭、変色してしまったり。

サロンカラーにこのキレート剤配合されてる?
エデト酸塩あたりは普通に入っていると思うんだけど、これはあくまでも化粧品の劣化、酸化防止のための処方であってこの金属イオン対策としたものではないから・・・・・・

だからあえてヘモグロスはカラー施術時にカラー後の酸化重合促進目的だけではなく、カラー剤塗布前の前処理において毛髪表面の金属イオン除去という考えのもと使っていただきたいわけで!
いっときますがこれはヘマチンの作用じゃないですよ!
また別物です(笑)


この金属イオンの記事はこれを参照してみてください。

http://kd6301jp.blog66.fc2.com/blog-entry-172.html

http://kd6301jp.blog66.fc2.com/blog-entry-147.html

http://kd6301jp.blog66.fc2.com/blog-entry-143.html

http://kd6301jp.blog66.fc2.com/blog-entry-140.html

http://kd6301jp.blog66.fc2.com/blog-entry-139.html

この辺の記事かな?
金属イオンって大まかな言葉だけど、ダメージした毛髪に特に着きやすいのは?
セミナーに参加してくださっている方、ケミカリストさんなどはお解りですよね?
なにが染毛効果を阻害しているのか?

また明日もブログ更新できそうなのでヘアカラーによる新しい感触向上技術、無臭、低臭化技術などに触れてみたいと思います。楽しみにしていてください!


なんだかこんなことを書いてるとカラー剤を作りたくなってしまいます。
でもまさか1色だけカラー剤作るわけにはいかないです。
遊びで1色限定で作ってみようか(笑)

| 日記 | 11:39 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ホームカラーの逆襲

年末年始の営業のご案内です。

12月30日(水)?1月5日(火)までお休みさせていただきます!
年内は12月29日(火)午後3:00までのFAXご注文まで当日発送いたしますのでよろしくお願い致します。

なお、休業期間においてもFAXにて24時間受け付けておりますが、30日以降のご注文は1月6日以降の発送になります。



化学工業統計年報が今年も発表された。
景気が物語っているように頭髪化粧品の市場は前年比を大きく割り込んでいる。
かろうじてシャンプー、トリートメントは横ばいなのだが、多くの分野で前年比割れ。

ただ、染毛料だけは2006年、2007年は低迷していたが2008年から今年にかけて唯一好調が続いてる。

最近テレビを見ても結構ヘアカラーのCMが多くなった気がする。そう泡カラー!

これをみて思ったんだけど、2000年頃のヘアカラーブーム、皆が皆ハイトーン。おしゃれの一部としてカラーリングが完全にファッションの一部になっている昨今、ユーザーの期待度も多様化しているのだと思う。
また年齢層の一番ボリュームのある世代が白髪年齢にさしかかり白髪染めの需要が多く、白髪染めに関しては各社開発競争が過熱しているのではないか?
ただ若年層だけは以前のハイトーンではなくダークトーンが最近の主流になっているため頻度の減少による低迷期。

大手各社はこういったマーケィテングや消費者動向はいち早くキャッチしていてこの染毛剤の研究開発に力を入れる。

年末にかけてこのブログで最近のカラーリング剤開発の最新動向とでもいうか来年以降どんな商品ができるのか?
今年はホーユーや花王をはじめ泡カラーが人気なのだけどこれはスクイズフォーマーの導入によってより簡単に行えるという利点。

パブリック商品の売り上げが好調なのだけど、美容業界はこれを素直に喜ぶわけにはいかないでしょ?
なぜなら、パブリック商品の性能が上がれば益々美容室離れが起きてしまうような気がしてならないから^^

美容室で染めるより、簡単で安価なホームカラーが主役になってしまうほど美容師として悲しいものはないから。
でもこれメーカーが美容室専売商品も力を入れて開発してるかっていうと疑問なの!
当たり前のことだけど、たとえばヘアカラーを製造している会社があるとするとパブリック商品の売り上げが全体の8割を占めていたら、サロン専売商品の研究開発などどうしても後回しになるでしょ?

各社が研究に力を入れていると言ったけど、染毛効果(根元、毛先の染まりムラの解消)、感触技術、低臭無臭技術、放置時間の短縮など次回は詳しく書いていきます。
これは美容師がアナログで補っていける技術だし、是非紹介していきたいと思うところ・・・・・

だから今まで以上に美容師自身が勉強して知識も技術レベルも上げていかないと!



いままではサロンカラーとホームカラー、施術にものすごく開きがあって僕らはそんなには危機感を持つことはなかったけど、これからは・・・・・・
技術の向上といっても各メーカーが今まで取り組まなかったのが不思議なくらい!
髪のことを思えば必然的にこういった処方になるのに。

それにともなってサロンカラーも進化してくれることを祈るしかないでしょ・・・・・

| 日記 | 18:44 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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