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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

2009年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年07月

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シャンプーの製造過程

すごい!!
拍手の数が60超えてましたね^^
50を超えたら新しい記事書くなんていっておいて!
でも更新してから3日くらいでいきましたね。3ヶ月更新できなかったらどうしようと思ってました^^

今日はお約束どおりシャンプーについて記事にしようと思います。
僕はシャンプーを試作する場合、1L作ります。なぜかというと原料を配合重量%きっちり計測していくので、300ccとか500ccとかよりも計算しやすい(笑)

まずは1Lのガラス製のビーカーを用意して活性剤などを量りビーカーに入れていきます。この場合、原料メーカーの参考レシピみたいなものを見ると界面活性剤は40%?45%くらい。そしてイオン交換水などどんどんビーカーにいれていきます。

最後に水を入れて100%重量になるようにするので、はじめに加える水は大まかで全体の2割くらい。

そして添加する修復原料なども入れていきます。この時特殊なたんぱく質などの原料によっては熱処理できない原料もありますが、ほとんどのものは最初に配合していきます。

DSC00025.jpg


この状態ではまだシャンプーはくすんで濁っているので、熱を加え殺菌という意味もあって、そうだなぁ80℃くらいまで温度計を差し熱を加えていきます。下の写真右上に写ってるビーカーのものは熱処理したもの。
これくらいキレイに澄んできます。

今紹介してるのは本当に手作りのシャンプー。商品にする場合はこれをステンレスの高圧乳化釜で作るわけ。ボイラーから高圧の蒸気を引き込んで加熱、乳化して製造していくわけです。

DSC00026.jpg

シャンプーはお風呂場など湿気の多いところに置くので雑菌がわきやすい。そのため他の化粧品類よりも若干ですが多く防腐剤を配合し、防腐力を持たせるのが普通。

2年以上パティエンスの商品をお使いの方はご存知だと思いますが、一番最初に製造した七人の天使たち、処方を組む際パラベン類の配合を極力抑えた配合で商品にしたのですが^^
防腐剤をあまり入れたくなかったから!

それが大失敗の元。シャンプー分離してしまった。そのとき菌の検査もしたのですが、製造直後よりも若干菌の数値は高いものの基準値内。
このときの改良で分離しないように界面活性剤の量を若干上げたのですが、逆に泡立ちが悪くなってしまったの^^

シャンプーの基材である活性剤の量を増やすと泡立ち悪くなる?
そうなんですよ。活性剤の量を5%減らし水の量をその分増やしたら泡立ちが良くなる^^
面白いよね。

DSC00019.jpg

ちなみにたとえばアニオンでカワシルク、両性でCPBーR(コカミドプロピルベタイ)やLMEB、アニオン系でソイボンSLEなど、他に過脂肪剤やエステル類を5?6%、パラベンなど。
これでもう立派なアミノ酸系シャンプーになる。
しっとり系でCPB?R、LMEB配合だからカラーの退色防止もうたえる。櫛どおりをよくするためにポリクオタニウム10などカチセロやジメチコンなどを加えるのが一般的。
さらに修復剤として高分子系のケラチンやリピジュア、ペリセアなどなど。
でもこの添加剤、悲しいかなほとんどのケースで0.01%。おまけにアミノ酸の複合原料0.1%添加で19種類のアミノ酸を表示名称で表記できてしまったり、PPAAやエルデュウ、プロデュウなどなど。

だから裏に表示してある成分って実はあまり当てにならない。悲しいかな!
いろいろな成分入ってるからいいもんだって信じ込んで使ってる。それだけならまだしもお客様にも勧めるわけでしょ?
別に騙そうと思ってるわけではないと思うんだけど。
でも薬事法で定める化粧品の企画の中で0.1%以下の配合原料は表示に対して順不同。わかりやすくいえば0.09%入っているパラベンよりも9分の1の量の0.01%のリピジュアのほうが先に明記してある場合も多いということ。

またまたいやなこと言ってると思われちゃうね、同業から(笑)
実際髪の修復原料を0.01%添加してもほとんど効果ない^^いろんなテストしてみてるけど最低でも0.5%は必要に思う。
0.5%と0.01%ではかなりの開きができる。だって50倍ですよ!1%なら100倍って事!

さらに正直言ってしまうと上記に上げたシャンプー基材であれば300ccでパティエンスで販売するなら価格は¥1800でも販売できる。
そこが苦しい。
「パティエンスのシャンプー高いからなぁ?」

こんな声あちこちで聞こえてくるけど、だてに価格高くしてるんじゃないよって喉もとまで出てくるけど、基材が4割、それに対して修復原料である添加剤6割、こんなシャンプー他にないと思う^^
せいぜい基材95%で添加剤5%でしょ、配合の原価は^^
だって0.01%って配合量ほとんどないから!天使の夢は最低でも0.5%、多いもので1%と思ってるし。

だから何なの?
って言われそうだけど、実際に使ってみて違うでしょ明らかに!



最後に美容師さんでジメチコンのこと詳しく書かれている方多いですよね?
僕のブログの検索で上位を占めてるのがジメチコン、アモジメチコン。ホントにビックリするくらい多い!
美容師さんのブログなんかはたまに覗かせていただくんだけど、市販のシャンプーでの実験。なんか馬鹿げてると思う。何の実験かっていうと市販のシャンプー使うと髪がベトベトになる!
これすべてシリコンのせいってね(笑)

でもね。最近のヘアケアに配合しているシリコン原料ってサラサラはしてもベトベトはしないと思うんだけど。確かに高粘度のシリコンは水あめみたいだけど。
でもシャンプーやトリートメントに配合する番手のものって見た目はコーヒークリームのような乳化型のモノがほとんどなんじゃない?

今現在、市販のシャンプーやトリートメントのほとんどはダメージ毛用と称したもの。洗い上がりはさっぱりよりもしっとりしていたほうがダメージには良いような気がするもの。
なので過脂肪剤の添加量も多いのでは?
たとえば、PCAイソステアリン酸のPEG系のヒマシ油やオクチルドデカノールあたり。それに植物性の油剤が必ずといっていいほど、ダメージ毛って称したものには配合してるのが最近の傾向。

確かに髪の内部から健康になるような処方はしてないけど、それをシリコンのせいにしたのではカワイそすぎますよ?(笑)

次回はアミノ酸について詳しく書きます!

| 日記 | 18:22 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

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システアミンは疎水性?

「社長、これどう思います?」
お店のスタッフやお取引先のサロンさんへ伺ったときに良く聞かれる。

色々なところで色々な考えがあっても良いと思うのだけど・・・・・

「システアミンってpH8以下になると特性が変わるって本当ですか?」
聞くと。システアミンは疎水性の還元剤だから中性域まで落としてしまうとチオやシスと同じ様な還元剤になってしまうという。

「?????」

つい数日前もマル〇ルの還元についてという記事も読ませてもらったけどちょっと違うのではないかと思いブログを書いてます。
前々から話には聞いていたんだけど進んで見る気にもならなかったし、なぜ今になってW還元とかって話題なのだろう?

悔しいから書いてしまうけど、K?dashではもう4年も前からお客様に髪質改善還元トリートメントと称してメニュー化してて、価格もトリートメントとしては高価の¥9,800にもかかわらずリピート率は抜群。
合わせてカラー施術の前、縮毛矯正の前に施術するメリットだったり、還元剤なんだけど髪をカールするだけに使う薬剤ではなく、浸透促進効果や髪の柔軟性を付与できる優れもの、なんてセミナーでも盛んに話してきたこと。

ずっと前、システアミンって事でブログにも記事にしたと思うけど、システアミンの使い方に関してスタッフが信じきれてないの(笑)
みんな面食らった顔してた。

そんなスタッフがひとり、またひとりと実際やってみて虜になって
「社長の言ってたことやっとわかりました!」

自分自身もシステアミンについては本当に一から理解していって、そして誰よりもその特性について理解しているつもりだし。パティエンスで商品にしていることもあって、やはりあいまいにしてはいけないのではないか?

パティエンスでもパミーラCAを発売している以上、やはり自分なりの見解ははっきりさせておいたほうが良いのではないか?
ということで記事にしています。

毛髪内のオルトコルテックスとパラコルテックス、随分といろいろなところで耳に入ってくる。
縮毛矯正で言うなら、ほとんどのクセ毛はほぼ断面は楕円形。それに対して直毛はキレイな円形をしている。
これはコルテックスを構成するたんぱく質の一つであるオルトコルテックスと他の一つであるパラコルテックスとを均一になってなく、オルトコルテックスの特性として柔らかく親水性があり膨潤し易く、パラコルテックスはこれより硬く疎水性で膨潤し難い。クセ毛では髪の毛のねじれの内側にパラコルテックスの多くが偏って存在し、一方で外側にオルトコルテックスの多くが偏って存在している。
システアミンの還元作用によってオルトコルテックスの結合を強めさせる一方で、アルカリ性であることからパラコルテックスの結合は緩められ、これによって、髪の毛の断面を徐々に円形に近づけてそのねじれを解消することができる。

美容師の間でもパーマで緩ませるS?S結合はオルトとパラに限られている、みたいな言い方されていて納得できない部分もあるから。
厳密に言えばマトリックスとミクロフィブリル間、ミクロフィブリル、マクロフィブリル間とマトリックス間。そのほかにもダイマー、テトラマーなど中間フィラメントにもジスフィルドバウンドは存在していると言われている。

また最近の見解では毛皮質(コルテックス内)にパーマのかけられるジスフィルドバウンドは23.1%なのに対してエピ、エキゾのキューティクル内のジスフィルドバウンドは19.1%も存在するという説も度外視はできないと思う。

これすべて立証されてないこと。仮説に過ぎない。でも段々にわかってきてるのは確かだし、昭和〇工さんもスピ〇ラ不調ということで、今までの概念ではない新たな還元剤を発売しようとしてるみたいだし。機会があったら今度記事にします!
pHは3?8、好ましくは5?6.5の新規還元剤。それでいてスピエラと違うところはギルビー法のウェーブ効率80%超えと臭気の改善。

ウェーブ効率(%)=100?[100×(B?A)]÷(C?A)
A:キルビー器具の1番目と6番目の棒の間隔(棒の中心点を実測)
B:カールした毛髪の5山分の長さ
C:カールした毛髪を直線に伸ばした時の5山分の長さ

そのメカニズムは、システアミンは他の還元剤に比べ基本骨格の炭素の鎖が長いといわれている。そのシステアミンよりも炭素鎖の長いプロパンチオール。中?酸性域でもキューティクル内へ浸透しやすくなり、還元剤として機能を発揮するというもの。

僕もお遊びで最近はまってます。新しい還元剤づくり。おかげで手に薬品がかかり火傷してしまった^^

20090619211639.jpg

3日くらいメチャクチャ痛かった^^

ハロゲン化物で新規還元剤を作っていく。
これ本気で取り組んじゃったらすごいプロジェクトになってしまうでしょ?

だから僕の場合はお遊び(笑)
でもチオでもシスでも、システアミンでもない新しい還元剤。中性?酸性域でウェーブ力もそこそこある。実際に髪に塗布するに当たってはほとんどアルカリ剤を要さない。pH調整剤として添加しても少量のクエン酸NaやアルギニンでちょこっとだけpH上げてあげる程度。まして臭気もほとんどない^^

そうハロゲン化物。元素の周期表の17族の化合物。この17族はフッ素(F)・塩素(CI)・ヨウ素(I)・臭素(Br)・アスタキン(At)などで理科の実験用に売られてるもの。これを水硫化ナトリウムなど反応させて塩を形成させていってえられる還元剤。市販のハロゲン化物のハロゲン原子をメルカプト基で置換するわけ。

ここまでやってしまうと自分でも怖くなってしまう。ただの美容師でしょ?
自分の仕事はこういうことではないのはわかっているからお遊び。

でも特許の文献書いて製造過程までできればビジネスになるのにね?
「スポンサー募集!」 (笑)


話それてしまったけど、システアミンは疎水性だから疎水部分にしか効かないのではなく、またはチオやシスは親水性だからクセにより硬くなったパラコルテックスに対して作用しないなどとはっきりと断言してしまうなどはいかがなものか?

ましてpH8を堺に親水性に変化する?
逆にお教えいただきたい。何の根拠を持って変化するのか?pHというのは水素イオンの濃度。pH3とpH9を比べるのであればわかるけど中性域のシステアミンがpHの変化によって骨格まで変わるとは到底思えない^^

ただアルカリにより還元剤であるシステアミンの還元作用を考えるとチオなどの還元剤ではクセ毛の硬いパラコルテックスを緩ませることはできない。しかしシステアミンはその炭素鎖の長さゆえ、アルカリにより緩ませた硬い部分に作用する。いい方をかえれば、中性域のすなわちアルカリのないしステアミンでは硬くなったパラコルテックスに反応しきれないというならまだわかるけど^^


実際のところわからない。
毛髪の断面を4万倍のSEM観察したとしてもパラ。オルトの区別つかないでしょ?クロマトグラフで色分けしてボヤーンとわかる程度ではないのかな?
実験の仕方とか分からないし、僕には^^

なのに能書き書いて申しわけありません^^

ところで疎水性ってどんなことして調べるのかね?
アミノ酸ならアミノ酸スコアにより数値がたかければ疎水が強いと言えるけど、クロマトグラフィあたりなのかな、調べる方法としては?

でも数値というよりも、ボヤーンとしかわからないと思うけど・・・・・


なんか最近拍手付けてみたんだけどあっという間に数が増えてる^^
ブログの人気の目安になる、ということだったけど今回の40っていうのは多いのか、少ないのか?

拍手の数40、いや50クリアしたら次の記事を書く目安にしようか?
3ヶ月くらい更新できなかったりして、拍手少なくて(笑)

Hさん^^

拍手&コメントありがとうございます。どう返事してよいやらブログで失礼します。
せっかくシャンプー記事を楽しみにしてくださったのに申し訳ない^^
シャンプーについては次回ということで!

良かったら個別にメールくれませんか?
やはりブログ上でやり取りって好ましくないですもんね?

ディーラーさんなんですね?
商品お取り扱い頂くっていうことではなく気軽にメールなどいただけたら嬉しく思います。

各地のディーラーさんもブログ読んでいただいているっていうのもわかっていて、非公開などでコメントもたくさん頂いていて本当に嬉しく思います。

今はまだパティエンスも小さな会社ですし体制が整っていなく各地のディーラーさまに営業としてお声をかけさせていただく事はできません。
でもね、ふと思ったんですけど、商品云々ではなくてね、セミナーなんかを企画してくださればもっと幅が出るのかなぁって感じてて^^

最近サロンさんでも、面白いセミナーがなかなか無いって聞くし、みんなマンネリしちゃってるのかな?商品のアピールではなくて、原料に対する特性や特徴、パーマ薬剤の特徴、特性など美容師さんの前でお話させていただくと普段のサロンワークにぐっと幅がでたりします^^

ではお待ちしていマース!

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ホームケアの重要性!

サロンで施術してきれいな髪になる。でもそれを持続できるのってほんの数日。
1ヶ月に1度のペースのお客様であれば29日間。2ヶ月に1度のお客様では60日間はご自分で髪のケアをしていかなければならない。

そこで美容師にできること。
お客様へのシャンプーの仕方だったり、ブローの方法だったり、セットの方法!
これだけでいいのだろうか?ずっと疑問を感じていた。

再来店したお客様の髪の状態を見て愕然とすることも多いから。
先月施術した際、あれだけきれいに仕上がったのに1ヶ月でここまで酷くなるのだろうか?
腕が悪いのか?それともいいと思って使っていた薬剤は一時しのぎなのか?

自分なりに悩む^^
なぜだろう?
朝起きて、夜ベッドに入るまで、いやベットに入って眠るまでの間にもこういう事考えてた。毎日のように!
美容師なら当たり前のことかな?
でもはっきりとした原因はわからない。考えられる原因を挙げていってそれをまた改良していってという繰り返し。

でもその中のひとつにお客様のお家で使われているシャンプー、トリートメントの割合も大きいのではないか。

こんなことを思って早5年。でも今現在再来店してくださるお客様の髪、ずいぶんきれいになった。特にパティエンスの天使シリーズのホームケアを使って下さっているお客様は^^

3ヶ月前にカラーして、バイオレットやラズベリーなどの赤味を入れたカラー。でも再来してくださったお客様の髪の色、ほとんど退色が見られない。赤味もしっかりと残ってる!


そんな考えのもと生まれてきた七人の天使たち、琥珀色の天使、ペリセアーゼ!
もちろんシャンプーの洗い上がり、泡立ち、それに匂いだったり。
洗い上がりの質感、手触りもちろん大事だけど、それだけではないの。

カラー、パーマ、縮毛矯正など施術して次の来店まで考えられるダメージの原因を毎日のホームケアで取り除いてしまおうっていうコンセプト。
施術後、中和され髪を等電点に戻してってよく言われるけど、実際には数回の洗髪により髪のpHは徐々にアルカリ傾向に傾くといわれていたりする。

髪の構造を考えたときヒドロキシル基、すなわち水酸基(OH)は切っても切れない関係。
カラーの2剤だったり矯正2剤を使用する施術が多い中、やはり何も考えないのでは必然的にダメージに繋がってしまう。

過水においては他の酸化剤に比べ酸化力が強いことから糖質やタンパク質や脂質などあらゆる物質と反応する。またその反応性の高さゆえ紫外線の照射やフェトン法により毛先の退色やゴワツキなどこれがいわゆるヒドロキシラジカル。

これらの物質だけではないと思う。ダメージの原因って!
でもシャンプー、トリートメントを作るに当たってこの2つの物質の除去をお客様がご自宅で洗髪した際除去できないかと考えて処方した結果だから。

ここまで考えないでしょ普通。研究員さんも(笑)

でも明らかに結果が違ってくるから面白い。それも使えば使うほど^^

本当はもっと辛口で訴えたいの、この辺のこと。でもやっぱりブログでは書けません(笑)



還元剤やPPTなどを製造販売する会社ってたくさんある。
パティエンスを含めてここ数年でずいぶんと増えてきた感じがする^^

髪を傷ませないでパーマ施術を。またはアルカリ剤を極力押さえ髪の負担を少なくする!
もちろんそうだ。

でもホームケアに重点をおいてる会社は少ない気がする^^
とりあえずシャンプーとトリートメントもあるよ。的な位置づけで!

考え方というか製造のコストの問題もあると思うけど、長年お客様の髪を見てきて一番感じること。

サロンに来て施術して、そのときだけきれいになれば次に来店するまでの間のことはどうでもいいのだろうか?
仕上げのブローの技術できれいな状態を作ってあげることは簡単。でも施術直後のダメージよりも3日後、1週間後にジワジワ出てくるダメージって意外と多いから!

その意味でのメニュー構成でパーマ・カラーの施術後、10日から2週間の間にもう一度来店していただきトリートメントをする。もちろんトリートメント料金は格安で!
2週間後のお客様の髪の状態はどうなってるんだろう?
ある意味、施術した自信の表れでもあるわけだけど、自分の目で見てみたい。それこそ無料でもいいから自分で施術した髪の状態を店に来ていただいて見せてほしい^^

今では1番のヒットメニューになってる。施術後2週間以内にもう1回トリートメントさせていただくコース!

ってことで今日はシャンプー基材にについて記事にしたいと思う。

前回帯電抑制って写真出したけど川研さんのLMEB。新しいシャンプーの処方を組む中でLMEB?Rって言うのも試してる。それとカワシルクS。どちらも前シリーズの後発ででてきた原料。

ただLMEBは基材の色がくすむ^^
きれいな透明のシャンプーに仕上げていくことが難しい。
だから添加されている商品はみなパールや着色しちゃったりしてるものが多い。

見た目は関係ないか?中身で勝負?
表示名称はヒドロキシアルキル(C12?14)ヒドロキシエチルメチルグリシン。
LMEBの略は

L  ラウリル
M  ミリスチル 
E  エタノール
B  ベタイン 

両性界面活性剤です。

データ的にはまずカラーの退色。

退色実験


次にビュレットでのLowry法によるたんぱく質流失量の比較。

たんぱく流出1

疑問なんだけどタンパク流質量、なぜラウレス硫酸塩なんだろう?
他のソフタゾリンでコカミド類なぜ出してこないんだろう?
もしかしてラウレス硫酸塩よりもコカミド類のほうが流失量多いって事?
やっぱり自分の手で実験して、確認しないと信用できないデータなのかな?


パティエンスの研究所を今年10月くらいまでには都内某所に設けるつもりです。
もちろんSEM電子顕微鏡をはじめ毛髪にかかわるデータなど計測できる器具たちも揃えていきます。


【次回の予告】
シャンプー、どうやって製造していくのか?
その製造過程を簡単に紹介していきます。アミノ酸系のシャンプーだから髪にいい、イコール値段が高い、みたいに思ってる方がいたらちょっとビックリするかも?です^^

ちょっと辛口に書いてしまおうと思います。

それとず?と以前に僕なりのアミノ酸についてということで記事にしていますが再度詳しく書きたいと思います。
髪の組成は80?85%はたんぱく質などといわれている。毛髪修復において多くの方たちがケラチンをはじめ色々なたんぱく質を付与していると思います。

しかしたんぱく質を語るにはどうしてもアミノ酸を外す訳にはいかないと思います^^


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抜け毛の原因遺伝子

ブログに拍手なるもの付けてみた。
前回の記事、今日時点で10。
サイトの説明だとブログの人気にひとつの目安になるんだとか?

まあこんなもんでしょう(笑)
あんまり拍手増えないようなら削除しちゃおう^^



5月26日付、サイエンスポータルプレスリリース。

今までの抜け毛に対する理論がひっくり返る!

ある人は男性の抜け毛の原因は遺伝によるもの?
こんな話も良く聞く。パーマ剤やカラー剤による抜け毛の疑い?
加齢によって男性ホルモンが増え毛が抜ける。

はたまた粗悪なシャンプー、特にラウリル硫酸塩は抜け毛の原因に!
ジメチコンが毛穴を塞ぎ、呼吸できなくなった頭皮は抜け毛の原因に!
だからサロンでスキャルプをして頭皮の状態を整えましょう。それにより健康な髪が生え、抜け毛の予防になります(笑)

この1週間、養毛に携わる業界の方たち、慌しいみたい^^
特に養毛剤、発毛など謳ってる会社の方たち。
リアップX5、6月に発売になったばかりなのにね^^
今まで相当力を入れて研究してきたんだろうに!


Sox21と呼ばれる転写因子。国立遺伝学研究所と慶応医学部の研究発表。

毛の一番外側にある層(キューティクル層)を構成する重要なタンパクをつくる遺伝子の働きを、Sox21が調整する役割を担っていることが分かった。顕微鏡で観察したところ、Sox21がなくなったためにタンパクの量が著しく減ってしまった結果、毛を毛根につなぎ止めるのに必要なちょうつがいのような構造がなくなっていることが脱毛の理由であることも明らかになった。

ヒトの毛根を調べたところ、マウス同様、Sox21 がキューティクル層で働いていることが分かり、ヒトの場合もSox21あるいはSox21によってつくられるタンパクの異常が脱毛の原因になっている可能性がある、と相賀教授らは言っている。

脱毛には、免疫機能の働きで起きる円形脱毛症、男性ホルモンの働きで男性に頻繁に見られる脱毛症のほかに、今回の研究対象になった遺伝性の脱毛がある。男女を問わずみられるこの遺伝性の脱毛については、これまで原因が分かっていなかった。(記事抜粋)

キューティクルの働きとして新たな発見。
どこかのメーカーじゃないけど恐竜のウロコが進化して毛髪になってるとか(笑)

お客様の髪を施術する際、必ずキューティクルの状態をみてるけど、まさか抜け毛にたいしても関係してたとは気付かない。でも去年の夏のセミナーで教授が

「人や哺乳動物の毛にはキューティクルが存在してるのには意味がある」って話してたの思い出す。

そしてそのキューティクルの構造や働きは他に目的があるんじゃないかと言う事で、専門に研究している学者もいるなんていってたなぁ。


まあ遺伝といえば遺伝だし、加齢によって薄くなるともいえる。だから今まで言われていたことは間違いではないんだろうけど。

要するに毛根の中で毛髪が作られる時点でのたんぱく質の形成不全とでもいうのだろうか?
クセ毛にかんしても同じことが言えるのだと思う。キューティクルの異常形成とでも。オルトとパラのバランスなんていわれて美容師納得するのだろうか?確かにそうなんだけどその前の説明は誰もしないから。なぜバランスが崩れるのか?学説がない。みな仮説!推測!

キューティクルは根元から毛先に向かってうろこ状についているなんていわれる。このちょうつがいがないと、洗髪時や枕の擦れによって簡単に抜け落ちてしまう。
毛を作る段階で、SOX21はケラチンを作る遺伝子を抑制してしまう。抗がん剤などもその類?

何年か後、内服薬で毛が生えてくるんだろうね?
リアップのミノキシジルやプロペシアなどのAGA治療はこのSOX21に対して本当に効果的なんだろうかね?

きのう早速。K?dashに顔出して

「まさか、抜け毛予防にスキュルプを!なんてPOPだしてないよね」
良かった(笑)

こういうこと気付かないと悪意がなくてもお客様を騙しちゃうことになるから!
抜け毛=スキャルプなんて言ってるメーカーだってあるわけだし^^

「社長、毛髪だけじゃなくて頭皮に対してスキャルプ関係の商品出してよ」
よく言われること。自分でもハマるのが怖いのかもね?
中途パンパなものじゃ納得できないし、かといって今まで発毛の理論って確立されていないというのを知ってるだけにおかしくなっちゃいそうで(笑)

ますますSEMが欲しい。
マイクロカッターで毛根部分を0.1μにスライスして断面1万倍観察なんてやれば兆候はすぐ分かりそう。
せいぜい、フレグランスジャーナルの香粧品原料便覧片っ端から見て、頭皮や発毛になどと謳われている原料処方するくらいが関の山^^

世の中、そんな商品ばかりなんだろうねきっと!
発毛はリ〇ブ21に頑張ってもらおうってことで(笑)

今日ほんとはビュレット法を使った滴定検査のこと書こうと思ったの。
昨日初めてビュレット使うとこ見たから^^

今、中古でビュレット器具捜してる^^
普通のビュレットじゃなくてマイクロビュレット。
それにマイクロピベットやメスピベットに専用のフラスコも買わなくっちゃ^^

たんぱく質のLowry法、なんだか測定方法メチャクチャ難しそう^^
でもやらなくちゃ、お金ないしデジタル機器は買えない。

            ビュレット

こんなアナログ的な器具だけどビュレット台や試薬までそろえていけば10万軽く超えちゃう(笑)
でも楽しみ^^


アルカリ度やヨードの還元度だけじゃなくてたんぱく質流出量なんかのデータも自分なりに取って行こうと思ってるの。パーマやカラー時の。
それにメーカーさんでは中々実験しないようなこともね。でも一番美容師が知りたい、欲しがってる情報とか!
たとえば、パーマの2剤、臭素酸Naと過酸化水素。2剤使用時にどちらのほうがたんぱく質流出が少ないか?還元剤別流失量だったりね。

他のメーカーの商品とパティエンスの商品実際に公表できないかもだけど、比べてみたり。
実際に自分でやってみないと信じられないから^^

今までだってそうやってきたから、これからも変わることない。
原料メーカーさんや製造メーカーさんのデータは参考にするけど、真から信じてないし、だから美容業界には絶対に必要なんだと思う、僕みたいな変わり者が!

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