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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

2008年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年01月

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還元剤の種類とpH

1カ月ぶりのブログの更新・・・・・・

ほんとダメですね?

この1か月パティエンスの決算期ということもあってなかなか時間も作れず、僕自身も来年度に向けての準備だとか、それに向けていろいろやらなければならないこともあってすっかりブログと疎遠になってしまいました(泣)

来年は大改革?いえいえ、大改造なのかな?でも劇的に今までとは変えていこうと今アクションを起こしています。
パティエンスでいえば今はサロンさんと直接取引させていただいているんですけど、まずこの辺をかえていこうかと思っています。

この2年間、数社のディーラーさんから取引のオファーなんかを頂いてきて、そのすべてを丁重にお断りしてきました。でもやはりそれには限界があり、美容室の経営のこともあって中途半端になってしまっています。この辺を改善するにはってことでこの半年間考えました!

いまはまだ、やっと結論めいたことが浮かび上がってきたという状態ですが、これからはそのひとつひとつを行動に移さなければなりません。むしろそのほうが数倍も大変だと思っているし・・・・・


改革の中のひとつにこのブログも入っていてそろそろ辞めようかなとも思っています。
この2年間でいろいろなサロンさんの美容師さんと出会い、このブログを通して情報交換したり、いいお付き合いもさせていただいていると思っています。

でも僕としてはせっかく知り合い同じ目標?お客様に対する気持ちや施術に対してのこだわりだったり、そういった美容師さんにもっと何かできないか?別に恩返しってわけではないのですが、自分自身では今のスタイルがとても物足らなくなってきてしまってる!

確かにブログを通してパティエンスの商品の販路にはなっています。でも販路開拓っていうのは今の僕の仕事ではないのではないか?
自分がいま一番しなければならないことはもっと他にあるわけで。

もちろん自分でこの辺を開拓するってことが嫌なわけじゃないの、全然。むしろパンフレットとサンプル品携帯して飛び込み営業なんかやりたいってずっと思っていて!ほんと変わりもんだから(笑)


いまはまだお話する時期ではないのですが、ほんと来年どんでん返しになるくらい劇的に今の環境を変えようと思ってます!



”たらこ”さんご忠告ありがとうございます。
何となく誰だかわかってしまったような気がします。

でも唯一いえるのは違法で商品作ってるわけではないですよ。ちゃんと薬事法の縛りの中でそれを尊守してはじめて商品として販売しています(笑)


”スリール”さんへ
返事遅くなってすみません。いままでのリ●ルさんの処理剤だとペリセアーゼやソワキュートのような処理剤はなかったんじゃないですか?

この10月に、神奈川の相模大野っていうところにある美容室さんが商品を導入してくださって、そのサロンさんがものすご?くトリートメントに力を入れてくださっています。
ぼくもその熱意に答えなければということでこの先も何度かそのサロンさんにお邪魔させていただくつもりでいます。厚木でしたらそんなには離れていませんよね?
ぜひお邪魔しますし、お会いできることを楽しみにしています!


1か月も更新しないと書きたいことが山ほど増える(笑)
今日はこの何日かでパミーラや還元剤について質問が来ていましたのでこのブログ上でお答えしますね。


還元剤っていうかパーマ液についてはたくさんの製造メーカーさんがあります。でも還元剤を取り扱う原料屋さんってほぼ1社!あえて名前は出さないのですが大変な力を持っている会社だと思います。
子会社、関連会社で製造メーカーなどもあるのでこと還元剤においてのシェアはそうとうなものだと思います。

なので、還元剤についての研究実験、臨床データなど相当蓄えているのもまた事実で、たとえばシステアミン、みなさんも聞いたことがあるんじゃないかと思いますが、感作性の問題でアルカリ域に調整したシステアミンが好ましい、または中性域(pH7付近)のシステアミンでパーマを10回連用してもチオグリコール酸類のパーマ剤に比べ髪の強度の低下がほとんど見られなかったなどの文献なども公表されています。ただシステアミンにおいては諸問題によりアルカリ剤(ph8?9の商品がほとんどなので還元剤では傷まないけどアルカリ剤によって強度は当然低下している)によるダメージは当然あるわけですが、一般にはパーマ施術時における髪の強度の低下、もしくは一般に言われているダメージ原因であるアルカリ膨潤させないためにはpH値は中性以下が好ましいっていうことは皆さん周知のとおり。


ではすべての還元剤のアルカリ度を調整しpHのおいても中性付近のpH7で商品化すれば傷みは少ないって思うはず。でもそうすると今度はウェーブの出方に問題が出てきてしまうわけです。

何が言いたいかはもうお分かりだと思いますが、今までの還元剤のほとんどは中性域ではウェーブ効率が低くカールがつかなくなってしまいます。
そのためお客様である消費者意識は、パーマをかける=髪が傷む。という認識がここ数年来あり、そのためサロンでのパーマ比率は年々右肩下がり^^

当然のごとくパーマ業界の成績低迷につながる。なのでここ最近、新規還元剤っていうものは「中性域からスピエラのように酸性域でウェーブが作れる=髪が傷まないになる。

以前パート2で「ギルビー法によるウェーブ効率」ということで図解していましたが、この際こちらのブログでも公表しちゃおうと思います。

まずチオグリコール酸のウェーブ効率(図が小さいのでクリックしてみてください)

チオグリコール酸


ph9時には83.2%あったギルビー法のウェーブ効率はpH7時には30.5%まで低下してしまいます。

続いてDL-システイン

DLシステイン

pH9時36.5%、pH7時18.5%


資生堂が誇るチオ乳酸

チオ乳酸


特質。pH9時72.1%、pH7時5.1%まで下がってしまいます。


そしていま開発しようとしていじくっているチオグリセリン

チオグリセリン

pH9 84.8%  pH7 62.9% 他の還元剤に比べるとpH7時におけるウェーブ効率の差は少ないことがわかります。ナ●ノさんなどはチオグリセリンをシステアミンよりも1剤お流し時に毛髪のタンパク質流出がきわめて少ないというのはアルカリ度がきわめて少なく、それでいてpH値が上がりやすいっていうこともチオグリセリンの特徴だから。

ちょいっと難しくなってきたかな?
簡単にいうと還元剤の酸濃度とでもいえばわかりやすいかな?

ちょっとのアルカリ剤の量でpH値が上がりやすい。だからアルカリ度が他の還元剤に比べ少ない=髪が傷まないってこと^^


参考までにシステアミン

システアミン

pH9時 85.4%  pH7時 82%とほとんどウェーブ効率に差がありません^^

またpH9時点でのウェーブ効率も他の還元剤に比べ高いことがわかります。
以前のブログでシステアミンについて何度かご紹介しているのですが、システアミンは化粧品登録なので、ロッド径を2段階落してっておかしい?っていうのはこういうデータを見ていただくとおわかりだと思います!

追記ですが各還元剤のウェーブ効果は各還元剤の分子量からチオ換算し同条件にての実験結果です。還元剤によって濃度が濃かったりということはありません。

この記事を読んでくれてパミーラCA、システアミンに興味を持ってくださった美容師さん、こちらも参照してくださいね↓↓↓

 

http://kd6301jp.blog66.fc2.com/blog-entry-103.html

 

http://kd6301jp.blog66.fc2.com/blog-entry-90.html

 

http://kd6301jp.blog66.fc2.com/blog-entry-81.html

 

http://kd6301jp.blog66.fc2.com/blog-entry-80.html

最後にシステアミンの特徴である疎水性の強さという観点からpHを考えるとpH値によってはシステアミン自体の特徴が変わってくるという懸念を考えてみたいと思います。

感さの問題で通常はシステアミンの還元剤はpH8から9位の間で商品化します。このpH域で使用するのと中性域で使用するのでは還元作用、作用するシスチン部位等に影響はしないのか?

質問にもあったpHを落とすと疎水性である良い部分がチオグリコール酸などたの還元剤と変わらず親水性に変化する?

pH7、8に落して使う分には全くないと思います(笑)

確かにシステアミンの原液をpH計で測るとメーター振り切り計測不能になります(笑)

これは0以下になってしまうためなのですが、確かにこのペーハーのシステアミンなら言えることかもしれません。でも仮にpH値で7のシステアミンを作ろうとすれば必ず何らかのアルカリ剤を添加していかないとこのペーハーには持ってこれないでしょ?


| 日記 | 16:12 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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