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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

2008年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年10月

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パミーラCAのプレゼンです!

福岡の伊藤さん、いつもお世話になります。
パミーラCAいいでしょ?

まだまだ可能性のある商品だと思います。また毛髪修復する上で、なくてはならないものになっていますし、今までの他社のシステアミンでは同じような施術はできないとまで思っています。
その理由はシステアミン自体の特徴を殺してしまった商品が多く、美容師がシステアミンのよさを生かしきれていないっていう事を正直に思いました。

そういう思いから生まれてきた商品でペリセアーゼやアクアヴィータと一緒に使うことでかなりのコストダウンもはかれていると思いますよ!

パート2にこのパミーラCAの発売前にK-dashのスタッフ用に作ったプレゼン用の資料アップいたしました。当時K-dashのスタッフも間違った知識や認識があり、これじゃダメだと思って僕がシステアミンの各社の特許を羅列してまとめた資料です。
遠方で中々じっくりとお話しする機会もなく申し訳ないと思っていますが、この資料読んでいただければ益々面白く、施術の可能性も広がると思います。

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ヒドロキシエチル尿素(ハイドロバンス)の新しい利用方法(2)

とうとう買ってしまいました。デジタル一眼レフ。Canon40D!レンズはEF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM。全部でいくらしたかは言えませんがレンズだけでも10万円近くする代物です(冷^)


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予算をだいぶオーバーしてしまったため望遠レンズは買えませんでしたが大満足です。去年あたりはレンズとセットで20万円以上してたんだけど、でも今週末に後継器である1500万画素の50Dが発売になることもあり、かなり価格はこなれているんですけどね。
こんなカメラ買って何するの?
なんて言われそうですが勿論モデルさんを取るためのものですよ(爆)
それに照明機材もこれから揃えていくつもりなんですけどね、パティエンスの各商品の写真もこのカメラで、それもちゃんとプロ用照明機材をつかって撮影し直そうと思っています。


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導入サロンさんの多くはお店のホームページをお持ちになってるんだけど、今の商品の写真ってさほど良いカメラで取ったわけではなくて、画像も粗い。そんな写真を自店のホームページに載せていただいてるのたまたま見ちゃったから。

「これじゃまずいでしょ?」

ちょっとショックを受けてしまったんですよね、申し訳ないって気持ちが強くなっちゃったから!


もうかれこれブログで記事を135件も書いているんですね。自分でもビックリ!軽い気持ちで書き始めたけどここに来てブログの話題も次から次へと湧いて来ます!
普通100件以上記事書けば飽きちゃうか、話題がなくなるのが普通でしょ?でも今僕の頭の中にはたくさん書きたい記事が・・・・・・

書き始めた頃は逆にネタがなくて、専門誌を参考にしたり香粧品の業界紙のバックナンバー取り寄せたり、Newtonの別冊読み漁ったりね?
でも今は何もしなくても話題が出てきます。これは毎回記事を楽しみにしてくださる方が徐々に増えてきてやりがいを感じてるのもありますが、苦労した甲斐があったというか時間を作っては講義を聴きに行った賜物だと。それに楽しみに読んでくださる方がいるっていう事が励みになって、じゃあ今度はもっと面白くて楽しい記事書こうって原動力になっていきます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます!

そういいながらも僕としてはあと3年か長くて4年したら引退したいって本気で考えていてね(笑)
K-dashもパティエンスも!
今自宅は埼玉なんだけど家も売って、海の近く、そうだなぁ鎌倉、七里ガ浜とか稲村ガ崎あたりに引っ越してね。窓から海原が見えるとか水平線が見えるとかそれくらい海に近い家に!

まぁ後継者がいればの話だけど・・・・・・・
でもパティエンスは本社を鎌倉なりの自宅にして研究所と小さな工場も併設できれば続けたいって気持ちもある。臨店の講習にはそこから出動なんていいなぁって?
空いてる時間は釣りしたり、船で沖に出たりね。あとジェットスキーにサーフィンも!
ある日突然ブログ見れなくなっちゃったって!

でもまずありえないかな(爆)

冗談はこれくらいにしてハイドロバンスの事をちょっと話したいと思います。
トリートメントをしていて一番感じてることは半永久的に効果のあるトリートメントができればなぁっていつも思うこと。でも実際にはまぁせいぜい持続は2,3週間かいいところ。

諦めているわけではないんだけど、でも良く考えてみてもトリートメントって化粧品なんだよね。だからそれが当たり前って言われてしまえばそれまでなんだけど。医薬品扱いのトリートメントってないもんね。でもつい数年前のトリートメントっていえばサロンで施術してお家に帰ってそれこそ1回、2回シャンプーしてしまえばまったく効果もなくなってしまうものばかり。いまでもそのようなトリートメント剤でサロンメニューとしてお金をいただいているサロンもあるのかな?

悲しいかなトリートメントってまずこういう前提のもの。パティエンスもそうなんだけど、だから原料を効果的に作用させて少しでも髪に吸着させる、シャンプーしても取れづらくしたり、吸着力を上げる努力をしてるの。

使う原料はどこのメーカーでもほぼ同じ原料を使ってるわけだから、使い方の工夫だったり、美容師さんに原料自体の特性を理解してもらったりね。
ある会社がPPT処理前にポリフェノール毛髪に含ませておいて吸着性を高めたり、たとえばお茶や紅茶の茶渋を利用するとダメージ受け親水化した部分が疎水に傾いてくれ付与した成分は表に出づらくなるとか、またはカラー剤の浸透が上がり色が入りやすくなるとかね。

でも髪質によってはそれがまた逆効果になってしまって質感下げてしまったり・・・・・
でもパティエンスの商品もそう、やっぱり原料自体は同じものを使ってる。だから施術の仕方の工夫で対応できないかってね?(苦しいねいい訳が^^)

大手のメーカーだってトリートメントを含めダメージの原因の研究だったり、新規の毛髪修復剤ってことで研究しているんだよね、僕らの知らないところでね色々な特許取得したりして^^

でもそのほんの少しの違いが大事。

ヒドロキシエチルウレアに纏わる特許は資○堂さんがほとんどなんだけど、他分野では架橋剤(crosslinking agent)としての文献もあって、エンドキューティクル内の課粒状タンパクに一番効果的に働く成分という資○堂の研究発表は確かな裏づけがあるのだと思ってる。

その特許見てみると

エステル基含有の加水分解保護剤として使用されるN,N′?二置換N?(2?ヒドロキシアルキル)?尿素または?チオ尿素が上げられる。ドイツ特許に開示されている尿素またはチオ尿素の欠点の一つはその結晶度にある。即ち、その結晶度のために、これらの尿素をエステル基含有物と均質に混合すること、および生成混合物を安定させることが難しい。本発明の目的は非結晶化尿素を提供することにある。本発明の別の目的は、エステル基含有物の加水分解保護剤を提供することにある。

これ長々と紹介してしまうと大変なので、ようは架橋剤で使用すると尿素は結晶を起こしてしまい弊害をもたらすがこの尿素架橋剤は非常に多目的に利用でき、水性及び非水性分散液及び粉末を架橋するのに容易に用いることができるというもの。

この尿素架橋剤は尿素から誘導され1個の尿素基、1個のヒドロキシル基を含み、その尿素基とヒドロキシル基の間に少なくとも2個の炭素原子を有する。
代表的なモノ(ヒドロキシアルキル)尿素架橋剤は(2?ヒドロキシエチル)尿素、(3?ヒドロキシプロピル)尿素、(4?ヒドロキシブチル)尿素、1,1?ジメチル?2?ヒドロキシエチル尿素、1?エチル?2?ヒドロキシエチル尿素及び(2?ヒドロキシエチル)エチレン尿素である。(一部抜粋)

ヒドロキシエチル尿素の生成方法は161gのモノエタに尿素60g入れ115℃で3時間反応させ放出されるアンモニアを除去するために窒素パージを用い透明な吸湿性の液体が得られるのだそうです。


まったく違う分野の文献だけど、これを当てはめていくとこうなる。
資○堂の研究報告では、エンドキューティクルやCuCMC内にできてしまったキューティクルホール(これS100A3をさしてるんだと思うけど)の補修はケラチンをはじめとするアミノ酸や類似脂質成分が有効であるが、これらを付与しても結びつきが弱く洗髪などですぐに流失してしまう。現段階では開いた穴を完璧に元に戻すことは難しいと考えている。と前置きした上、

これらのアミノ酸や類似脂質成分を有効且つ効果的に修復する原料としてヒドロキシウレアが(crosslinker いわゆる架橋剤として)数ある修復原料の中で最も効果があることがわかったって言う記事。

2年前にこの記事見たとき
「やられた?」って思ったこと覚えてる。
そのときにはもうアクアヴィータ存在してたしね^^


実際にアクアヴィータを前処理でPPTの後にスポンジに含ませたアクアヴィータ塗布するんだけど、塗布する前は前処理に使うPPTの効果はあまりわからない。キャップをして7,8分加温放置するんだけど、キャップを外して髪を触るとあからさまに違いが出る!

またパーマ時に中間水洗後PPT付与の際他のPPTに加えしっとり感を出すためにアクアヴィータをオードパティエンスで5倍に希釈したものを一緒に与えその後、極薄いヘモグロスによって再結合を強くするために処理していたんだけど、ある日パーマのロッド巻く前にアクアヴィータで水巻すると仕上がりで思った以上にリッジが出る。お取引さんからも

「アクアヴィータで水巻してパーマかけたらかかり過ぎちゃいました。そのお客さん2度と来てくれません」って(笑)

でも、これちゃんとした再結合率のデータは取れません。どのように取るのかもわからなかったんだけど、最近いただいた資料でその実験方法明記してある。
でもこのやり方で本当に明確に再結合率として信用しても良いものか?


これデータの裏づけとれれば毛髪加工処理剤として特許申請できると思う(笑)
次回はもう一つ特許申請できそうなネタ公表しちゃおうかな?
タイトルは
「毛髪の感触向上と毛髪有害物除去方法」

こんな事書いて絶対パクられそう?
でもまっいっか^^

そう言いつつ、昨日はお店は振り替えでお休み。午後から弁理士事務所で打ち合わせ。どれも特許取得の見込みあるんだって!
でも1件申請料は約100万円。そのほか認可のある研究機関に検査結果を依頼するのに莫大に費用がかかるんだって(爆)
大手は研究開発費年に数億円でしょ?
パティエンスの研究開発費¥0だもんね?^^
「そんな金ないよ^^」

仮にあったら基礎化粧品作ろう!

ってことで次回もう一つ興味深いお話しますね。
【毛髪とカルシウム】って題で。

美容師として、ダメージヘアの施術において切り離せない部分だと思います。
まさに髪や頭皮に関するケミカルサイエンスです。
パート2に書こうかな?

なるべく早く記事にしますのでお楽しみに!



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ヒドロキシエチル尿素(ハイドロバンス)の新しい利用方法(1)

匿名さんへ

返事遅くなってスミマセン^^
お電話までいただいて恐縮です。アドレスは削除してコメント載せ換えておきましたので心配しないで下さい。

はじめ誰だかわからなかったのですが【クリスマスの長靴】と聞いてすぐわかりました。
その後どうしていらっしゃるのか気になっていましたが関西に越してしまったんですね?

ありますよ!大阪にもK-dash並みの施術ができるお店が!
いやK-dash以上かもしれません^^

先月パティエンスの商品をフルラインナップで導入してくださって色々試していただいていて、先日電話でお話したのですが思った以上に結果がいいとかで、来月トリートメント専門店を新しくオープンするらしいですよ!

大阪の都島というところです。梅田(東梅田)から谷町線で大日方面で3駅です!
オーナーさんもスタッフさんも確かな技術と知識で対応してくださると思います。
いつでも連絡取りますので、もし行かれる際には遠慮なくまたご連絡ください。



なぜか今日はアクセス数が爆発しています。今の時点で普段の倍!きのうなんか特別な記事でも書いたのかなぁ?
ヤフーやグーグルで検索からブログを見てくださる方も多いと思うのですが月にだいたい400項目くらいの言葉に引っかかる。上位から見てみると結構マニアックです。それにISPといってドメインもわかるんだけど。

ドメインってプロバイダーの事なんだけど、個人宅ではyahooやocn、Dion、niftyって出てくる!
でも大きな会社や大学のPCからこのブログを見ると企業名や大学名がわかってしまいます。
大学からくるものがほんとに多い!
東京大学を始め、琉球大学、広島大学、北海道大学、東北大学、筑波大、大阪大学、島根大学、北陸先端科学技術大学院大学、長岡技術科学大学、横浜国立大学、金沢大学、名古屋大学、大阪大学、神戸大学、広島大学、愛媛大学などなど。

このブログで何見てくれているんだろう?何かの検索で来るんだろうけどためになるのかね???
毛髪の研究なのかなぁ?それとも・・・・・
それに最近ヒドロキシエチル尿素が多いかな?ちょっと前はM3Dが多かったけど、最近ちょっと落ち着いてるかな!

今日は約束通り架橋剤に付いて書いてみたいと思います。
僕らが普段施術する際”剤”と付く物はたくさんあります。たとえば処理剤!
処理剤っていえばすごく広い範囲になってしまうけど、還元剤、酸化剤をはじめアルカリ剤、界面活性剤、と上げれば切りがない。化粧品製造においては乳化剤、防腐剤、酸化防止剤などなど!

架橋剤、これもものすごく広い範囲のもの!化学反応における架橋(かきょう)とは、主に高分子化学においてポリマー同士を連結し、物理的、化学的性質を変化させる反応のことなんだけど、今日お話しすることはあくまでも毛髪についての架橋効果。トリートメント剤やトリートメントを施したときに髪の細胞との結びつきを強くできるものという意味でお話していきます。

美容師さんの一般的な知識の中で架橋効果の強いものといえばやっぱり”ヘマチン”が代表的なのかな?
2剤処理前に薄いヘマチンを塗布しておくと再結合が強く結びつくって事かな^^
これはヘマチン商品を出しているメーカーさんが挙ってこういう事を言ってるから浸透してきたものだと思う。僕自身もシスチン結合やPPTとくにケラチンとの結びつきが強くなるって事は否定しません。

話がそれてしまうけど、よく問い合わせいただく美容師さんの中にはケラチンにすごく拘っていて、修復剤としてのPPTはケラチンがすべてだぁって方ほんとに多いの(笑)

でも僕から言わせてもらうとケラチンだけでは毛髪は修復できません。どんなに優れた高価な高分子ケラチンを単体で使用しても毛髪の強度もさほど上がらないし、手触りも良くはなりません。確かにダメージ修復においてはこれら高分子ケラチンはなくてはならないもの。特にランチオニン様なダメージを起こしている毛髪には非常に有効だと思う。

でもケラチンだけでは絶対に修復効果は望めない。ケラチンをはじめキトサン、シリコーン、シルク、その他にも脂質の補給や新規修復剤を適所に効果的に使えてはじめて手触り、強度も出てくるんだよって喉元まで出てくるんだけど(笑)

何が言いたいか?そうだ、ヒドロキシエチル尿素だった!
ヒドロキシエチル尿素は普通保湿剤として配合される原料で尿素誘導体。パティエンスでいえば”アクアヴィータ”です。商品名はハイドロバンス。

ヒドロキシエチル尿素には数々の特許があり、そのほとんどが資○堂。ケラチン誘導体に変わる新規原料としてダメージ初期段階の毛髪内部構造を解明って、いいよなぁ?こんな事が言えるのほんと資○堂だからでしょ?そのずっと前からこういう情報は僕のところにも入ってきていて、パテエンスではアクアヴィータとして商品化し、何とかしてキューティクルをはがさないように処理をしてってやってたんだけどね(鳴)
でもさすが資○堂でしょ?仮に僕が一生懸命説明しても説得力ないもん^^


資○堂はこのヒドロキシエチル尿素を見出して、どうしてもこの原料を配合したシャンプー、トリートメントを商品化したくてTubakiが生まれたっていっても過言じゃないんだけど、でもおそらく効果は微弱でしょ?だって配合重量は0.01%?まあこの程度。ちなみにアクアヴィータは20%配合だよ。200倍に薄めても同等だもんね。

資○堂が新規毛髪修復原料って言うのは、今まで考えられていたダメージを変える物でもあるんだけど、エンドキューティクル内に顆粒状のたんぱく質が存在しダメージの初期段階で容易に抜け出てしまう。パーマ剤やカラー剤などの科学的要因をはじめ水道水中の塩素や紫外線によっても簡単にダメージしやがてはキューティクルが剥がれ落ちてしまう。
それまではどちらかというとコルテックス内にダメージホールができるっていうのが定説だったけど、コルテックス内の空洞はCMCが解けて抜け出てるってこと言い出してるの最近(爆)

それに最近では18?メイコエイコサン酸。これは高分子ケラチンのケラテックで御馴染みクローダの原料。新規原料じゃないじゃん、全然!

なんか余計なこと書いてたら肝心なところ書けなくなっちゃった^^
これから講習に行かなければいけないので、次回ヒドロキシエチル尿素がなぜ架橋剤になるのって事で詳しく書きます。

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