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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

2008年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年08月

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毛髪にもナノテクノロジー?

化粧品全体で見たときに最近の流行はなんといっても【ナノ化粧品】!

ナノテク、中にはナノを通り越して【ピコ】まで使われる始末。そのナノテクとはいったい何なのか?今日はそれについて書いてみたいと思います。
僕は仕事柄原料のメーカーの方、もしくは原料を扱ってる問屋さんなどとお会いする機会がありますが決まっていう言葉は

「なにかいい原料ないですか?」

あからさまにこの言葉を発してしまいます。
その会話の中にも

「新しいもの?やっぱりナノ化したものがいいですよね?」

こう切り出されることが多くなったと思っています。



まず、ナノとは単位につける接頭語。10?100nmのサイズの微小な物質を扱う技術を総称してナノテクノロジーといい最先端技術といわれる所以。

わかりやすくいうと地球にたとえる。地球をサッカーボールの大きさまで小さくしたとする。同じ比率でサッカーボールも小さくするとちょうどナノサイズ。それはウィルス(50nm)と同じくらいの大きさになり、DNAの大きさ(2nm)よりも大きくバクテリア(500nm=0.5μm)よりも小さい。
人間の赤血球の直径が9000nm(9μm)なのだからとにかく小さく電子顕微鏡でさえ捉えることは難しい。

ナノテクとは最初大学などの研究機関で使われていた言葉ですが最近ではかなり身近な製品に使われていて、たとえばなの粒子を使用したもの。ナノ粒子にフラーレン(カーボン)原子60個集まってできた分子。ゴルフクラブやシャフト、テニスラケットの素材に極少量添加する。繊維同士の引き合う力が強まり剛性が増し反発が強まって飛距離が出るというもの。
ボーリングのボールにも。表面の素材に添加するとレーンの油に影響されず安定した曲がりとコントロール性能を発揮する。

そのなかでも一番身近なものがナノ化粧品。ナノテクを謳わないメーカーも多いのですが、かなり幅広くナノ粒子が使われている。

たとえば白金ナノコロイドをはじめサンタン商品やファンデーション。毛髪化粧品にはまだ少ないのですが、おそらく今現在もナノ○○という商品キャッチフレーズで商品を送り出そうと計画している発売元さんも多いのでは(笑)

実際パティエンスの商品でもこのナノ化した原料を添加しているものもあります。またパティエンスの商品を企画している時、ペリセアのL-30 が発売になりいくつかの商品にペリセアを配合していますが、そのペリセアと最後まで争っていたのが日○精化のナノリペアーL。

では何を基準にナノなのか?現在化粧品の有機成分のナノサイズ化には高圧乳化という方法が取られていて、この有機成分が細かい管を超高圧で通過する際強い衝撃を受けることにより微細化。
たとえば人間の肌の細胞と細胞の間には約250nmの隙間があるといわれています。まあ髪も似たようなものだと思いますが、この隙間を通り抜けられる様になる。そのため美容成分が奥の奥まで入り込めるわけ。少し前までは化学修飾をつけ誘導体としての化粧品成分が主流だったわけだけど、これが変わりつつある。

またモイストパティエンスに配合しているケラチンを作っている会社の原料の中にもナノサイズのカプセルに閉じ込めるという高度な技術が用いられているものもあります。
リン脂質などで作られたこのカプセルに紫外線防止剤などの成分を閉じ込め時間と共に肌になじみ少しずつ有効成分がにじみ出てくるTADS(タイム・アンド・デリバリー・システム)

この原料は現在コーセーをはじめ多くのメーカーが原料を使っています。
またファンケルの「マイルドクレンジングオイル」などは良く見かけるんだけど、
「ナノテクだから擦らなくてもスルンと落ちる」なんていってるけど、これはナノ粒子使ったものではないの。これはオイルを分散化させ水で流すときに一瞬でこのオイルをナノサイズまで分散させるというもの。


ちょっと前までは浸透性という意味で分子量は小さいほど(400程度)奥まで浸透する。したがって高分子は大きすぎて髪の中まで入れない?
っていわれてたけど、未だにそれを謳ってるメーカーもどうかと思う(爆)
でもこの低分子もパーマの前処理やパーマ1剤などに添加して使うと還元剤の特性でもあるSH(CH)基が毛髪内で反応し混合ジスルフィドを生成し、何度か繰り返すことにより段々とパーマがかからなくなるって香粧品の専門誌などにもリリースとして報告も出てるわけだから、未だに知らないで使っているサロンさん、こういうものを使ってパーマをかけているお客様が気の毒な気がしてならない^^





このブログ最近すごい勢いでアクセスが伸びてるんだけど、この3年間で110件くらいの記事を書いてきました。それは普段伝えられない情報や、サロンワークの中でどんなことを考えながら仕事をしていて、また商品を使ってくださっている美容師さんには商品の事、原料の事などブログを通して伝えられたらっていう意味を込めブログを書いているわけなんだけど、少し反省しなければいけないと思ったことがあって・・・・・・・


昨日も講習にうかがったサロンのオーナーさんから

「随分前からブログは知っていたんだけど、うちのレベルでは敷居が高くて講習依頼なんてできないでしょう。だから今回メールするかしないか3ヶ月悩んでたんだけど、どうしても諦め切れなくて思い切ってメールさせていただきました」って!

思わず、す、すみません!って。

そんな事全然ないんですよ!敷居が高いって思ってくださるのは光栄といえばそうなんですけど、偏屈で取っ付きにくいとかってどうか思わないで下さい!

前にも他のサロンのオーナーさんから同じような事言われたことがあるんだけど、中には

「大瀧さんと出会えて本当に良かったです。僕は本当についています」って結構言われるんです(笑)
僕も色々な美容師さんと知り合えて嬉しいし、お取引先のスタッフさんと夜待ち合わせして飲みに行ったりご飯食べたりとか本当に仲良くさせていただいて楽しくお付き合いさせていただいていますよ!


僕がどういう思いでいるかっていうと、知識や技術はまったく気にしてないし、それを押し付けるつもりもありません。ただ僕が今まで接してきたメーカーさんって自社のものをたくさん買ってもらうって感が強いと思うんです。それは社員なら当たり前だし悪いって言ってるわけではないのね。

でも中には当社の製品に勝るものはないですよ!お客様だって喜びますよ?
これも違うんだよね。

いくらいいものを使ってよい結果をのこせてもそれはぼくらの自己満足になってしまうでしょ?

一番大事なのは僕らは髪の専門家でなければいけないし、使う薬剤の事をお客様がわかりやすいように説明もできなければいけないと思うんです。
たとえば科学では説明できないとか、ミトコンドリアだ、波動がどうとかそういうものは絶対に信じない(笑)

それにはたくさん勉強しないといけないですし、心から薦められるような商品を開発しなけらばいけないと思っています。
そういいながらも過去の記事見てみると講習受けないと商品使ってもらいたくないとか、知識がないと同じ商品使ってもうまくいかないよ的なことをブログに書いてるわけだからの反省です。

順序だって使っていけば仮に知識がなくても結果は出るわけだしね。
あと最近は導入して下さったサロンさんの多くはお店の売上が軒並み上がってるって事実も隠せないんですよね?

だから最近どんどんこれをアピールしてる!
名づけて「Patience Program」

名称未設定-1



?客単価UP

これはスタッフさんのレベルが上がるとお客様の髪が綺麗になり必然的に客単価が上がるというもの。実際に導入後半年間で¥6000だったサロンが¥9000になっています。 

たかが¥3000なんですけど、実際には客単価@¥6000×客数、平均月/500人のサロンさん。¥3000単価が上がり売上は150万円増!新規で150万円売上げるのは大変ですよね。¥6000の単価では約250人分増えなけばいけないので750人ですもんね?だから単価が上がらなければ¥6000×750人やらないと同じ売上は望めないんだけど、客数が増えるとサービスの低下につながるわけですし、スタッフさんだってキャパシティー超えてしまえば体が持たないと思うし。

でも客数はまったく変わっていないので忙しさは以前と比べ多少やることが増えるものの忙しさは変わらない、おまけに仕事が楽しいってね。

?は来店サイクルの短縮

仕上がりでお客様に満足してもらえればトリートメントだけをしに来てくださるお客様は当然増加します。常に綺麗な髪でいたいというのはお客様の本音ですもんね。今まで3ヶ月サイクルが2ヶ月になったり1ヶ月半になったり、でもk-dashでお勧めしてるのはやはり2週間後なんです。縮毛なり、カラーをしてちょうど2週間後くらいから徐々にトリートメント効果も薄れてくるので、施術している最中に2週間後のトリートメントはお勧めしています。結果的には髪に栄養補給できるので縮毛の質感やカラーの褪色防止などの効果も望めるし、永い間自分でお手入れしやすい髪に!
いくら上手に施術しても、髪に薬剤を塗布し、化学的処理をしているわけです。半永久的に持つとリートメントはこの世に存在しないでしょ?
徐々にアルカリ残留なりパーマによるダメージは進行していきます。これはどんなに優れた処理剤を使っても同じこと。でも2週間後にトリートメント処理でもう一度ダメージ要因を取除いてあげるとその後はダメージ要因が抑制していきます。結果的にはお客様の髪のためになるんですよね。



?ブランド力向上&店販売上UP

ブランド力とはお店のイメージアップにつながると思います。スタッフさんの信頼度も歴然と上がるのでは?
店販売上はお客様満足のバロメーターですよね?特に新規のお客様は施術が気に入ればその髪の状態を少しでも永くキープしたいと思うのは当然の事!そこでスタッフさんのシャンプートリートメントをはじめホームケアの説明、配合原料の知識の出番です。これだけを話してもらえればさらに信頼度も上がるのではないですか?

k-dashでいえば特に新規ではじめてご来店されたお客様にいえる事なんですけど、お会計が¥55000とかってお客様も頻繁にいらっしゃいます。再来のお客様は店販のシャンプー、トリートメントだとすぐなくなっちゃうから業務用がいいってお客様も多いです。



お客様の髪を綺麗にってことが大前提なのですが、せっかく導入していただくわけですしこの3つの事項だけは必ず実行していただこうと思っています。

いいことばかりを書いてしまいましたがデメリットは商品が高いことかなぁ?
でも高いというのは商品の原料ベースの割合は非常に高濃度。各商品を作った動機はいいわけですが、サロンさんに卸販売する目的で作ったわけではなくて自分のサロンで使いたいがタメのもの。正直言うと原価率とかはまったく気にしないで作ってしまったから!
だから初期投資で導入は18万円くらいになってしまうんですけどね。

でも施術一人当たりの処理剤の単価は他社のものより間違いなくお得です(鳴)


また長い記事になってしまいましたが最後までありがとうございます。

こんなメリットもありますので敷居が高いなどと思わず遠慮なく気軽にお問合せ下さいね。





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