FC2ブログ

社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

2008年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年07月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

カラー剤の調整

なかなかブログを更新できず悶々^^
コメントいただいたのにもかかわらず中々返信できずにメールでお答えしている始末!

昨日もお店に帰ってきたの深夜2時近く、当然家にも帰れずコンビニでビールとおつまみ買って来てお店に泊り込み。女子バレーのイタリア×日本戦観戦してたんだけどいつの間にかテレビつけっぱなし、電気付けっぱなしで気が付いたら朝6時で表は明るい。睡眠時間も2時間くらいかな?

朝からPCに向かってたまっていたお問合せメールに返信も終わって一段落、たまにはブログ書こうって・・・・・・・


今月は半年振りにケミカリストの講習もできたんだけど今回合格したかたは3名、認定証も発送できて一安心。本当は参加してくださったすべての方に試験合格していただきたかったのですが、簡単なニアレスミスがおおかった気がします。でもテストには合格しなかったけど講習の2日間で普段の仕事にも役立てるはずだし絶対に無駄ではないはずですよ!また次回がんばりましょうね^^


ブログを見ている方から私も聞きたいっていうメールがあり今日はカラー剤の調整について書こうと思います。

カラー剤はまずpH調整しません。アルカリカラー(酸化染)の特性上過酸化水素がアルカリに化学反応し酸素を発生させますが、この活性酸素がメラニンを分解し脱色していくっていう事は周知のとおり。そのメカニズムをpHコントロールしてしまうと崩すことにもなりかねないと思います。

ただダメージがひどい毛髪にカラー剤を塗布しても吸い込みがひどくコーミングすらできないような髪の場合調整する場合があるのですが、これは僕のところには30%の過酸化水素水があるためできることで、通常は不可能だと思います。

K-dashではホーユーのプロマスターを使っていますがどちらかというとダメージ毛には硬いと思います。2剤のセタノール濃度は8%くらいなのかな?矯正剤の一撃の2剤は塗布しやすいようにと5%まで濃度を落していますが、この濃度まで落せば吸い込みやすいダメージ毛でも塗りやすいのですが、カラーの2剤、たとえば6%の過水に3分の1オードパティエンスで希釈するとセタノールの濃度は5%に落ちますが、過水の濃度は4%になります。そこで希釈した分30%過水で6%になるよう調整するか、トーンを上げずに4%で対応できるお客様なら非常に施術しやすくなると思います。ただ局方のオキシドールは薬局で購入できますが過水濃度は3%、これでは希釈したぶんの4%を6%に戻すことはできないので無理です。


あともしカラー剤を調整するとしたら色味によって2剤を混ぜた途端変色するような色のカラー剤を使うときかな?特に暖色系のカラー剤。変色するという事は空気酸化によって重合がおき髪に塗布してもなかなか入っていきずらくなります、ですから色味によってアシットリンス、クエン酸、なければポッカレモンをほんの数的入れる場合がありますが入れすぎてしまうとまったく色が入らない(笑)

下の写真は各色の変色度合い。

G→ゴールド、M→ミント、A→アッシュ、N→ナチュラル、R→レッド、V→バイオレット、W→ウォーム、
C→カッパーです。R以降は暖色系。
2剤を混ぜた直後の写真がコレ、そうだなぁ時間にして1分後くらいかなぁ?


Color1.jpg



そして約10分後

color2.jpg


暖色系はやはり寒色系に比べ変色しやすく、混ぜた直後に重合を起こしてしまいます。


それともう一つ質問の答えですが、処理剤の使い方が複雑すぎて難しいとか、余分にコストがかかるっていう考え方もアリだと思います。でもその一方でよりすぐれた処理剤を使いたい、どこのお店よりも俺の施術が一番っていう考え方もまたアリだと思いますよ!


僕は今時間を作っては講義を聴きに学校に行っています。本当にたまにですけどね。それは医学や薬学の中からサロンワークや商品開発に当たっての何かヒントがあるんじゃないかって事。でもなかなかこれだって事項はないんですけどね(鳴)

でも全然無駄なことしてるって思っていないし他分野から参考にできること、考え方とか非常に役立っていると思っています。

最近では最先端医療って授業聞いててふと思ったことがあってちょっと紹介すると、まずがん治療。数年前なら肝臓や肺に悪性腫瘍であるがん細胞が見つかると全身麻酔の上わずか数センチの切除に何時間もかけ大手術、術後も数週間は動けずに体の負担は相当なもの。まして体力のないお年よりは施術ができずに薬の投与で治療というよりも痛みを抑える投与になってしまっていたのが現実。

コレに変わってラジオ波焼灼療法。その方法は、まず皮膚から体内に針を刺して、癌に対して直接穿刺をし、この針から発生するラジオ波電磁エネルギーにより癌とその周囲を熱凝固壊死(癌細胞が死ぬことです)させて治療します。外科的治療ではお腹に大きな傷跡が残りますが、ラジオ波治療では小さな針跡が残るだけ治療の後はベッドの上で2時間程安静にして翌日退院。コレであれば手術対象者はぐっと増える。

また僕の行ってる大学は眼科が有名なんだけどもう何年も盲目でまったく目が見えない患者さんの視力を健常者と同じというわけにはいかないんだけど0.1まで回復させるというもの。めがねなどの矯正をすれば普通の人とまったく同じ生活が送れるってほんの数年前なら考えられなかったことでしょ?

歯学もそう、虫歯治療での3MIX-MP法。で無痛治療。麻酔をかけるわけではなくて人が持っている自然治癒力を利用した治療法。虫歯はその部分を機械で削ったり神経を抜いたり、何年か前に小さいお子さんが麻酔をかけたら死亡してしまった事件があったけど、そういう境遇は歯科医ならさけられないでしょ。僕のゴルフの友達で歯科医がいるんだけど、その先生とその話題になったときの話でいつ自分がそういう状況になってもおかしくないし、第一、それまで歯科医師会でも麻酔に関して専門的な知識はそれほど重視してなかったからって話してた。そういう苦い経験があってこそ生まれた療法なんだけど。ちなみにその事件を起こした歯科医師は業務上の罰則はなかったらしいけど今は廃業してしまってるわけだから人生が180度狂ってしまうんだよね。


こういう話を聞いてて改めて思ったことは、たとえば医師がラジオ波療法や3MIX?MP法などどんどん新しい療法を生み出せるのは目なら目の事を歯なら歯を、内臓の事を人間自体の細胞に至るまでの事を良く知ってるからでしょ?たとえば仕組みだったり、なぜ角膜はついていて水晶体を通してなぜ物が見えていてどこに神経があって眼球について組成や役割について最新の理論を常に勉強しているから生み出されるわけでしょ?
常に先生方は学会や勉強会に忙走してるわけだから当然といえば当然の事かも知れない。


でも美容師は違う。どちらかというと技術と経験が重視でしょ?でもまず髪の構造だったり、各細胞の組成から始まり、毛髪についてとかシャンプーはじめ保護剤や施術に使うパーマ剤やカラー剤についての薬剤知識とか無さ過ぎるんだと実感して・・・・・・・・


確かに探せばそういうすごい美容師さん皆無ではないと思うけど、僕も含めて一般的にはまだまだ知識とか不足だよね?
毛髪について毛髄質、毛皮質、毛表皮でできています。でもこれ知ってて何になるんだろう?悲しいかなメーカーの研究員とか化粧品会社の研究員だって滅多に理論武装してる人はいないもん。ましてやこういう事を勉強する場が無いわけだし教える人だっていないでしょ?
研究員っていっても女性が多いし、どこかの薬学出て化粧品会社に就職してっていう人ほんとに多いし。中にはいると思うけど、詳しい人は。でも僕が接してきたこういう研究の方の中にはいなかった。誰一人。
あっこの人知ってそうかなって思って深く突っ込んで話しても途中でわからなくなる。顔色が変わってしまって、こいつ頭おかしいんじゃないの?見たいな雰囲気になってしまって(笑)
本当にレベルの低い人ばかり。

僕が講義を聞きたいって思ったのはじゃあ自分で勉強して紐解いていくしかなんだって思ったからで、美容や香粧品ではなくてたとえば医学だったら皮膚科学や皮膚医療に毛髪は位置づけられていて、そういう中から勉強できるんじゃないかなってね。


また長文になってしまって^^

だから難しいって自分の中で思ってしまうから余計難しいんじゃないかな?僕は今まで難しいって1度だって思ったことないしむしろその逆でメチャクチャ面白いってノリでここまで来ちゃった感じかな?

僕の個人的な見解は、偉そうかも知れないけど商品を売りつけたりとか、決して押し付けたりっていう事じゃないのね。処理剤使ってトリートメントして薬剤から髪を保護して足らないものを補ってあげる。ただコレだけなんだから全然難しくないっていいたいだけなの。だからこういう記事書いて逆に反感買うのも覚悟で書いてるんだけど(笑)

ただそれには毛髪の構造や仕組みについて使う薬剤に関して最低限知っていなければ絶対に良い施術は出来ないし、お客様の髪を綺麗にするなんてことはできないっていうのが僕の考え方かなぁ?

似合う髪形なんていうけどそれはただカラーやパーマをしてカットするだけでいいのかな?
こういう知識が不足してしまうと当然髪を傷ませてしまうし、綺麗にデザインしたというよりそれは施術する側の自己満足にしかならず終わってしまうような気がする。髪が傷んでしまって駆け込んでくるお客様がどんどん増えてるっていうのが現実なんだよね。


カラーのレシピ書くっていったけどまた次回にします!

| 日記 | 16:09 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

トリートメント工程及びPPTの効果的な使い方

先月から還元剤のお試しセット、随分いろんな方からご注文いただきありがとうございました。この場をお借りいたしましてお礼申し上げます。

手ごろな価格でパティエンスの商品をフルスペックでお試しいただけるという事でいい機会になったのではないかと思っています。
ただ、僕の方も送るだけ送っといて取説もある程度のものはお付けしていたのですが、これは極々簡単なものでしかなく、既に商品を使ってくださっているサロン様や講習を受けてくださった美容師さん、k-dashのスタッフなら理解できるのですが、はじめての方にはわかりずらかったのでは?

という事で具体的な商品名を挙げてブログ上にて記事にしてみようと思います。
またビビリ毛用の施術方法、薬剤の調整法などのレシピは至急パート2に掲載いたしますのでご参照下さい。

http://excelpatience.blog111.fc2.com/  (お取引サロン様限定です)




薬剤の調整をビビリやダメージしてしまった毛髪の構造、健康毛と比べた場合構造自体がどのように変化してしまっているのか?を交えながら解説いたします。
目で見て理解していただき施術のイメージをつかんでいただけたらと思っています。

またこのブログを読まれている美容師さんで他社のPPTをお使いの方も参考になれば嬉しいので!

【トリートメント】

?七人の天使たち(シャンプー)します。

?お流し後、ヘモグロスの原液適量+ペリセアーゼ適量+スチーミング→軽くお流し
  (髪の温度を40℃?50℃まで上げるのがコツ)
  これから行なうトリートメント(PPT)が髪に吸着性が高まる処理です!


?キトグラス10倍+αソリューション10倍+ガンマルファ10倍+モイストパティエンス10倍塗布
  軽くコーミング(絶対に無理に引っ張らない事!)+スチーミング

?お流しせずにCMCエマルジョンペリセアーゼ塗布→軽くスチーム(40℃?50℃まで温度を上げてあげる)

?キトグラス10倍+ソワキュート10倍軽めに塗布

?その上から琥珀色の天使を500円玉くらいの大きさを手に取り上付け。

?またキトグラス10倍+ソワキュート10倍軽く付与ししっかり目にスチーム。このとき毛髪の温度を50℃近くまで上げること。PPTの疎水性相互作用を高め(吸着性の向上)、両親媒性脂質の浸透促進効果を狙って!

?シャンプーボウルに蓋をしてしっかり目にチェンジリンス。特に頭皮についたクリームを良く取除いてあげること。このときシャンプーボウルには乳化された薄いトリートメントが溜まります。これを手で髪に付けてあげてのチェンジリンス。


※どんなに良いとされている成分でも界面活性剤であるセタノール類またはトリートメントクリームの基材であるそのほかの高級アルコール類が頭皮に残ってしまうと、やはり痒みの原因になったりします。クリーム状のトリートメントを塗布する際頭全体に塗布する感覚ではなく対象物はあくまでも毛髪。特に毛先の傷んだ部分です。トリートメントクリームは頭皮には必要ありません。ですから塗布する際なるべく頭皮に付かないようにするのがコツかなぁ?

そうしておけば最後のお流しする際必要以上に洗い流すことはありません。チェンジリンスで充分なわけ!逆にせっかく塗布した高価なトリートメントを洗い流して捨ててしまってはもったいない^^

チェンジリンスの際シャンプーボール内の水(乳化された)であれば多少頭皮に残っても痒みはほとんどでないのでは?

琥珀色の天使は頭皮を健やかに保つ成分が7種類配合されています。痒み防止だったりフケを出にくくするような成分です。またヘマチンも配合されていますので育毛効果も!

それをしっかりと、完全に洗い流したらもったいないでしょ?


あとPPTを使う上でのコツは、意外とみんな勘違いしてるんだけど濃いものを与えてあげればいいと思ってる?

でも、いっくら濃いものを使っても効果は上がらない。確かにパティエンスのPPTは濃いと思う。でもコレ、希釈して使うことを限定で作ったもの。

今の各PPTをそれこそ10倍とか20倍で水で希釈してしまえばそのまま使える商品にもなる。価格も3分の1くらいになるしね?
でもそうするとパーマ剤や縮毛矯正剤に添加できなくなっちゃうでしょ?

同じ原料を使用している他社の製品たくさんあるけどほとんどのものは原液使用。でも結果的にはメーカー側は水で薄めてるわけだから利益出るわけだし・・・・・




むしろ余分なものはみんな流れてしまいます。濃いものを一度に与えるよりも薄いもので要所要所で何度も付与したほうが結果的には節約も出来るし効果も倍増!

また暇を見つけて今度はカラーリング、パーマ、矯正の工程を1つづつ紹介していきますのでお楽しみに!

| 日記 | 18:22 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

各施術工程をまとめてみました!

やっと施術マニュアルのようなものをブログのパート?にアップすることが出来ました。
やらなきゃ、やらなきゃと思いながらも延び延びになってしまっていましたが、忙しい合間にときわ台店の店長が数日がかりで仕事終わってからPCに向かってくれ、やっとアップすることが出来ました。

カラー、パーマ、縮毛矯正、デジタルパーマ編の4種類!
普段やってることなのですがなかなか文章にすることは難しく、わかりづらい表現も多々あると思いますがPPT等効果的に働くような工程です。

あくまでもベーシック(基本)なので、髪質やダメージに合わせて是非試してください。PDFファイルなので、コピーしてお使いいただく事も出来ます。

アクセスはこちら  ↓↓↓↓

http://excelpatience.blog111.fc2.com/

| 日記 | 12:36 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT |