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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

2007年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年10月

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”毛髪知識や技術に自信のない方はご使用しないで下さい”

何の事?そう思いますよね?


パティエンスの商品は現在約20種あります。PPTなど処方が終わりいよいよ製造にっていう頃からだからもう2年前になるけど「次は還元剤かな」っていうことで、縮毛矯正剤の設計というかどんな成分を配合すれば今までの薬剤との差を出せるのか?


平行して製造を受けてくれる工場や会社も探していて、つい最近まで「還元剤はむりなのかなぁ」って半分あきらめていました。パティエンスは製造許可はありません。あくまでも発売元なので商品を作るに当たり引き受けてくれる製造の工場が無ければ商品はできないわけです。シャンプーや処理剤であればOEMでの製造を引き受けてくれる会社は多いのですがパーマ剤は医薬部外品であるため薬事申請がたいへんなことと、乳化釜が傷むからとパーマ液は利益性からも美味しくないからと製造するのを嫌がります。


おとといの金曜日PPTをお願いしている会社の紹介でパーマ液製造をしてくれる会社の方とお話しました。シャンプー類を製造する会社とPPTを製造する会社と現在2社とお付き合いしているのですが打ち合わせの段階で営業マンとまずお話するのですが専門的なことになるとまったく話が通じなくなるのが通例でした。


「申し訳ないけど研究員の方とお話しする機会を作ってくれる?」


こういうパターンだったのでものすごく時間がかかってしまいます。商品の改良や、新たに成分の追加などしようものならすぐに1ヶ月、2ヶ月。


でも今回はちょっと違う。メチャクチャ詳しい。言葉をポンと発すればスッって帰ってくる感じ。お互い言葉が少ないんだけど相通じるというか、お互いが何を考えているのか意思疎通ができているというjか、今後良いパートナーになってくれそうなそんな予感すら感じました。


今パティエンスの商品の中で、研究員に1度だって頼ったことはないと思います。配合の組み合わせだったり、すべて自分でやってきました。僕自信も限界を感じていて今後の不安材料のひとつだったのですが、パーマ液に関しては僕の足らないところは是非補ってもらって、ますます良いものができるんじゃないかな?ほんとに心強い!


2時間くらいの話の中でものすごく内容のあるお話ができ期待しているのですが、相手の会社の方もまた僕のブログをくまなく見てくれていたのでなおさら話が早い!


お金にものをいわせて、美容室のオーナーがPBやOEMでパーマ剤やヘアケアを作ってくれっていう依頼多いらしいのですがほとんどのケースでは


「やめたほうがいいですよ。在庫も抱えなければならないし返品もききませんよ」


お断りしてきたらしいです。


製造する会社を探す一方、ぼくもパーマ剤、主には縮毛矯正剤ですが原料を入手して色々試してきました。もちろん失敗ばかりです。僕は車いじりが好きなのでケア用品のなかでチオグリコール酸を使用しているものなんか見つけて。チオグリコール酸50%、水50%!アルミホイルの汚れ落とし!


実際チオは金属の錆びや汚れ落としなんですよね^^


劇薬でも鉄に反応すると赤くなりチオ自体が減力してしまい水で流せばピカピカに。実際矯正剤にヘモグロス(グロスフィリン)を配合すると薬が減力しますよね?


タイトルの話に戻りますけど、この矯正剤が出来上がれば使う美容師さん仕事が面白くなるだろうなって!


うちではパーマやカラーよりも縮毛矯正の比率が高いのが現状。なぜかというとスタッフ全員がものすごくレベルが高いところで仕事をしてると思います。もちろん他の店とは技術も違うし仕上がりの良さはお客様がわかるのは当然ですよね。


だからクセ毛に対して色々な悩みを持ったお客様がご来店してくれています。ダメージやボリュームダウンをご希望のお客様なら100%近くご希望通りにお返しできるのですが、問題はクセの強い方です。お客様の中では今まで銀座の美容室に行っていたらしいのですが美容室から


「あなたの髪は銀座で伸ばせるところはない」


はっきり言われてしまったお客様も今はK-dashのお客様ですけどね(笑)


今矯正剤は一番強いタイプのもの1種類を使用していて弱アルカリとかダメージ毛用とかってモノは一切使っていません。髪に合わせて減力させて1種類の矯正剤を使っていきます。


でもクセの強い方ははっきりいって伸びないんです。メーカーではハードタイプはチオ濃度、アルカリ度、還元度は薬事法ギリギリまで高めていますっていうけどそれでも伸びないお客様多いです。一番怖いのは軟化しないからと軟化するまでクスリ漬けにしてしまうこと。確かに縮毛の軟化の見極めは非常に大事。でも薬漬けにするのはもっと良くない!理想は薬をのせる時間を極力短くすること。たとえば最初の5分だけ加温するとか、ガンマルファ、アルファソリューションで前処理するとか、これはみな軟化を早める方法。結果的に保護にもなるし傷みも最小限。


美容師さんから良く質問されるのが


「くせの強いお客様をキレイに伸ばすにはどうしたらいいですか?伸ばせないんです」


って。僕なりに回答していますが、実際僕らも一番の悩み^^


さらにいけない方法としてのびないからって180℃、200℃でギシギシアイロンがけ。毛髪1本1本をま?るく仕上げたいのにうどんのように!でも伸ばしたいから平たいきしめんに!


伸ばすのはいいけどダメージどうすんの?


なぜか?メーカーが言う薬事ギリギリって言うのはベースの話、矯正剤には保護目的でPPTや質感を重視するのであれば保湿剤が配合されます。ゆえにどんどん弱くなってしまう。だから極力配合成分の少ないものを選んでいます。コラーゲン、ケラチン、ヒアルロン酸などなど、はっきりいって矯正剤には邪魔なわけで。


でも僕の試作は今までそういう邪魔なものを一生懸命組み合わせている。キトサン、ヒドロキシエチル尿素、シルクプロテイン、邪魔なものばかり。


今の薬事法の縛りでは何かを配合してしまえば必ず減力してしまう。であればチオとジチオ、モノエタ、キレート剤、セタノールのみ。それでいてチオ濃度10.5、ジチオ4.5本当に上限ギリギリの極ヤバなやつ!


でもやっぱりそれが一番パティエンスらしい(笑)


それと使う美容師さんが絶対楽しいと思う。むずかしいけどいい仕事してるっていう実感は最高潮だと思うしね。メーカーならまずこんな発想はないでしょ?


だから今までにこんな商品ないでしょ?これ処理剤の完成度の高さから来る僕なりの自信なのか?


でも明らかに仕上がりが良くなる予感がある、ダメージにかんしても・・・・・・・


でも法規的な問題が!発売元や製造元がこれとこれを混ぜてっていうのは違法なんですよね。美容室で勝手に混ぜ合わせて調整するなら問題ないのですがメーカーとしてそれを推奨してしまうのは問題アリ!


でもアリ○ノさんのケアト○コやリ○ルさんをはじめ推奨しているのが現実。どこまで良くてどこまでが悪いっていう線引きみたいなものもがなく、でもあまりおおやけにはできない・・・・・


原液で使うパターンはよっぽどでなければないわけで???


来週早速弁護士と打ち合わせ。うまくクリアできればいいんですけどね?


だから、冒頭の”毛髪知識や技術に自信のない方のご使用はお控え下さい”って目立つように書いておけばそれなりに察してもらえるかなって!


他に冗談めいたタイトル何かありますかね?


いい案あったら誰か教えてくださ?い(笑)


 


もう一種類【髪質改善】って称してこれもペリセアーゼと1:1で混ぜて使うもの。ダメージしている既先部の縮毛や僕のいう還元トリートメントのアイテムとしても使えるように!


トリートメントをする際還元剤を絡めて毛髪修復していくっていうやつ!


還元剤といってもチオやシス系ではないですよ?スピエラでもない?おそらくシステアミンとかサルファイトあたりかな?ペリセアーゼとの相性抜群にして!


新潟の田辺さん見てますか?来週の出張楽しむにしてますよ?^^


 


 


 


 


 


 


 


 

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ちょっとガッカリ???

先月資生堂の”TUBAKI”に新バージョン【しろつばき】が発売になるってブログにて紹介したのですが「ダメージケア」に資生堂が本腰入れてって!


早速今日薬局に行って手に入れました。僕としても凄く楽しみにしていたのと、発売前に資生堂の元関係者の方とお話させていただいたり結構期待していたのに・・・・・・・・


何が変わったのだろう?赤いTUBAKIと!


【ダメージ修復】ってうたっている割には香りが変わっただけ?CMCの写真まで、それもカラーで!


その割には、ちょっとガッカリ・・・・・


成分的にはほぼ赤いTUBAKIと同じつばき種子油、ハイドロバンス(ヒドロキシウレア)、リピジュアのC(ポリクオタニウム?61)


使用した感じは、皮膜・・・・・・


アミノ変性シリコーン特有の仕上がり、普段ホームケアで使っていたらカラーはまず入らないんじゃ?それに異常なオイル感。ここまで泡起つのってくらいの起泡性。本当に髪のことを考えていたらこういう商品はできないはずなのに!


やはり日本人向け?というか髪のことよりも【日本人に好かれる】っていうコンセプトなのだろうか?


しろツバキの記事を書いて初めて見た方はきっと僕のこと資生堂の関係者だと思ったはず?それくらいヨイショしたんだけど、やっぱりこの程度、このレベルなんだなぁ?


正直あの資生堂がダメージケアに本気で取り組んでってことだから、いままでの概念を覆すような理論を元に新しい原料でくると期待していましたが大きくハズレてしまいました。

| 日記 | 17:23 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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久々の”ブログ”

ときわ台のお店もオープンから3ヶ月が過ぎお客様も増え毎日忙しくすごしています。


まったくパソコンを開かない日も多く、「最近ブログを更新できないくらい忙しいのですか?」とメールをいただいたり・・・・・・


9月から独学ではなく、基礎から髪や皮膚の細胞の事、香粧品化学などを学ぶため大学にも行っているので皆さんにお伝えしたい”ネタ”が山ほどあるのに!


今気が付いて慌ててブログを書いているのですがコメントいただいていたにもかかわらず返事すら返していない自分を恥ずかしく思っています。申し訳ありません。


”佐賀の志内さんへ”


処理剤、今までの処理剤の中で一番いいって言って貰えてうれしいですよ^^


オーナーさんは固いのですか?オーナーを納得させる方法?難しいですよね^^


以前に比べると髪の傷みに対する意識は高まっていると思いますけど関心のないオーナーさんや美容師さんも多いですもんね?気長に説得してみて下さい。もし導入が決まれば行きますよ!佐賀まで、飛行機で飛んでいきますので!!!


”MOMOKO"さんへ


経皮毒の事、僕は専門ではないので何とも言えませんけど・・・・・


最近僕も色々な原料を触っていて手荒れしたんです^^情けないけど・・・・・・


すぐ皮膚科に行って診てもらったんです。先生が


「職業は?」


「はい、美容室をやってるんですけど」


「これは職業病だね?」


「何でアレルギーがでたか特定できませんか?」


「無理!たとえカラー剤だったとしても10や20の成分が入っているでしょ?とてもひとつづつ調べることはできないし、ある成分とある成分が合わさって反応することも多いから・・・・」


「そうですか・・・・」


さらに皮膚科の先生は


「パーマやカラー、化粧品もそうだけど毒だから!毒があるから成分を表示しなければいけないんだよ!」


何ぃ?と思ったけど、化粧品が毒?って!経皮毒って本屋で見るとみんな医学博士って肩書き持っている著者が多いですよね?たとえば妊婦さんが破水したらシャンプー剤の臭いや漂白剤(塩素)の臭いがしたとか?これみんな経皮毒なんですよって!


でも出産を経験した人から羊水って「漂白剤くさい」って聞いたことがあります。確かに粘膜からは体に入りやすいっていうのはわかるんですけど歯磨き粉とかね?


 


今僕は学校で皮膚細胞を勉強していますが人間の体や皮膚って凄く良くできていて、ちょっとやそっとではビクともしないんですよね。ただMOMOKOさんの使っているビー○ンは疑問かな?そういう僕も以前ビー○ン使っていてそれに反発して自分でいいお水をって事でお店には浄化装置をつけているって事もあって・・・・・・


長年の蓄積って意味では否定はできないのかなぁ?去年ガンの1位が胃がんを抜いて直腸がんが1番になりましたよね?その原因として【ウォシュレット】っていわれているんですよね。トイレの!飲料水は浄水器などで美味しい水にして飲むことはできるけど、ウォシュレットから出るお湯は浄水していないから水道水中に含まれる塩素やほかの金属イオンなどが蓄積されて直腸がんになりやすいってね。


この辺の事は僕にはわかりません(笑)ごめんなさいこんな答えで!


最後に”九州男児”さんへ


どうしてディーラーを通さないか?ということですが端的に行ってしまうと販売価格が合わないからです(笑)


パティエンスで製造しても業務用のもので200コとか300コ、店販用のシャンプー、トリートメントで1000コです。業界的には非常に少ないロットなんですね。なので当然製造のコストが高くなってしまいます。資生堂やカネボウなら最低でも5万コ10万コ。下手したら同じものを作っても半分以下でできるんです。


大手がパティエンスのような処理剤を作ってくれればぼくがわざわざ処理剤やシャンプーなど作らなくてもいいんですけど、自分が使いたい処理剤やシャンプーがなかったからパティエンスがあり、商品があるわけです。今現在も数社のディーラーさんから問い合わせもあります。しかし、ディーラーさんが間に入ればその分購入してくださる美容室さんの価格が上がってしまいますので!


たとえば、製造原価が4000円の処理剤があったとします。販売元のパティエンスの製造原価は40%です。すなわち売値が10000円になるわけです。大手の化粧品会社では製造原価って20%以下が普通だと思いますがパティエンスは企業努力が足りず大量に製造できない?っていう事情もあり40%に設定しています。ただ本当に良心的にやらせていただいていて処理剤に関しては30%OFFの値段の設定をしていて10000円のものを7000円で販売しています。これがギリギリの線です。すいません。でも7000円がギリギリの線ですのでディーラーさんが入れば売値は間違いなく10000円になってしまいます。そうするといままで7000円でお届けできたものがディーラーさんの利益もありますので9000円とか10000円になってしまうのです。それども大量に販売できれば利益はは出ると思いますが、今度は逆に大量に商品を作る資金が必要になってきてしまいます。


こういうからくりがあるのでディーラーさんは通さないでいます。今ブログ書いていて気が付いたのですが、だからパティエンスは儲からないんですよね?


だって、導入セットは20%OFFでしょ!価格の設定が原価40%から30%OFF、導入セットはそこからさらに20%OFFですもん。さらにスプレーヤーやアプリケータ、送料負担ですもん(爆)


おまけに導入セット買ってくだされば日本全国どこでも旅費かけて行っちゃいます^^


儲からないわけですよね?


でも、今凄く楽しいんですよね。最初はお客さんが喜んでくれるのが嬉しくて、今は同じ職業をしている美容師さんたちを【アっと】言わせちゃいます!


「こんなのはじめてって!」


だから当分今の体制は続くと思います。ディーラーさんを入れずに直販でね^^


そして今までのメーカーさんではできないことをもっともっとしていけたらってね。たとえば僕も美容室の経営者です。トリートメント比率97%のお店の!そして客単価12000円のお店の!


ただいいものだからって中々残せる数字ではないと思います。スタッフとのコミュニケーションだったり、決して押し売りではないトリートメント施術のすすめ方、お客様が快くお金をお支払いしてくださり笑顔でお帰りいただき、全国どこでもパティエンスの商品を使ってくださる美容室さんにはまた行きたくなるようなお店にって本気で思っています・・・・・・・・・・


そういうアドバイスしている会社ないですもんね^^


僕なら美容室経営わかってないメーカーさんにアドバイスなんてしてもらいたくないし^^

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