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社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

2007年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年08月

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クエン酸リンスの本当の意味とは

明日、明後日(29日、30日)で奈良に出張に行きます。何度もブログを見てくださっているサロンさんで今回処理剤の導入に踏み切って下さり、講習にお伺いいたします。


新幹線の中、滞在するホテルでこのクエン酸リンスについて取引先用のブログPART2にて詳しく紹介していこうと思っています。


一般的にスキンケアやヘアケアで弱酸性というものに関して必ずといっていいほどpH調整剤が使われています。クエン酸をはじめ酒石酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸、珍しいものでレブリン酸など。


一方、アルカリの化粧品にはアンモニア水、L-アルギニン、モノエタノールアミン、尿素、刺激を抑えたいならトリエタノールアミンなどを配合しながらpHを調整しています。


 


今パティエンスではシャンプーの第2弾発売として、製造の担当者、研究員と頻繁に打ち合わせをしています。僕としてもこの酸性リンス、シャンプーを作る上で締めるpHの重要性などを感じています。別に七人の天使たちに満足していないわけではないのですが【もっと良いもの】同業者からも【凄い】って思われるような理論、作用、効果を持ったシャンプー、発売したいですもんね。


研究員の話の中で、今まで髪の等電点は4.5?5.5といわれていました。しかし最近、もっと低いのではないか?コルテツクスは4.5でも硬質なケラチン質であるキューティクルはそれ以下のため実際には3.85?4.25なのではないかっていう説が強いそうです。実際に繊維学会発表による羊毛の等電点は4前後であり、毛髪もほぼ同じなのではないか?というものです。


年がばれてしまいますが昔おばあちゃんが弱アルカリの石鹸や石鹸シャンプーで洗髪した後、リンスしていたのを思い出します。


ピンク色やきみどり色のリンスをキャップ1杯桶に取り、水200ccで希釈して髪につける。僕も小さい頃真似してやると髪がサラサラになり、櫛どおりが良くなります。


練馬のお店の近くに美容商材屋があるんですけどぶらっと行ってみたら昔の【リンス】見つけ思わず買ってしまいました。持ち帰ってpHを計ってみると2.9。


「pH低すぎないか」


っていう疑問から早速僕なりに深く探ってみました。


シャンプーを作用させる定義は頭です。頭は頭皮と髪ですが頭皮は皮膚、髪はタンパク質繊維です。これまったく違う細胞です。2種類の洗浄対象物を同時に洗うわけですので。これがシャンプーつくりの難しさの所以なのだと思います。


頭皮だけの洗浄を目的とするなら弱アルカリで洗浄すればその加水分解アルカリは頭皮にの洗浄にとって有為なのですが、繊維である髪にとっては弱みになってしまい洗髪によりダメージさせてしまいます。


 


詳しくは認証制のブログPART2にて近日中に記事にしていきますが、クエン酸リンスの本当の意味、効果、を理解した上でのサロンワーク、また技術的にも優位になること間違いないと思っています。


僕自身もパーマのブロム2剤前に【酸リンス】って言っていますがこの場合の酸リンスは2剤がより有効に働くようにするpHコントロール、しかし今回の酸リンスの意義はこれとはまったく違う意義のもの。


ブログPART2ではシャンプー後のリンス、トリートメントとは髪のアミノ酸は両性繊維質。等電点付近でのカルボキシル基の遊離、アミノ基の解離の関係を詳しく、なぜ髪の等電点が今いわれているpHより低いといわれはじめたか?


一般には酸リンス、PHコントロールで櫛どおりが良くなるために弱酸性のシャンプー、トリートメントが主流ですが、それだけではないんですよ。


髪に有害とされる金属石鹸、アルカリに傾いた髪の中和(アルカリ除去)作用、実際にはもっと重要な電荷の中和、カチオンとの関係、粗悪なシャンプー、トリートメントを使い続けると髪の中や表面でどんなことが起きてしまうのか?


美容師としてお客様の髪を任せていただく仕事をしているわけですので、やはりこの辺の事は絶対に皆さんにお伝えしたい点でもあります。


お取引先のサロンさんと共にもっとレベルアップをしていきたいと思っていますのでご期待下さい。

| 日記 | 21:08 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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ペリセアーゼを使って用事調整???

昨日は遅くまで渋谷で講習をしました。臨店講習です。今後サロンはどうなっていくのか?差別化が大事って良くいわれているけど差別化って何だろう?


このような話題になって帰りの車の中で自分なりに考えてみる。講習では僕なりに


「お客様の笑顔が一番」


「他のお店では対応できなできない施術をすればいい」


なんて漠然な答えをしていたんだけど、具体的にどんな対応してるんだろう?ふと考えてみる。対応の仕方もっとつたえられないかなぁ?。ヒントを与えられないかな?ってね。


 


パティエンスの処理剤が出来上がって早1年、どうしてもツヤの出せなかったお客様に毛先までツヤ感を与えたり、枝毛は切らないと治らないって概念を何とか覆してやろうって。


 


それまで使っていたメーカーのものでは対応しきれないような施術でも随分可能になったような気がします。


 


今現在も他店で縮毛矯正をかけたら「毛先がチリチリになった」とかデジをかけたらゴワゴワ、カールがでない・・・・・・・・・・・


また、美容師さんからはデジタルパーマ。初回、2回目あたりは良いけど3回目以降カールが出ない!


ダメージが気になって怖くてかけられない^^


 


ただデジタルパーマに関してはうちでは3回かけたらかからなくなる?とかダメージが気になるっていうことはありません(@@)/~


最終的には髪質の見極めと薬剤の選定。これ一言に限ると思います。それに付随して施術の工程!



3回目からデジのカールが出ない。傷むっていうのは理由があるからで、このような理由をひとつづつ取除いてあげられれば何度かけてもかわらないわけで、髪が傷んでしまうというのは何かが欠如しているって自分のお店のスタッフならズバッといえるんですけどね?


「髪を傷ませずにパーマ、カラーを」


「傷んだ髪を修復する」


うちでも広告なんかにこういったキャッチコピーで掲載しています。でも最近広告に目を通してもこういったお店うちだけではなく他のお店でも同じようなことをいっている美容室、随分増えてきたような気がします。


ただ、他の店に関しては「こんな事うたってどこまで対応できるんだろう?」


こういった広告を出せば当然重度のクリティカル毛のお客様が来店します。ケーダッシュでも例外ではありません。




毛髪を見て愕然とするケースもしばしば。でもこういう場面で対応できる知識や技術、どれだけ懐が深いか?自分のポケットをいくつ持っているかで対応できるかできないかと僕はおもっているんですけでどね。


こういったケースでお客様の口から出てくる言葉、だいたい決まっています。




「デザインはいいから何とかして、あなたに任せるわ」


「とにかく手入れできるようにして」


その日1日で見違えるように変わるお客様もいれば、1度では中々目に見えて違いは出てこず、でも明らかに回復傾向には向かってるけど


「来週また来店できますか?」


「はい、大丈夫です」


今まで一番だったお客様は月2回、3回来店してもらって3ヶ月かかったお客様もいます。クセが強く他店で縮毛矯正したら、放置に1時間ですって!髪全体、根元からビビリ毛。髪をぬらすと毛先が溶けてる(笑)


全体的にビビリ直しができないからパートに分けて6回分割の施術。


スタッフも含めて「いい仕事」してると思います。


今日はペリセアーゼを使って「合法的」に用事調整の仕方をちょっと紹介しますね。


ペリセアーゼはトリートメントクリームという位置付けではなくて、あくまでも前処理剤。という事は以前もお話しました。pH4.8に調整していることから施術前のアルカリ残留の除去、PPTの吸着性の向上やカラー前のCMCの補填。また後処理で使用すれば自然に等電点に戻してくれる。



でも逆のケースもあります。撥水毛で薬剤の浸透が著しく遅い、なかなか上がって来ない髪質です。このような髪はやっぱりアルカリに持っていってあげることもテクニックの一つだと思います。


そこで施術前にカラー剤のクリアを用いたり、うちにはアミン系やアンモニアなどのアルカリ剤がありますが、ここで用事調整、腕の見せ所です!


薬局で揃うものだけで作ってみました。




何度もデジタルパーマをかけ、ウェーブがだれてしまった、又はデジをかけたがウェーブがダレてしまった。何度もデジをかけたくないって時に良いと思います。

ダレてしまったウェーブ復活、手触り感向上、料金的には髪質改善のトリートメントと同等¥10000前後かなぁ?



なぜウェーブが出てきたか?次回また詳しくお話しますが、この類の事やってる方いますか?お分かりの方、やられている方次回更新までに僕にこっそりメールでお答え下さい。




ヒント




アミノ酸(アルギニン、リジン、ヒスチジン)???


イオン結合(+、?)


 


詳しい薬剤の作り方,施術方法は?


http://excelpatience.blog111.fc2.com/
にアクセスしてください


 

| 日記 | 19:55 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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回答です!

最低限の処理剤?


う?ん、難しい質問ですね?ガンマルファ、アルファソリューションの高分子ケラチンをはじめ、ヘマチン、ヒートシルク、キトサンなどは他のメーカーさんからも同じ原料を使った処理剤は多くあると思います。正直いって。


だから、


「パティエンスの処理剤は特別だよ」


「他に同じようなものはないよ」


とはいわないつもりです。でも明らかに違うのは原料自体の配合の量だと思います。そしてもっと言わせてもらうなら


「いらないものはない」って事でしょうか?


 


たとえばガンマルファなりアルファソリューションなりを単体で使ってみても「なんだぁこんあものか」って思われると思います。でもこの高分子のケラチンをより生かすための【ペリセアーゼ】だったり【キトグラス】【ソワキュート】だと思っていますし、そのための毛髪の知識だったり、ケミカルの知識だったり。


だから処理剤が今現在8種類ありますが何一ついらないものはありません。


他のメーカーなら分子量400、600.4000、10000みたいなラインがあって、分子量で使い分けみたいなものが多いですよね。でもそれって無意味だと思っています。分子量が小さいから髪の中に入っていけるような解説ですよね?


でもケラチンに関していうと、「高分子はは入れない」「低分子なら入れる」って言う解釈は間違っていると・・・・・・・


高分子が入れないなら低分子も入れないんですよね。講習はこの辺の事を理解していただくことからはいるんですけど!


パティエンスの商品に関しては分子量など選ぶ必要はまったくないわけで、それよりも化学修飾というか誘導体の特性を理解できれば上手く乗りこなせてしまうともおもっていますから。


髪質に合わせてそれぞれの特徴を生かすために順序だって使うからこそ仕上がりの質感を出せるわけだし、8種類のうち何かひとつでも足らなければ同じようには上がってこないとも思っているし。


そういう意味でも僕としてはガンマルファだけ、モイストパティエンスだけっていう使い方よりも、いろんな意味で大変ではあるけれどシリーズで使ってもらえたらなぁって事もあっての【導入セット】だったわけで、大変な思いをされて導入していただいたわけなので、どこでも講習に伺おうって事になったわけです。


よろしくお願いいたします。


 


 

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