社長のひとり言 

美容師のためのケミカル&サイエンス

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一番自分が疎か

大変なことになってしまいました(^^)

バンコクでどのように縮毛矯正を展開していくのか?
タイ人の美容師にどうレクチャーしたらよいのか?
などと考えているとLineが・・・・・


昨日サロンさんに納品させていただいたシャンプー。
ポンプから中身が出てこない(笑)

本当に笑い事じゃなくて・・・・・
それも山野短期大学で製造実習のきっかけを作ってくださった先生のサロンが、僕のことを信用してくださって作っていただいたにもかかわらず、

ほんとうに何やってんだろ

今回、ヘマチンのシャンプーを作ったのですが、ヘマチンって本当に独特で、ただ混ぜればよいかっていうと、そうでもなくて。
他社から出ているシャンプー、お気づきの方もいると思いますが

シャバシャバしてるでしょ?

特に容器に入れた際、向こう側が透けて見えないくらいにヘマチン濃度高めのシャンプーで粘度を出していくには技術的なもの。

そう難しいの・・・・・
だからみなヘマチン入りのシャンプーは手のひらに取ったとき指の付け根からこぼれてしまうくらい
”シャバシャバ”

ヘマチンは血液由来で人間もそうだけど豚や動物の体内のpHが関係してきます。
シャンプーで言えば、本当は等電点に限りなく近くして、最近では界面活性剤も弱酸性でも泡立ちを損なわない原料も多く、pH4.5とか5くらいでも十分な泡立ちを保てるのですが、そこにグロスフィリンを入れてしまうとまず形状が壊れてしまって、黒から茶色の変色(笑)

そういう自分だっても何度失敗したことか。

そこから本体の温度やもちろんpHだったり、HECやCMCなどの余計な増粘剤を入れなくても粘度を出す方法が解っちゃったもんだから、少し調子こいちゃったのも反省しています(笑)

本当に高濃度のヘマチン入りのシャンプーで増粘剤なしで粘度のあるシャンプー、他の会社じゃ作れないでしょ?
”そんな技術、ないでしょ?”
なんていっていた自分が愚かに思える。

問題のポンプがこれ

IMG_1307.jpg

デザインは良いんだけど1cc吐出を忘れていました^^
粘度がありすぎて一度プッシュするとそのまま戻ってこないの(笑)

これって商品にならないでしょ?


IMG_1305.jpg

なかみが良すぎちゃって

出ない(笑)

今工場の手配が終わり再び作り直し(笑)
ボトルやポンプ、ラベルもOK!
でもこの出てこないシャンプーはやはり捨てるのはもったいないなぁ^^

再利用の方法考えないとな~
今回の製品は丸々の損になってしまったけど、良い勉強になりました^^

今日は夜遅くまで頑張ります(泣)
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バッファ酸リンスについて

最近導入されたサロンさんからのお問い合わせで

「パティエンスアシッド」をオードパティエンスで希釈したら真っ白に濁ってしまい小さな粒が凝固してしまったのですが大丈夫ですか?

ゲゲエッ!

クレームではないのですが一瞬ドキッとします^^
きっと他のサロンさんでも同じようなことが起きてるはずですのでちょっとブログで説明しようと思っています。

パティエンスアシットはご存知酸リンス。
バッファ剤としての機能も持たせているため等電点に調整しています。

アルカリ側にも酸性側にも引っ張られること無く緩衝作用を持たせています。

アルカリ側の緩衝にはクエン酸とりんご酸、酸性側にはクエン酸Naとリン酸を使用しています。安定性を出すために界面活性剤を配合していますが、対象物は主に毛髪になってきますのであえてこの界面活性剤にカチオンを持ってきています。

強いカチオンではこんなことは起きないのですが、使用する用途を考えると同じカチオンといっても非常に弱いものをあえて選んでいます。
そのため温度が低下するとこのように白く濁ることがあります。
春になり暖かくなればこのようなことは起きませんが今の時期、朝お店にきてまだ部屋の中が暖まっていないときに希釈してしまうとこの界面活性剤が白濁してしまいます。


品質や性能にはまったく問題ありませんが、もしこのように濁ってしまったら湯煎して人肌に暖めていただくかウォーマトロンなどにしばらくつけていただくと透明に戻ります。


ちなみにアルファソリューションも低温には弱く凝固してしまいます^^
アルファソリューションの場合は希釈する前の原液の状態でも起きます。
製造の段階で水の量を増やせば同じ原料でも凝固することはありませんが、原料が濃いために起こる現象です。
アルファソリューションは髪への吸着性を持たせるために水に溶けずらい高分子ケラチンです。
原料自体を分散、液体状にするためには水で溶かすことができません。

そのため尿素とSLS(ラウリル硫酸塩)にて溶解していますのでやはり界面活性剤に起因してこのようなことが起こってしまいます。


特に寒い地方のサロン様にはご迷惑お掛けしますがしばらく暖かいところに置いていただくか、湯煎などで溶かしてからお使いください。

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