社長のひとり言 


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18メイコエイコサンアシッド
2009/04/06 11:05

原料のサンプルもほぼ揃ってきたところで早速レポートしてみようと思っています。
まず18MEA!

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18MEAについてどんな認識を持っていますか?
表示名称にはポリクオタニウムー33または羊毛由来のラノリン脂肪酸として、脂肪酸(c14?28)、分岐脂肪酸(14?28)あたりが一般的だと思います。(アルキルアシッド、イソアルキルアシッド)

ただこの2つを比べた場合同じ18MEAといわれているのですがまったく違う原料ではないかと思う。ポリクオタニウムー33に関してはまさしくポリマーという感覚で18MEAとはかけ離れているという感覚。本来毛髪が持っている18MEAに近いのはやはり脂肪酸、分岐脂肪酸。

ポリクオタニウムー33は構造すら違えどまさしくジメチコンではないかと思います。なぜならば18MEAの持つ特徴として一番に上げられるのはやはりキューティクル保護。毛髪自体をコーティングさせるジメチコンをはじめ、これらのポリマーの特徴として失われてしまったF?Layerの代わりにリフトアップを抑え、すべりを良くし結果的にはダメージ防止に繋がる。そこが18MEAといわれる所以ではないかと思う。
またいいのか悪いのかこれらのポリマーに関しては毛髪に使うようほとんどの物はカチオン化させているため中々落としづらいという特徴も持っています。

僕ら施術する側の美容師にとってどうだろうか?
確かにジメチコンやカチオンポリマーは質感を上げていく上で非常に重要なものと思います。
もちろんジメチコンにしてもて低粘性で洗えば落ちてしまうもの、高重合のジメチコンをジネオペンタン酸メチルペンタンジオール類のエステルによって溶解して配合したり、ジメチコンのチョイスによっては同じ配合にしても別物になってしまう。



僕も講習会などでは盛んにこの18MEAの役割って事でお話させていただくのですが、【天使の涙】を作るとき悩みに悩んだ末、処方していったんだけど専門的なことは置いといて、復習の意味も込め解りやすいよう【天使の涙】の特徴なども話していきます。

まず18MEA、専門的にはF?Layerとも言われています。
毛髪からMEAが発見されたのは1988年だからこの20年、各社で研究されてきてんだと思うけど、盛んにMEAについて発表されてきたのはここ5,6年のお話。

18MEAと固有名詞を付けてる文献に関しては花王が最初でしょうか?
MEAとはメチルエイコサン酸、哺乳類の体毛や毛髪表面に特有に存在する分岐脂肪酸。末端のメチル基の炭素原子から数えて18番目にエイコサンがついてるという意味での18MEA。
構造を比較してみるとオレイン酸、パルミチン酸も良く似ている。
洗い流さないトリートメントオイルなど、たとえばアボカド油、ククイナッツ油、オリーブ油、椿油などなど、18MEAが発見される以前から髪に良いとされていたのは納得されるのではないでしょうか?

講習などでは解りづらい方もいて例えてお話してるのですが、子供の髪を思い浮かべてみてください。美容師ならお解かりと思いますけど、お子さんの髪をカットする際スプレーヤーで髪を濡らすと思います。しかし毛髪の表面をツツーって水が弾いてしまい中々濡れなくないですか?
以前は疎水の強いエピキューティクルと思われていたのですが、F?Layerはエピキューティクルではなくまったく別のモノとして認識されています。
この水を弾く成分こそ18MEAそのもの。
お子さんの髪って艶があり、モイスチャー、手触りなど本当にきれいですよね?

そこで施術後のお客様の髪を触りながら

「まるで子供の髪みたいですよ!」

これが僕の殺し文句!

そう18MEAはパーマやカラーなどの化学的な要因、強い紫外線や粗悪なシャンプーなどでの洗髪などでも失われてしまうとされています。
一度失ったものはミトコンドリアでも生息させない限り(笑)

再生はできない^^

だからどうしても擬似的に与えてあげるものなのです。

ダメージを受けた毛髪はこの18MEAの剥離は必然的に起き乱反射が起こるため、見た目がきれいに見えないうえに、弾力が失われてハリがなくなります。
トリートメントなどで18MEAを付与すると、ダメージを受けて傷んだ毛髪表面の疎水性(水をはじく)と潤滑性(滑り)が向上し、そしてシャンプー後にタオルドライして湿った状態でも、絡みつきが少なくボサボサになりにくくなります。また乾燥後も、滑らかでパサつかず、まとまりがよく、サラサラと流れる美しい髪に改善されるわけです!


そこでクローダの18MEA。組成は脂肪酸と分岐脂肪酸。組成は100%、形状は白色固形物。
ちょうど柔らかめのろうそく。スプーンの上に乗せ下からライターであぶるって見る。

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無色透明の液体に!
まさしく蝋です。解けた18MEAを手に取るとまた蝋に!

やや使いづらい部分をあるため「インクロクワット 18MEA?40」
これはDPG(ジプロピレングリコール)で溶解したもの。18MEAの組成は40%。非常に使いやすい形状だと思います。

今日はもう時間がなくなってしまってこれ以上書けません。
次回、もう少しこの18MEAのこと。天使の涙を製品化するために考えた骨格。十〇油や他社の同じようなトリートメントオイルと同じように考えられがちだけど、まったく違うコンセプトで作ったし、性能も違います。
その辺のこともう少しお話します!


カテゴリ:日記

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